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■2024クラゴン部屋開催予定■ ※まだまだ追加します!

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 4月23日(火)午前 筑波ジムカ場(仮)
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11月15日(金)~17日(日) クラゴン部屋冬場所

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2020年08月28日 イイね!

ブレーキパッド選び NG編の解説4

解説の続きではなくて、実際にブレーキを強化する必要があった例です。



速っ!! R35GT-Rをけっこうバリバリに仕上げたクルマです。

ショートシフトでまだぜんぜん全開じゃないのに1分フラット。全開で行けば58秒は出る。タイヤなど条件がよければ57秒台も行けるかも。

でも走行会では他の人より速すぎてクリアラップが取れないという(笑)。

重いクルマを速くしたら、ブレーキは当然強化が必要になりますよね。特に何周か連続で走りたいとなれば。



必要になったら適したモノを躊躇なく投入することが肝要です。もちろん値段は張るけど、それだけの価値があるかどうかを決めるのは、オーナーたるみなさんですから。

サーキットを走る前、あるいは初心者のうちに、よくわからない状態でとりあえずお金をかける必要はないってゆーか、いい結果にならないことがほとんどです。選べる人が目的に合わせて投入するのはもちろんOK。


あと「純正と同じ大きさのフローティングローターは」というコメントをいただいておりますが、答えは同じです。それが必要なら入れる。必要でないなら入れない。

フローティングってことは摺動部があるじゃないですか。

動くと削れちゃうはずだから、メンテナンスの周期やコストはどんな塩梅なんですかのう。レーシングカートはフローティングのローターだったの思い出した(笑)。

フローティングかどうかというよりは、どこが造ったモノで、それが信頼おけるかどうかが肝要でしょう。
関連情報URL : http://kuragon.net
Posted at 2020/08/28 22:00:18 | コメント(1) | トラックバック(0) | サーキットに行こう! | クルマ
2020年08月28日 イイね!

ブレーキパッド選び NG編の解説3

じゃんじゃん続きます。

■社外のでっかいキャリパーを入れよう(ダメ

キャリパーもブレーキパッドと同じく勘違いしやすいです。でっかいキャリパーは制動距離を短くしません。制動距離を短くするのはタイヤのグリップ。

では効果は何かといえば容量アップ。フェードするまでの時間が長くなるという方向です。

だから必要じゃないかぎりは不要です。

剛性が上がってタッチが良くなるというアレもあるけど、じゃあそのために1ロードスターくらいの予算をかけるかといえば、ないな。ブレーキバランスが狂ったりするデメリットの方が多い。

実際に必要な状況って、容量が足りなくてずっとフェードぎみだったりして踏力上げたらキャリパーが開いちゃうとか、けっこう具体的な不具合が出てからです。

それ以外はドレスアップ(笑)。重要保安部品でドレスアップはないべ。


■社外のローターを入れよう(ダメ

ついでにローターの話も書いておきます。

キャリパーと同じく、必要ない限り純正がベスト。純正より安い社外のローターなんて絶対にダメです。見た目がいっしょだから機能もいっしょなんて、資本主義社会についての勉強が足りませんぜ。

まあコレは実際にそーゆー経験をしてみないとわからないから、理解しなくても大丈夫です。信じるかどうかはあなた次第。クラゴン部屋に来る人だけわかってくれれば。

「自分は使ってるけど大丈夫です!」と言う人が必ずいますよね。好きにやってて。オレはもうお伝えしましたので。

資本主義社会の工業製品というのは、安けりゃ不良品が増えるんですよ。クオリティが不安定になる。ほとんどが問題ない中で、稀にある不良品に当たったときに、それが原因だと判断ができるかっちゅー話ですね。

スリットローターは必ずしもダメではありません。純正で着けてるクルマもあるし、かなりヤル気を感じる(笑)。

問題はね、ブレーキパッドが減るんですよ。

「スリットでパッドを削って、炭化してない面を出そう」というのがスリットのお仕事らしいです。削ったらそりゃ減ります。

でもタッチが良くなるはずだから、絶対ダメでもないです。減りをちゃんと把握して、交換して、その費用が大きな負担じゃなければ。とは言いつつ、やっぱり必要なかったらイラネ、というモノではあります。



オレは純正派だと言われますが、別にそうではないですにょ。レーシングカー大好きだし。

コストと性能、そして工業製品としての安定性が一番高いのが純正だから、多くの場合で純正を自分でも選ぶし、クラゴン部屋に来るみなさんにもそう推奨しているだけです。

特にブレーキ関係はハズレたら本当に危険だから、やっぱり自動車メーカーが造った純正ですよ。不都合ない限りは。
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Posted at 2020/08/28 13:58:16 | コメント(8) | トラックバック(0) | クルマ
2020年08月27日 イイね!

ブレーキパッド選び NG編の解説2

続いて解説していきませう。


■短距離で止まるように利きの強いパッドにしよう(ダメ

ABS作動のフルブレーキングでは、制動距離はタイヤのグリップに依存します。

利きの強いパッドは、カツンと利いてコントロールしにくいだけで、制動距離が短くなるわけではありません。

コーナリングが速くなるようにグリップの高いタイヤにするのはわかるでしょ。ブレーキで止まるようにしたければ、タイヤのグリップを上げることです。当然です。

限界より手前で同じ踏力で踏む場合は、利きが強いパッドの方が短距離で止まりますが、そんなもんブレーキの踏力をコントロールしようぜという話です。


■ジムカーナ場の練習をやるからジムカーナパッドにしよう(ダメ

ジムカーナパッド、あとたまにラリー用パッドも含めて、妙にリアが利くのがあるからダメ。リアが先にロックするのもあります。そんなもんどこで使うっちゅーねん。

どちらも分類すると競技用。競技やらない人には用事なし。

昔から不思議なんだけど、ジムカーナやラリーをサーキットと同カテゴリー、あるいは同方向のカテゴリーだと思ってる人ってけっこういるんですよね。

完全に別の種目です。

スピードスケートとアイスホッケーくらい違う。そのくらい違って、まるでアテにならんと思ってください。南国アイスホッケー部。はーん。

キャリパーとローターはまとめて次回だな。

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Posted at 2020/08/27 18:52:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | サーキットに行こう! | クルマ
2020年08月25日 イイね!

ブレーキパッド選びNG編の解説1

ブレーキパッド選びNG編の解説1そうだブレーキパッド選びの解説してなかった。


■遅いからストリート用でいいや(ダメ

コレは単純にフェードするから。

大切なのは「~○○○℃まで対応」ではなくて、サーキット用かどうか。

例えばサーキット用が600℃までだとして、ストリート用で500℃までだったら「そんなタイム出ないだろうしストリート用でも行けるかも…」と思いやすいです。ダメです。

温度は目安だね。選ぶのはあくまでも用途。

ブレーキ関連はキケンがアブないから、そんなところを攻めてはいけません。攻めてる自覚はないんだろうけど。


■サーキットだからレース用にしよう(ダメ

レース用は低温で利かないからダメです。

温度が上がらないと利かないってことは、一般道でキケンがアブないです。

こういうことを書くと、10分も走れば何回かブレーキを踏んで温まると言い出す人がいますが、その10分が危ないからヤメロっつってんだろがああああああああ。

しかも他人をキケンな目に合わせるから絶対にダメ。

こういう会話って、日本語が通じてないですよね。言ってる本人は気付いてないけど。低温で利かないという話なのに、10分で低温じゃなくなるという。


■お金がもったいないからフロントだけ入れよう(ダメ

コレは絶対にダメではないけどほぼ基本的にダメです。

ブレーキバランスが狂うことが多いから。

サーキット対応のブレーキパッドは、耐フェード性だけじゃなくて踏んだ時の反応、タッチも変わってます。大まかに反応が良くなる方向です。

ブレーキペダルはひとつしかないから、リアブレーキがほとんど利かないで、フロントブレーキだけカツッと利くことになりやすいです。

リアだけ利くよりゃマシだけど、フロントだけも不安定になるから、特に初心者ほど前後銘柄はそろえたいところです。いやそろえるの必須。

ある程度走り込んで、もうちょっとフロントがorリアが利いたらいいなと思うことがあったら、1ランク変えてもいいかなーくらい。

続きます。
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Posted at 2020/08/25 15:43:49 | コメント(1) | トラックバック(0) | サーキットに行こう! | クルマ
2020年08月25日 イイね!

ニュル映像でライン取りの話1

ニュル映像でライン取りの話1ひさしぶりのニュルブルクリンク映像はお楽しみいただけていますかのう。

あんまりキケンがアブなく見えないのは、先を見て予測というか、警戒をしているから。

特にツーリストタイムは常に警戒アラート点灯です。いやレース中もか(笑)。オイルが出てたりバンパーが落ちてたり、たまにレーシングカー本体が落ちてたりしますので。


この車載映像には、ドライビング的にも見るべき点があります。

当たり前かつ自分で言うなっちゅー話ですが。



途中から再生できるかな。時間でいうと1分10秒~のところです。

ライン取りの基本は円です。

進入から立ち上がりまで円。加速が入るから立ち上がりは放物線っぽくなりますが、自分もいっしょに加速しているので、あまり意識する必要はないです。勝手にそうなるから。

右~左のコーナーなら「右コーナーにバッチリの円+左コーナーにバッチリの円」というライン取りです。

それぞれの限界のライン取りの組み合わせです。

ここがほとんどの人がわかっていません。限界を考えないまま、このあたりからブレーキング、ステアイン、ここがクリッピング、この縁石は踏む、立ち上がりの縁石は…というポイントで合わせていこうとしちゃうんですよね。

コレは完全に反対です。

そこのポイントを通るのがいいということではなくて、限界のコーナリングをしたら、そこに行ってしまうというのが正解です。

だから、ステアリングは切ってるのに、ラインを作ってるカンジにはならないんですよね。

グイッと持っていくのはライン取りのレベルではありません。もしグイッと持っていけるなら、限界のはるかに手前ということになります。限界ならグイに反応しないはずだから。

あくまでも理想と思ってもらっていいですが、例えばプロの走行映像を見るときに、そういう見方をしても面白いと思いますよ。


あとは立ち上がりまでステアリングを戻し切ってないのもポイントですね。

立ち上がりで舵角がゼロになるというのは間違いだし、クリッピングポイントで舵角が最大というのも間違い。ベスト舵角で一定の時間を長く、というのが正解です。

上手いとか速いとか限界のドライビングという話なら。

好きでそうしているというのは間違いではないですよ。タイヤの限界使えないし遅いけど。

オレのドライビング映像って、簡単に見えるとかRが大きく見えるってよく言われるんですけど、それはたぶん大きい円の組み合わせで、グイッと曲がる瞬間がないからのような気がしています。

まだ分析中。

自分で運転して自分で分析するんだから、そりゃ研究が進みますよね(笑)。
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Posted at 2020/08/25 15:25:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
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