浸炭焼き入れ後靭性を上げるため200℃30分の焼き戻しを行い。
その後、1.1Kgのハンマーで打撃テストをしてみました。
写真右から
1.アジャストスクリューの頭形状に削り浸炭したモノ
ガツンと4回目の打撃で頭が吹っ飛んじゃいました。頭は遠く彼方まで飛び去り回収できず。(笑)
バリっと頭が崩れた印象はなかったので、マアちょっとは靭性が上がったか?というところかな。ヤスリが滑る硬さ
2.銅カバー品、防炭は効かんかったので焼きが表面まで入ったやつですが、これも4回でボキッといきました。これもヤスリが滑る硬さ。
3.ホウ砂防炭品
これも4回目でボキッなんですが、ネジの部分で繋がった状態。防炭で粘さが出ていうんじゃ無いかと・・・
焼き入で全体も硬くなりバイメタルのノコでどうにかカットできる状態。硬さはHrCで50ぐらい出ていそう。
4.比較の焼き入れ品(浸炭なし)
4回の打撃でも折れず。
硬さは、どうにかヤスリが使える程度。
で、思うに。
いずれのボルトも折れた部分は、万力のジョウ上端ではなく、アルミカバーの中頃で折れているのでかなり強度(靭性かな)は、向上しているように思われます。
ホウ砂パックも効果が出てきたし・・・・
ホウ砂パック工法で穴部分だけ浸炭、焼き入れ前に仕上げて焼き入れ焼き戻しをしたら良かろうかと、考えがサチってきました。
そこで、せっかくですので
防炭品を旋盤加工してみました。(本来は焼き入れ前にする)
カットの塩梅は超硬でどうにかという硬さですが、加工はできそう。
先端のエッジ部分はちょっと削れない硬さでダイヤモンドやすりで削ってという感じでした。
細目のネジが届きましたのでこれで作ろうと思います。
Posted at 2021/01/22 11:35:53 | |
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