![▽いかつい介添え戦士 ブリストル「ボーファイター」 ▽いかつい介添え戦士 ブリストル「ボーファイター」](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/carlife/images/UserDiary/6375445/p1m.jpg?ct=159ee7f611c5)
久しぶりに蛇の目飛行機、英国空軍の、ブリストル「ボーファイター」がロールアウトしました。闘志を込めて立つブルドックのような、大きなはさみを突き出したザリガニのような、独特の雰囲気を持つこの機体、名前こそ「介添え戦士」と主力には成り得ないと自ら宣言しているようなものですが、とても魅力的な機体です。(
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このボーファイターは第二次大戦直前、それまでに雷撃、爆撃、哨戒機として採用されていたブリストル社の「
ボーフォート」という機体の胴体前部のみを再設計し開発された、いわば急造戦闘機です。
双発戦闘機が(高出力エンジンを備えた)単発戦闘機にかなわないことがはっきりと分かるのは、この機体が部隊配備される直前のバトル・オブ・ブリテンの時期でした。そのため、ボーファイターは当初から夜間戦闘機として期待され、ごく初期型の機上レーダーを装備し配備が進みました。(このキットも夜間戦闘機型で、ホントなら主翼と胴体の先端にアンテナが付くのですが、どうも気に入らないので付けていませんw)
攻撃機から戦闘機に変更する際短くなった胴体前部は、両翼のプロペラより後ろに奥まっています。胴体自体もおむすび型の断面で、それらがこの機体の独特の雰囲気を醸し出しているようですね。航法士のための透明なレドームもイカしています。
その後、英国への独夜間爆撃がなりを潜めると、今度は雷撃、爆撃、哨戒機として活躍をしました(ボーフォートに完全に取って変わったということでしょうか。)。ロケット弾を両翼に装備したタイプは、英国本土から北海方面やノルウェーのフィヨルドまで多くの艦船に脅威を与える存在となったそうです。
ちなみにアジア方面に配備されたオーストラリア軍のボーファイターは、
零観や二式水戦を配備した日本軍前哨部隊と交戦したり、ダンピール海峡で日本軍輸送船団をスキップボンビング(反跳爆撃)で
全滅させた海戦にも攻撃に参加しています。
スマートでも美しくもないのに、なんだか格好いい・・・やっぱり英国機は良いですね~。
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◇プラモ-英国 | 趣味
Posted at
2007/10/03 23:56:34