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porschevikiのブログ一覧

2020年04月30日 イイね!

もう一つの眼鏡…

もう一つの眼鏡…すっかり忘れていました。

ライカM3用のメガネ付きのレンズを紹介しましたね。

カメラに眼鏡をかけるなんて何ともユニークな発想です。

前回は右側の35ミリのズマロン…

もともと広角で50ミリまでしか対応していなかったM3のファインダーフレームを眼鏡をかけることによって50ミリを35ミリまで広げてしまおうと言うものでした。

当然、ファインダー像は元の像より広い範囲が見えるようになります。


んで、今回は左側の近接撮影機能の付いた50ミリのズミクロン…

M3と一緒に購入した標準レンズです。

眼鏡付きのズマロンは、一応M3専用のレンズなのですが、こちらはM3に限らずM4でもM5でも使用できます。

眼鏡の役割が違うのです。




ご覧のとおり、つまみがあって、メガネの部分を引っこ抜くことができるのですよ。

眼鏡を外してしまえば、ただの50ミリの標準レンズです。

この眼鏡を装着することによって、最短でも1メートル程度までしか寄れないレンジファインダーのズミクロンが、何と0.48メートルまで寄れるようになるのです。

画像のちょうど真ん中、ピントリングの根元に凸型の出っ張りがあって、0.9メートルのところでピントリングのボッチ(マイナスネジの下にある□)がぶつかってストップがかかるようになっているのがお分かりですか?

この状態からピントリングを回していけば、0.8、0.7と、レンズがせり出して0.48まで寄れるようになるわけです。

レンジファインダーカメラは、その構造上、レンズが捉える像とファインダー越しに見える像にズレ(パララックス)が生じるのが宿命なのですが、この眼鏡をかけることによって、パララックスが補正されるようになっているのです。

う~ん、惚れ惚れするほど凄い仕掛けですよ。

さて、このままではボッチが凸に引っ掛かって1メートルから無限遠の方向にピントリングを回すことができません。

眼鏡を外そうにもロックがかかっていて、外すことができません。

ではどうするのか…

画像の上のピントリングのローレットの部分をぐいっと引き上げて、ボッチを凸の部分を跨がせて、手を離すと、それまで凸の右側にあったボッチが凸の左側に移動します。

そうすると、眼鏡を固定していたロックが外れて、眼鏡を取り外すことができるようになり、ピントリングは1メートルから無限遠まで回すことができるようになります。

と言うことで、分かりにくい説明ですみません。


空冷フラットシックスもイイものですが、金属とガラスでできたずっしり重いレンズを、これまたずっしり重いM3に装着して手にすれば、写真を撮るなどと言う本来の目的なんてどうでもいいくらいになっちゃうんですよね。


それに…




このくらいの大きさであれば添い寝したってノープロブレム(笑)
Posted at 2020/04/30 21:04:08 | コメント(1) | トラックバック(0) | ライカ | クルマ
2020年04月29日 イイね!

ビジネスでも旅行でも…

ビジネスでも旅行でも……と言うことで、我が家にやってきたTimeless Romance…

たかが各号ペラ一枚のカーグラフィック誌の広告とは言え、毎号で30年分ですから読み応えもたっぷりです。

1ページに4ページ分が収められているので老眼には堪えますが、苦手だった読書感想文のつもりで、ちょこちょこ書いてみようかなぁと。



まずは初回、1962年の12月号であります。

1931年に創設され、パッカードの総代理店を勤めていた三和自動車の前身「三柏商会」がポルシェの総輸入代理店としてポルシェの輸入を始めたのが1952年…

1957年には、自動車の輸入販売会社「三和自動車」となったものの、1961年には資金繰りの行き詰まりにより関連会社の三和不動産に買収されて一時は社名が消滅…

1961年に、三和不動産が「三和自動車」に商号を変更して、新生「三和自動車」として自動車の輸入・販売事業を行うこととなり、目黒区中根に新社屋、ショールーム、サービス工場を完成して移転したのだと…

最初のカーグラフィックの広告は、その1年後と言うことになりますね。

1ページ全面ともなれば、当時の広告掲載料も馬鹿にならなかったと思いますが、浮き沈みがあろうとそれを30年以上続けるとは、まさに継続は力なりと言うところでしょうか。


さて、中身ですが、時は当然356の時代、タイプBですね。

「誇り高きPORSCHE」とあって、「For Business & Tour」と…

えっ?仕事に旅行…

それ以外のクルマの用途って何?


「…都会の雑踏でも、ゆっくり走らせる事も出来れば、ハイウェーで疾走する事も出来ます。しかも、人も車も全然つかれる事を知らないのです。ポルシェはビジネスに旅行に、あなたのあらゆる希望をかなえてくれる誇り高き車なのです。」と…

当時、ビジネスか旅行のいずれかにしか使えないクルマなんてなかったでしょうから、いったいどこが誇り高いのか…

おそらく、ここでは「人も車も全然つかれる事を知らない」と言うところがキモなのでしょうね。

純然たるスポーツカーなのに、ビジネスも旅行も当たり前にこなせる…

当時、これは簡単なことではなかったのでしょう。

そこに誇りがあったのではないかなぁと思います。


「ポルシェについて詳細に知りたい方は職業、年令を明記の上、おハガキでお申し込み下さい。カタログ送ります」とあります。

投函できたのはどんな人だろう…

今ならブガッティやパガーニに問い合わせるようなものですかねぇ(笑)
Posted at 2020/04/29 21:04:16 | コメント(3) | トラックバック(0) | タイムレス・ロマンス | クルマ
2020年04月29日 イイね!

律儀なメーカー…

律儀なメーカー…ライカが欲しい…

当時の現行機種であるM6はボディのみで確か七十数万円…

辛うじて手に入れられたのは964、じゃなくてM3…

結果的に、コスト度外視で作られたとも言える精密感に打ちのめされたのですが…


その後、カメラと一緒に色々参考書も買い求めて、ライカと言うのはエルンスト・ライツ社で作ったカメラだからライカと言うのだと知りましたよ。

ほら、トミーで作ったミニカーだからトミカと言うのと同じですね(笑)




空冷911で言えばタイプ930のような存在…M4であります。

カメラのボディ上面に刻印された文字はM3と同じ…




筆記体でLeicaとあって…
ELNST LEITZ GMBH
WETZLAR GERMANYと。




これがフルモデルチェンジしたライカM5では、上面にあったLeicaの文字は、LEICAと大文字になってボディ前面に移動しました。




M5のボディ上面にある筆記体の刻印は、LeicaからLeitzへと変わっています。

ライカの名前の刻印は一つだけ…


その後、M5の評判が悪かったこともあって、再びM4のスタイルに戻ることになって…



先祖返りしたのがM4-2です。

ライカの名前は前面に、ボディ上面には社名が刻印されています。




M4-2の後継モデルのM4-Pであります。

刻印の配置はM4-2と同様ですが、ここで、最近のライカのカメラではお決まりの赤バッジが登場します。

んでも、赤バッジの文字はLeicaではなくてLeitzなんですよね。

屋上屋を重ねない…




現行機種までつながるとも言えるフルモデルチェンジとなったM6であります。

赤バッジの配置は変わりましたが、書かれている文字はLeitzです。

画像では見にくいのですが上面には小さくELNST LEITZ WETZLAR GERMANYと一列で刻印されています。




同じM6が、こうなると…

全面にあるLEICAがなくなって、赤バッジの中の文字がLeitzからLeicaになりました。

これは社名がエルンスト・ライツ社からライカ・カメラ社となり、創業者エルンスト・ライツ氏の名前が消えたわけです。

ポルシェは名前が消えなくて良かったですね。

ボディ上面の刻印はなくなり、この空きスペースは様々な特注モデルのための文字や絵を刻印するためのスペースになります。



ブルックナー没後百年?ライカとは何の関係もありませんが、これはあたしも欲しい…




やっぱり上面にはライカの刻印があった方がイイと考える人はいるもので、そんなライカ人類のために限定で復刻した昔ながらのデザインですが、よく見ると…

ELNST LEITZ WETZLAR GERMANYではなくてLEICA CAMERA AG SOLMS GERMANYとなっています。

社名は変わり、所在地もウェッツラーからソルムスに移っているので、こうなっているわけです。


…と、長々と書いてしまいましたが、見れば見るほどライカと言うのは律儀な、自分で決めた約束事を守るメーカーなのだなぁと。

ドイツのものづくり企業の気質を見るようで興味深いです。


あ、今がどうなっているのかは分かりませんけどね(笑)
Posted at 2020/04/29 15:39:17 | コメント(0) | トラックバック(0) | ライカ | クルマ
2020年04月29日 イイね!

ヤツだ…!ヤツが来たんだ!

ヤツだ…!ヤツが来たんだ!ははは、何度も失礼しました。

最初に見たのはミツワの小山デポ…

手を尽くして探したのに見つからず…

ここで縁あってようやく巡り合うことができました。


A Timeless Romance…

ミツワ自動車 のポルシェ輸入40周年とカーグラフィック誌の創刊30周年を記念して、1993年8月にポルシェの輸入代理店であったミツワ自動車が出した一冊であります。

カーグラフィック誌の創刊号は1962年4月号…

ミツワ自動車は、創刊年の12月号からポルシェの広告を掲載しているのですが、このA Timeless…は、1993年3月までに掲載された広告を収録したものです。

だから、この間のカーグラフィック誌を持っていれば不要と言えば不要なのでしょうけれど、30年分のカーグラフィック誌を揃えるだけの余力のないあたしにとっては、30年分が一冊に収まっていると言うのは、ホント、こんなにありがたいことはないのであって…

パラパラと眺めてみたのですが、どれを見ても、内容は全て私達のような空冷人類の昔語りとは対極の、最新で他に先駆けて未来に向けて語られたものです。

まあ、それが時を超えてロマンスになっているのでしょうけれど、とにかく、ポルシェを通して語られるその時代の話は…

興味は無尽蔵…

ブログネタも無尽蔵…


ははは、戦いはGWだけではないのだよ…

この一冊で、オイラはあと十年戦える(笑)
Posted at 2020/04/29 09:19:35 | コメント(6) | トラックバック(0) | タイムレス・ロマンス | クルマ
2020年04月28日 イイね!

ダメだ…

ダメだ…ダメだ…

あれを…

あれをヤツに渡しちゃダメだ…

渡したら…

もうお終いだ…
Posted at 2020/04/28 21:06:43 | コメント(0) | トラックバック(0) | ポルシェ | クルマ

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「予習したものの… http://cvw.jp/b/368036/47681967/
何シテル?   04/28 01:52
ずっと憧れ続けていた空冷911。まさか本当に乗ることになるとは・・・ 6年間乗った後、何の心境の変化か、ミニクラブマンに乗り換えました。 その後、空...
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