
ニセンの18R-Gは作り続けましたが、テンロクの2T-Gは生産が一時中断しています(さんまるカローラの期間です)。
TE37(ハードトップレビン)は、発売から1年半、1975(昭和50)年10月をもって消えました(涙ぁ~)。
で、2T-GはEFIと組み合わされて、1977(昭和52)年1月に復活します。
この時に、レビンはトレノ同様のクーペとなり(涙ぁ~)、
マイナーチェンジで追加されたリフトバック(LB)にも、「GT」として2T-GEUが搭載されました(画像、良いですよね、イエローGT)。
「TE51」というタイプですね。
この2T-GEUは、レギュラー仕様の2T-GR型エンジンをベースに、EFI化し酸化触媒、2次空気導入装置、EGRを組み合わせ、51年規制適合を果たしました。
これで、グロス110馬力・14.5kgm(トルクはアップしたが、2T-Gの115馬力には及ばなかった)、なかなかのスポーティカーに仕上がりました。
コレ、時代的に言うと、2代目セリカ・カリーナに間に合わせたという感じですね。
2代目セリカ・カリーナは、デビュー当初は、ニセンGTは18-RU(15馬力ダウンだけどDOHC)、テンロクGTはこのタイプの2T-GEUということですね。
で、5年作ったさんまるカローラは、ここでもうひとふんばりします(笑)。
53年規制に適合するために、この2T-GEUをさらにブラッシュアップします。
「TE55」(トレノは「TE65」)ですね。
「TE51(61)」との区別は … これ、難しいんです。
見分けられる方は、よほどの「マニア」です。
グリル形状かなぁ(曖昧)、オプションのリヤワイパー付いてれば「TE55(65)」って分かるけど … 汗。
バルブタイミング変更、フルトラ点火方式採用、デスビの進角特性最適合など。
EFIも改良され、排出ガス浄化装置は、三次触媒を採用しEGRなどが廃止され、新たに空燃比補償装置、O₂センサーなどが加えられた … そうです(汗)。
これによって、115馬力・15kgmという性能になり、TE71型にスイッチされていきます。
カローラは、この「さんまる」の代で昭和の排ガス規制をクリアしていったのです。
Posted at 2025/11/28 09:26:20 | |
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