ライカが欲しい…
当時の現行機種であるM6はボディのみで確か七十数万円…
辛うじて手に入れられたのは964、じゃなくてM3…
結果的に、コスト度外視で作られたとも言える精密感に打ちのめされたのですが…
その後、カメラと一緒に色々参考書も買い求めて、ライカと言うのはエルンスト・ライツ社で作ったカメラだからライカと言うのだと知りましたよ。
ほら、トミーで作ったミニカーだからトミカと言うのと同じですね(笑)
空冷911で言えばタイプ930のような存在…M4であります。
カメラのボディ上面に刻印された文字はM3と同じ…
筆記体でLeicaとあって…
ELNST LEITZ GMBH
WETZLAR GERMANYと。
これがフルモデルチェンジしたライカM5では、上面にあったLeicaの文字は、LEICAと大文字になってボディ前面に移動しました。
M5のボディ上面にある筆記体の刻印は、LeicaからLeitzへと変わっています。
ライカの名前の刻印は一つだけ…
その後、M5の評判が悪かったこともあって、再びM4のスタイルに戻ることになって…
先祖返りしたのがM4-2です。
ライカの名前は前面に、ボディ上面には社名が刻印されています。
M4-2の後継モデルのM4-Pであります。
刻印の配置はM4-2と同様ですが、ここで、最近のライカのカメラではお決まりの赤バッジが登場します。
んでも、赤バッジの文字はLeicaではなくてLeitzなんですよね。
屋上屋を重ねない…
現行機種までつながるとも言えるフルモデルチェンジとなったM6であります。
赤バッジの配置は変わりましたが、書かれている文字はLeitzです。
画像では見にくいのですが上面には小さくELNST LEITZ WETZLAR GERMANYと一列で刻印されています。
同じM6が、こうなると…
全面にあるLEICAがなくなって、赤バッジの中の文字がLeitzからLeicaになりました。
これは社名がエルンスト・ライツ社からライカ・カメラ社となり、創業者エルンスト・ライツ氏の名前が消えたわけです。
ポルシェは名前が消えなくて良かったですね。
ボディ上面の刻印はなくなり、この空きスペースは様々な特注モデルのための文字や絵を刻印するためのスペースになります。
ブルックナー没後百年?ライカとは何の関係もありませんが、これはあたしも欲しい…
やっぱり上面にはライカの刻印があった方がイイと考える人はいるもので、そんなライカ人類のために限定で復刻した昔ながらのデザインですが、よく見ると…
ELNST LEITZ WETZLAR GERMANYではなくてLEICA CAMERA AG SOLMS GERMANYとなっています。
社名は変わり、所在地もウェッツラーからソルムスに移っているので、こうなっているわけです。
…と、長々と書いてしまいましたが、見れば見るほどライカと言うのは律儀な、自分で決めた約束事を守るメーカーなのだなぁと。
ドイツのものづくり企業の気質を見るようで興味深いです。
あ、今がどうなっているのかは分かりませんけどね(笑)
Posted at 2020/04/29 15:39:17 | |
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