これはフォードディーラーの駐車場ではありません。自宅からわりと近い所にあるごく普通のコインパーキングです。手前のマスタードオリーブのフォーカスはこの場所にいつも駐車されていて、この時にはたまたま、そのすぐ近傍のスペースに、ちょっと珍しいジンジャーエールのエクスプローラーが駐車されていたのです。いみじくもどちらもイエロー系のフォードということで、2台が一緒に入るようなアングルを工夫してみました。
売れ筋だったSUVのカラバリが偏っていたこともあって、ともすれば日本では「白か、黒か」みたいな印象もなくはなかったフォード。実際にはフォーカスだってこんな素敵なカラーリングが選べたわけだし、エクスプローラーも受注色扱いとはいえ、このジンジャーとかルビーレッドなども設定されていたのですよね。同じ車型でも色が異なるだけでずいぶん受ける印象も変わるので、そういう意味では日本で私たちが目にしていたフォードの像というのは、実は限られたものであったのかもしれません。
あと、この場面を前に感じたのが、エクスプローラーってもともとアメリカメインの車種で、スタイリングも他の、特に欧州起源系のフォード車とは少し異なる方向性であるように思っていたのが、こうしてフォーカスとディテールアップで並ぶと、案外共通する要素があるんだな、ということ。特徴的なテールランプの輪郭線とか、ホイールアーチのフレアなどに、アメリカ・ヨーロッパの差異を超えた、フォードとしての共通の造形処理が、見て取れませんか。
Posted at 2018/12/18 22:47:45 | |
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