10日(土)は気仙沼へ。この地で、東日本大震災で大きな被害を受けた後、牡蠣養殖の再開をめざす漁師で、NPO法人・森は海の恋人を主宰する畠山重篤さんを訪ねました。
樹木にロープなどがひっかかっている様に、あそこまで津波が来たと指差す畠山さん。実に10mを超える高さ。
震災後、さまざまな支援の手が差し伸べられ、牡蠣養殖に不可欠ないかだを再び設置できたそうです。ルイ・ヴィトン社からも支援され、畠山さんのもとには漁師さんら約20名が養殖再開に向けてがんばっています。
牡蠣の種付けのための貝殻が積まれていました。今、育てている牡蠣は早ければ来年2月に水揚げできるかもしれないとのことでした。
震災後しばらくがれきなどで濁っていた水も透明で綺麗な状態になっています。透明度が高く、魚が泳いでいる様子が見えました。
手前のスペースにテーブルをたくさん作って置きたいそうです。にぎやかに多くの人達が牡蠣を食するスペースとしても活用したいと笑顔で話す畠山さん。困難にめげず、前向きに夢を語る姿に共感しました。
詳しい活動については、NPO法人・森は海の恋人のホームページをぜひご覧ください。 サポーター制度もあるそうで、手伝いで現場を訪れるサポーターも少なくないというお話でした。森と川が栄養豊かで健全な姿であることが豊かな海を育むそうです。まさに気仙沼の入江は森に囲まれていて、そのことを実感するんでしょうね。
http://www.mori-umi.org/index.html
それから、畠山さんを追ったドキュメント「プロフェッショナル仕事の流儀」が12日(月)NHKで夜10時から放送されますので、よかったらこちらもご覧くださいね。
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水産業 | 日記
Posted at
2011/12/11 11:40:41