シュッチョの帰り道、旅客器のシートベルトってどんな取り付けになっているのか?ヒマなもんで観察。
我々、パッセンジャーが使うシートベルトのアンカー部は写真の様になっとりました。
アンカーボルトは(測っていないのでいい加減ですけど)6mmくらいの物を使っている様です。ちょっと華奢な感じですねえ。その次の金具(シャックル)も結構華奢で横に走る8mmくらいのピンに1.5mm位の板がU字にセットされベルトの金具に取付けられています。ピンの所でシートの左右方向の回転、アンカーボルト部分で前後の回転をする構造になっている様です。
軽量化命の飛行機ですから、こういう部品も必要最低限(かな?)の強度を補償するクリティカルな設計になっとるようです。
一番弱そうなU字部分の強度を(ボケた頭で)かんがえてみました。
巾10mm暑さ1.5mm位の断面、ステン材と勝手に考え引張り強度は301系で90Kg/mm2(900N/mm2)とすると、1350Kgぐらいまで耐えそうです。これが2カ所ですから生身の体を保持するのは充分なのだなあと思いました。車の場合結構ごついアンカー構造になっとりますが、航空機の場合クリティカルにデザインされカッコいいと思いました。(しっかりと管理されるので可能になっているとは思います)
じゃあM6ぐらいのボルトの部分はどうよ?となるのですが、こちらも120Kg/mm2級のハイテン材とすると剪断方向の強度を50Kg/mm2としても1400Kgぐらいは耐えられそうです。ちゃんとデザインされとりますなあ。
命を預けるシートベルトですから、このようにちゃんと考えて取付けないとイカン訳ですねえ。皆さんの愛機はどのようになっとりますでしょうか?
以前にもお話した事が有りますが、肩のベルトが床から生えている取り付けは×です。アンカーボルトはフレームに取り付く様になっとりますか?アルミ板についとるのも×ですよ。
Posted at 2017/06/17 09:32:11 | |
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