クラゴン親方のブログ一覧

サーキットのために其之壱in筑波やってきました。

気が付いたら２ヶ月連続開催。

平日開催ではありつつ、やはり関東近郊で基礎編はエエですかのう。そういうのが意外とわからないのが主催者です。

サーキットのために其之壱はその名の通り、サーキットに向けての最初のステップになる基礎編です。

全開加速、限界コーナリング、フルブレーキングをまずはやってみる。

できる人はもっと上手くやってみる。

そういう稽古だと思っていただけるとバッチリです。

もちろん親方の指南が入ります。親方が乗ってる間は所長の指南が入ります。所長は今は亡きＶＴＥＣＳＰＯＲＴＳの所長です。知ってる人いるかな（笑）。


















たぶん全員載ってるはず。

写真は写っているご本人に限り転載ＯＫです。ご自身のブログやツイッターなど使っていただいて大丈夫です。人の写真はダメよということで。

ご覧の通り、車種はもちろん駆動方式、チューニング度合いやドライビングスキルもイロイロな方がお越しです。

純正デミオでもフィットハイブリッドでも問題ありませんので、ドライビングを楽しみたい方、上達したい方、親方の変態ドライビングを体感したい方は、気兼ねなくエントリーしてください。

気が付いたら満員になっているという謎の部屋らしいですが（笑）。

そして今募集開始の稽古もないので、否定もできぬ。

次回は６月の雨錬かにゃー。筑波ジムカ場は年内にあと３回くらい開催したい気分です。気分は。

続くほどの話も特にないんですが、この写真はＳＩＧＭＡ ｆｐというカメラで撮っております。

普通の人ならキャノン、ニコンあと何かあったっけだと思うんですけど、ナウなヤングにバカウケのグローバルなアレの中で、日本の会社が日本で造ったカメラがあるのです。

マニア向けでぜんぜんオススメしません（笑）。オートフォーカスはヘチマだし、手ブレ補正はないし、でも上手くいったときの画だけは最高のたまんねーヤツです。

自動車メーカーに例えるとケーターハムみたいなカンジですかのう。


初心者コースで乗らせていただいたトヨタ８６の親方模範走行です。



奇跡的なほぼクリアラップ。コレが普通だと思ってはいけませんが。

８６良くね？　速くはないけどそれほど遅くもない。鈴鹿でこのくらい走ったら文句ないべ。タイヤがミシュランのＰＳ４Ｓらしいので、ハイグリップにしたら初心者にほどよいカンジになりそうです。

アライメントのせいか、ちょっと不思議なオーバーステアが強くて、そこだけちょっと気になるんですけど。

荷重に関係なく速度が高いところでふわふわ～っとしたオーバーステアが出る。

そこだけはちょっとアレなんですが、差し引いても純正サスでコレならよく走りますよ。

映像を見て、ピッチングが多すぎるとかロールが多すぎるとか、そう思うところってないべ。ないなら純正でいいんですよ。楽しく走るだけなら十分。



８６／ＢＲＺは出たときのエコタイヤで相当損してるな。アレはぜんぜんダメだった（笑）。

ＮＥＯＶＡとかＲＥ－７１ＲＳとか着けると、ちょっとグリップが勝つカンジにはなりそうではありますが。


普通の走行会に定期的に参加してる人なら、通常コースで何も問題ないと思うんだけど、やっぱり鈴鹿のハードルの高さってあるじゃないですか。

いつものサーキットならできることが、なぜかできなくなっちゃうヤツ。

そう考えると初心者コースの需要はありそうな気はします。



鈴鹿までのクラゴン部屋の流れでいえばこう。

・サーキットのために其之壱（筑波ジムカーナ場）
・サーキットのために其之弐（もてぎ南コース）
・もてぎＡＳＴＰ稽古（低μ路でツルツル）

↓

・春場所、夏場所（リンクサーキット）
・筑波１０００

↓

・もてぎロードコース（東ｏｒフル）
・筑波２０００

↓

・ＳＵＧＯ

↓

・鈴鹿


こんなカンジですかね。

もちろん全てを経験しないといけないわけでもないのと同時に、全てを１回経験すればＯＫということでもありませんが。

だいたいこんなステップで行けば、鈴鹿をある程度普通に走れるでしょう。



もちろん攻略するのはそこからさらに○年という単位です。

Ｆ１ドライバーが絶賛するくらいの難易度だから、そこは焦らずに。

初心者コースは終了までの１時間を無事に終えられたら完全勝利です。まだまだぜんぜん攻められんかったくらいでちょうどいいです。

ドラポジに関連して今回は本当に小ネタです。

マイカーのシートはレカロのSPGNというヤツで、座面クッションが前後に分割できるタイプです。

それを活かして、車体の前後でいうと後ろの方、ケツのクッションを薄くして一段落としております。

まずわかりやすい効果が、座面が下がってポジションが良くなる。

良くなるというのも相対的なアレなのでアレなんですけど、SPGNは幅広マシュマロボディ対応のため、シートそのものの取り付けではイマイチ落ちないんですよ。

ノーマルクッションだとちょっと高いです。座高によるけど。


そしてこの段差。



段差でケツがひっかかって、ブレーキングで身体が前に行きにくくなるんですねー。

シートは一番寝かせて座面を後ろ差がりにしたところに、さらに段差でひっかかります。

この効果はかなり大きい。

クルマで最も大きいＧはブレーキングじゃないですか。しかもコーナー進入ではステアリング操作もします。腕で身体を支えながらでは、そりゃ上手くいかんわけですよ。

さりげに乗りにくいのは、座面がフラットすぎるポジションです。

それこそ腿（もも）裏が座面に着かないくらいフラットだと大変。ブレーキングのときに、脚を自力で持ち上げないといけないし、ケツは前に滑るし、そりゃ腕に力が入ります。

そういう大変なポジションを選んじゃうから、標準的な体型の人はあまり余計なことをしない方がいいというアレです。

といって、フルバケみたいに座面とシートバックが一体のヤツだと、座面を後ろ下がりにすると、背中が寝すぎるというパターンもあって、イイところを探さないといけないんですが。

そんなアレもあってか、レカロのＲＳ－ＧとかＴＳ－Ｇとか、新しめのシートは座面がけっこう前上がりです。

レーシングカーはこう。



わかりやすいように赤ラインを入れてみました。めちゃめちゃ前上がりです。

座ったカンジでいえばフォーミュラみたい。フォーミュラ乗ったことないけど。

ちなみにマイシートのケツクッションは、１ｃｍ厚のスポンジです。ホームセンターで売ってるヤツ。クッションですらないという（笑）。

シートを動かすのはそこそこめんどいので、座面のクッションでアレしてみてください。純正だから使わないといけないわけではないということで。

クラゴン部屋ではいつも「ドラポジにはこだわれ」という話をしております。

ドラポジはとても大切です。オトコなら○○ポジがアレだと落ち着かないじゃないですか。

ドラポジも同じです。

アレがッ！ 落ち着くッ！ ポジションをッ！

それはいいんですが、ドラポジが大切なのは身体のホールドに関係するからです。

普通に運転していてラクチンなポジションということではないです。Ｇがかかったときに身体をおさえやすい、おさえるのに余計な力を使わない、そういうことです。そこは勘違いしないやうに。

で、身体には大きさとか長さとかアレとなナニとかの差がありますので、各自のモノに合わせてアジャストするといいですよね、ということで。

なんですが、最近またちょっと違うアレもナニしておりましてね。

アジャストしすぎると、だいたい変なポジションになる。

身長２ｍあるとか座高が尋常じゃなく高いとか、そういう明らかに身体のサイズが違う人は、アジャストする方がいいってゆーかする必要があると思います。

アタマが天井に当たっちゃうとか。

反対に身長が低い人もやっぱりアジャストした方がいいですよね。

なんだけど、例えば身長１７０ｃｍくらいであまり身体のサイズで困ったことがない人は、自動車メーカーのペダル位置やステアリングの位置でだいたい合うはずです。



標準的な体型の人が大きくアジャストすると、それは身体のサイズではなくて、身体使いのクセがベースになりやすいです。たぶん。

ドライビングの上達って、いつものハンドルの切り方とか、ペダルの踏み方とか、そういうのをいつもの自分のヤツから変えるわけでしょ。

自分の身体のクセ全開でポジションを決めて、ドライビングを変えられるかっちゅーと、むしろ難しいはずだべ。

日本車はだいたいシートポジションだけは高めの傾向があるんですが、ステアリングとかペダルとか、いじりすぎるとだいたい乗りにくいです。

アクセルとブレーキのペダルが近くていっしょに踏んじゃうとか。

そうすると、アクセルからブレーキにアレするときに、ひとつ余計な動作が入るんですよね。全開加速からフルブレーキングに入るところで、両方踏まないようにするって、なかなかの手間ですぜ。

あまり小ネタではないな。まあいいか。

２月の鈴鹿は初心者コースがありました。

鈴鹿の時点で初心者もヘチマもないアレはありますが（笑）、お借りしている走行会さんが鈴鹿ベースなので、初心者も鈴鹿です。

本当に初心者の方向けの走行会です。

クラゴン部屋としては、基礎編からドライビング鍛錬の場をアレしておりますので、スポーツ走行の初心者というよりは、鈴鹿サーキット経験のない方向けとして開催しております。

オーバーテイクなど他の参加者のみなさんに十分配慮してということで。



車間距離も広いし、前の人がゆずってくれるまで、基本的にはオーバーテイクなしです。平和です（笑）。

鈴鹿と富士は速いクルマの人が多めで、そういう人からすると自然とオラオラ系のオーバーテイクになっちゃうんですよね。特に鈴鹿は幅が狭いし。

そういう人がいないので、初鈴鹿を自分のペースで安心して走りたいという方にちょうどよさげです。

次回は１１月１０日（水）予定です。