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さまさま@愛知のブログ一覧

2024年04月25日 イイね!

真っ盛りの藤と桜の名残を見に 郡上市ツーリング

真っ盛りの藤と桜の名残を見に 郡上市ツーリング明日、悪友タカくんは三重方面へ走るそうだ。
津市にある「かざはやの里」では藤の花が見頃だそう。
彼とは久しくツーリングしていないので同行したい気もあるけど、山里の桜と藤も捨てがたし。
明日の朝の気分で決めよう。

4時半起床。
外が白み始めると自動的に目が覚めるので、目覚まし要らず。

いつも通り、バナナに魚肉ソーセージ、パンにコーヒーの朝食を済ませて出発。
珍しく、鍵がどこへ行った騒動はなし。
今日はエムちゃんで出動。
フォークのオイル漏れを修理してから、治まったかどうか確信が持てないので、早いところ検証距離を伸ばしておきたい。
05:40

気温は15℃ぐらい。
夏の格好ではちょっと寒いかな。


この時間帯は渋滞がない。
それでも仕事に向かう車は多い。
06:20

小牧インター近く。
7時近くになると さすがに混雑が始まる。
いつもなら並行する道を行くのだけど、何となく渋滞に並んでみた。

トラックだらけ。
06:50


病院だそうだが、小牧インター近くでこの外観。
間違って入るカップルもいるんじゃなかろうか?
06:55

何のことはない、10分ほどもすると渋滞を抜けてビュンビュン。
小径キャブにしてから、すこぶる調子が良いけど、その代わり高速が伸びない。
まぁ、70を上限にすれば問題ないけどね。

左手の道沿いには、たしか立派な藤があったはず。
07:15


準高速に飽きて幹線路を離れると、鎮守の森が見えた。
行ってみよ。


大針神社
07:35

もともとは住三吉神社の土地で、110年前の台風で損壊した十二社神社をともに祀ることになった際、地名の「大針」としたそうだ。


裏手には広い公園。
昔から近所の子供達の遊び場として愛されているらしい。
よく手入れされていて、住む人たちの大切な場所なのが感じられる。


たぶん美濃加茂から山県へ向かっているみたい。
どこを走っているのかよく分からないのはいつものこと。
08:00

長良川鉄道 関下有知駅近く。
鉄道沿いの桜がキレイらしいから、覚えていられたら来春来てみよう。

このあたりの山、絵に描いたような「いいカタチ」が多い。
08:25

「うだつの町並み」で有名な美濃市。
まだ見たことがないんだ。

ここにあった店、コンビニになる前は昔ながらの雑貨店だった。
あの雰囲気が好きだったんだけど、もうオボロゲにしか思い出せない。
30年ぐらい前に撮った写真をいつか発掘しよう。

街から見上げると、山のてっぺんに城のようなものが見える。


さっき見えたのこれだっけ?
城を模した資料館なのか、説明がなにもないので何に使われているのか分からない。

待てよ、ずいぶん昔に来たことがあるなココ。
08:35

小倉公園はちょっと変わってる。
小高い山全体が公園なので、大半がそこそこ急な坂道。
桜の季節が終わったら片付けられるのか、散策路脇には飲食できる小屋が並ぶ。

さっき下から見たのは展望台だったんだ。
きっと美濃市を見渡せるんだろうけど、今日は歩く気なし。


まさに漢字の「山」だ。


トイレの写真などとお叱りを受けるか。
でもこんな風情のあるトイレは、そう多くはない。

この公園には小さな動物園もあって、クジャクやニホンザル、聞いたこともない動物が飼育されている。
子供連れで遊びに来るには良いだろう。
08:50

国道156号を北上し、郡上大和から県道318で東へ。


県道と川を挟んで並行する道。
終わった山桜の花びらが、まだ路面に残る。


この階段、何か祀ってあるのかな?
いゃ、ここも前来た気がするんだけど、気がするだけで確信がない。

てっぺんには竹の藪しかなさそう。
ふと足元を見ると鉄条網。
それも膝ぐらいの高さ。

入っちゃいけない場所だったかも知れないけど、どうやって鉄条網をまたいだのか、まるで分からない。
招き入れられたのかな?
10:15


来るたびに立ち寄る白山神社。
信心深いわけじゃないけど、神社から眺める景色が好きなんだな。
10:20

ほどなく大間見林道と岩野~漆線の分岐。

ぼくは明宝の方へ行くのをためらって、必ず大間見林道へ向かう。
30代の頃の数年間、ツーリング記録を全く取らなかった時期がある。
たぶん、その頃通ったのだと思う。
宝物でもあるような気がするんだよね。
なにもないかも知れないけど、見るまでは宝物がある可能性は消えない。
でも、そろそろ確かめに行こうか。

東俣村太郎右衛門の屋敷跡

郡上は昔から農作物の獣害に苦しんできた歴史があるそうだ。
死罪を覚悟で訴えた義民の住まい。
年々荒れてくる気がする。
やはりカタチを維持するのは金と労力が必要なんだろう。
11:55


放棄された土地だろうか。
ここに生活があっただろう様子が窺える。


木々に咲く花を楽しんだこともあったろう。


人里に出る。
ここも毎回立ち止まる場所。


GWの田植えを前に、整えられた田んぼ。
じきにツバメが飛び交うようになるな。
12:10


よく見ると道路脇にはワラビ。
季節のもの、摘んで帰ろう。


ワラビとそっくりだけどシダ。
食べることできるのだろうか?

国道に出た、たぶん472号。
ドラッグストアでオニギリとなぜか豆乳、それもココア味を買った。

コンビニと違って暖めてはくれないけど、土地のスーパーやこういう店の方が、「ここに来た」感があっていい。
12:55

だいぶ気温が高くなったな。
朝より+10℃ぐらいか。


吉田川を眺めながら、冷たいオニギリを頬張る。
川の音とウグイスの鳴く声がいい。

山の藤は巨大だ。
いま真っ盛り。
新緑が少し色濃くなる山に色を添える。
見つけて花を写そうと思っても、たいてい高くてよく見えないか、道から離れた崖にあって、なかなかカメラに収まらない。


帰り際にやっと撮ることができた。

予定通り睡魔に襲われる。
道の駅 美並に緊急避難。

畳の敷かれたコーナーで10分ほど爆睡。
14:40

美濃市から岐阜市へ。

右手の山頂に岐阜城が見える。
15:30

国道22号線で名古屋まで来たら、今日は庄内川沿いに下って、タカくんちに立ち寄る。
三重方面へ走って、まだ帰っていないようだ。
宅配ボックスにワラビのお裾分け。
重曹でアク抜きしなくちゃいけないから、ありがた迷惑かな?
16:40


まだ明るいな。
家まであと小一時間。
16:50


帰着~
珍しく、誰と話すこともなく走っただけ。
そのせいか、何かもの足りないようなへんな疲れ。
17:30


タカくんちとご近所に半分を配って、残りを水洗い。
大漁だ。 漁って字で良い?

本日走行:271km (GPS距離:256km)
消費燃料:4.5L

全工程


各務原市~郡上市


郡上市 大間見林道周辺
Posted at 2024/04/28 16:14:10 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 旅行/地域
2024年04月21日 イイね!

テスト走行のため新城市へ

テスト走行のため新城市へずいぶん気温が高くなりました。
4月下旬なのに、もう夏です。
愛車のアイに冬場の吸気温を上げる工作をしたのですが、そのままの仕様で暑い季節に突入したらどうなるかを確認しておきたいです。
特に高速で移動する長距離の安定したデータが欲しいなと。

国道23号線のバイパスは、多少の上下はありますが交通の流れが60~80km/hのどこかで定常走行でき、乗ってしまえば約45kmノンストップ。
途中に休憩所があるので設定変更するにも都合が良いです。

ということで、計測がてら三河地方を走ってきます。
06:45

10分ほど走った所で、スマホを忘れてきたことに気づきました。
マヌケです。
再出発。
07:10

気温は20℃弱。
交通量は少なく、70km/hで巡航。

やはり通勤の短距離とは違って、充分に機関全体が暖まる時間と、高めの車速でそれなりの負荷が掛かり続けることで、吸気温度はぐんぐん上昇。
ただ、85km/hを上限に巡航する限り、最大が60℃。
流している分には、パワー不足のような不満はありません。
これ以上温度が上がる様子はないので、道の駅「にしお岡ノ山」に立ち寄り、延長したアンダカバーをノーマル状態に戻します。


それにしても、この道の駅の駐車場、煩雑で移動しにくい。
07:40

走行再開から徐々に吸気温は下がり、80km/hで最大43℃。
おおよそ理想とされる30~40℃にあります。

07:55

国道23号線を蒲郡で降り、新城市の鳳来寺山へ向かうことにします。
まぁここからは帰宅してからデータを見るとして、景色を眺めながら走りましょ。

途中、新城市の玖老勢にある「しだれ花桃の里」に寄ってみたんだけれど、すでに全部散っていました。
今年は特に早かったのかな。

寒狭峡 長篠堰堤 花の木公園

ここにも何度か来ているな。
あまり見られない景色なので、つい立ち止まってしまいます。
09:40

お昼は 何度も行ったことのある「レストランすがもり」にしよ。
開業までちょっと時間があるので、鳳来寺山へでも行ってみようかな。
山道を走れば勾配のデータも採れるし。

鳳来山東照宮まで続く階段前まで来たけど、1400段を上って下ってする?
この階段、20代の頃 家族と上ったことがあります。
鳳来寺といえば、鳳来山東照宮よりも 階段の方が先に思い浮かびますね。
昔は「ブッポウソウ」の録音が再生放送されていましたが、今日は何も聞こえません。

ハイキングを始めた!と言うわりにはプライドのカケラもなく、頂上の駐車場へ直行~。


良い季節だというのに、あまり車は停まっていません。
駐車料金は550円。
10:25


さっき、あの集落で階段を見上げていたんだよね。
標高差はだいたい250m。
車で上って正解でした、少なくとも今日は。


いくつか建物があって、一つは大きく崩れて放置されています。
学生の頃だから、45年前になるけど、両親と妹の4人で階段を上って、ここにある宿坊で一泊しました。
家族旅行などまずしない家だったので、今にして思えば貴重な行事でしたね。
写真も何も残っていません。
広い広い畳部屋で食事したこと、風呂場の様子、断片的な記憶だけ。
そうだ、どこかに「ウド」を育てている室があったはず。
10:30


ここにも来たね。
何となく覚えてます。

景色を眺めながら、しばし昔のおぼろげな記憶をたぐりよせます。

あまりゆっくりしてると、食事しそこなってしまうので、そろそろレストランへ向かいましょ。
11:10


細い山道を走って、12時ちょっと前に「レストランすがもり」到着。
利用するのは4回目。
最初はぶらりとひとりで。
2回目は専務と。
3回目はクニちゃんたちと。
この校舎は建て替えられてからそれほど使われずに廃校になってしまったようです。
11:50


天ぷら定食をいただきました。
山菜が盛りだくさん。
都会で売られている味のない野菜と違って、植物の香りがします。
田舎味噌使っているようで、味噌汁も美味しい。

ゆっくり食べた後、構内の展示コーナーを拝見します。
「菅野チイ子」という作家さんの作品。
ふと略歴を見ると、ご出身は北海道の鵡川。

鵡川は学生時代に、ここにお住まいのIさんご家族にお世話になった、思い出深い地。
今は廃線になってなくなってしまったけれど、当時の無人駅 春日に荷物を置いたまま、息子さんが友達と隣町の秋祭りに連れて行ってくれました。
みんな酔いつぶれて、けっきょくその日は隣町のビジネスホテルに泊まりました。
ぼくは次の土地へ行くつもりだったので、明け方 一人歩いて戻ったのですが、Iさんのお母さんが、
「あの子たち 今日仕事なのにどうする気だろうね。あんたウチの車で迎えに行ってくれないか。」
まぁ、そんなことがあったり。
Iさんとは、2018年の厚真町・安平町・むかわ町北海道胆振東部地震があった時に電話したきり。
直後はつながらなかった電話が復旧して、元気な声を聞くことができたので安心したなぁ。
元気に動けるうちに、できれば1,2年のうちに、会いに行こう。

そんなことを思いながら見ていると、会ったこともない菅野チイ子さんのことが身近に感じられてきました。

校庭から裏山へ。

ここもハイキングするのに面白そう。
いつか歩いてみようかな。 覚えていたら。


今日はちょっと駆け足気味で名残惜しいけれど、これで帰宅します。
13:15

新城市、豊川市を抜け、蒲郡のICから23号線へ。

15:30

多少の混雑区間はありましたが、まあまあ順調に走って帰宅しました。
会話らしい会話をした人がいなかった、ぼくにしては珍しい一日でした。
16:45

本日走行:243km (GPS:259km)
消費燃料:13.6L

バイパスを流している区間は20km/L行きますね。
山岳、市街地含め18km/L

全工程


つくで町周辺
Posted at 2024/04/21 13:29:32 | コメント(1) | トラックバック(0) | アイ | 旅行/地域
2024年04月14日 イイね!

念願の柿野祭りを見学

念願の柿野祭りを見学山県市の柿野を初めて訪ねたのは、たぶん四半世紀以上も前のこと。
当時は美山町だった。
静かな山里を気に入って、何となく足が向かうようになった。
ここで春に祭りが行われることは、道路脇に掲げられた看板で当初から知っていて、来るたびに来年こそはと思いながら、気づけば4月も終わり、、毎年そんなことを繰り返してきた。

今年はちゃんと覚えていた。
つい3日前、山県市役所に出向いて祭りの開催時間も確認したもんね。

開催は13時。
片道3時間はかからないから、9時に出発してお昼食べたらちょうどいいぐらいかな。

出発まで時間があるので、のんびりとタイヤ空気圧や灯火類の確認を。
ふだんは少しでも早く!と朝早くに出ていくから、なんか調子が狂う。
09:00


いつもなら揖斐川と長良川に挟まれた堤防道路を走るけど、今日は右折禁止時間帯。
Uターンするのも面倒なので、あまり走らない揖斐川左岸を走ってみる。

たまには違う景色もいいね。


こんなところ走ってみたり。


SANYOの太陽光パネル
10:20


一夜城の横も通ったりして、3日前に立ち寄ったところをたどる思い出の旅。
10:30

昼前に山県市に到着。
今日は大型スーパーの弁当を買って、鳥羽川の桜並木を眺めながら食べよう。

日曜とあって、大勢の買い物客で賑わってる。
レジはけっこう長く待った。
並んでいる人数が多いのではなくて、一人ひとりの買い物の量が多い。
「6000円になりま~す」
中には2万超えのお客さんも。
2週間分とか買い込んでいくんだろうな。
自分はと言えば、297円の弁当に67円のペット茶。
その上「一般値引き」という馴染みのない値引きが25円。
11:25

スーパーを後にして、ほどなく桜並木。

そもそもが混雑しない場所だから、桜が散るばかりの今は人気が無い。
見渡したところ散歩らしい人影が2~3人。
この眺めも美しいのに、もったいないよね。
独り占めできて得した気分。
11:35

座り込んで、ランチタイム。


ん?
製造元は愛知県弥富市?
今朝通ってきたところじゃない。
乾物ならともかく、ナマモノを80キロも運んできてこの値段。
どうしたら採算が取れるんだろう。

時折 風に吹かれて、花吹雪。
舞い散る花びらで、チャーハン焼きそば弁当が お花見弁当になってしまった。
一緒に食べちゃえ。
11:55


国道256を離れ細い道を抜けると柿野地区。
急に展望が開けることもあって、写真で見るよりはるかに印象的。
右手には垣野神社の森。
季節になると、境内手前の彼岸花が美しい。
12:15

これからご祈祷して、神楽殿まで向かうとのこと。
今は神輿のかつぎ手が揃わなくて、とちゅうまでトラックで運ぶのだそうだ。
「良かったら見ていってください」
袴姿の男性が、そう言ってくださった。

ちょっと迷う。
柿野祭りは、この垣野神社ともう一つの神社が例の神楽殿で一緒に執り行われる。
こちらにいれば、あちらを見ることができないんだ。

垣野神社の様子は何となく分かったので、とりあえず奥まで行ってみる。
お母さんちも、気になるからね。

実はもう一方の神社が分からない。
神社がいくつかあるので、それがどこなのか。
(神楽殿にある説明を読めば書いてある)

神楽殿近くの神社を通過して、お母さんちへ。

施設から時々帰宅しているそうなので、祭りを見に来ているかと思ったけど今日はご不在。

更に奥にも神社がある。
訪れても静かなもの。
あるお宅で、今日の祭りのことを聞いてみた。

同じ柿野の地内でも、祭りは神社毎に分かれているのだそうだ。
ここ太刀矢神社の地区では神輿の担ぎ手がなく、総代さんたちだけでお供えをするだけになっている。
祭りを行うには金もかかる事実もあって、他の地区では止めてしまった所もあるそうだ。
幼い頃に参加した行事が消えてしまうことは、さぞ寂しいだろう。

柿野祭りのもう一つの神社は、さっき通り過ぎた清瀬神社と教えてもらった。
2つの神社は兄弟(姉妹)関係にあるという話も聞くことができた。

秋に行われる自分の街の祭りは、町内の10地区全部が一同に介するので、ぼくにとってはそれが当たり前だったけど、土地々々によって違うんだな。

今なお町民だけで維持できているのは、考えてみればすごいことだ。
近隣にそこそこ有名な祭りがあるけど、やはり人手がなくてアルバイトや一般募集している。
そんな時代になったんだな。

じきに祭りの時間になるから、今回は清瀬神社に伺うことにしよう。

カラクリ山車は、倉庫の前に引き出されている。

年季の入った車輪。
どれぐらいの年月を経たのか。
12:40

13時からと聞いていたけれど、もう御神事が始まるそうだ。
法螺貝と太鼓の音が山間に響く。


行事のジャマにならない少し離れた場所から見させてもらう。

立派なカメラを携えた年配の女性が、熱心にシャッターを切っている。
先日、山県市の市役所で
兵庫から「写真を映すにはどの場所がいいでしょう?」と問い合わせがありました。
と聞いたけど、たぶんその人だろう。
12:45

神主さん、総代さんたちが社に入るのを眺めていたら、「よろしければ総代に続いて中へどうぞ」と。

厚かましくも中へ。

清瀬神社から神楽殿へ。

中学・高校生の年頃だろう、女の子たちの巫女姿が鮮やか。
13:10


神楽殿の前で、垣野神社からの一行と合流。


13:25


心地よい 太鼓と笛、それに笙(しょう)の音が奏でられる中、御神事がすすむ。


1時間余の奉納が終わり、巫女さん姿でピース
14:40


初めて柿野を訪れた日、誰もいないこの神楽殿に座って山車蔵を見下ろしていた。
もういつだったか思い出せないけど、セミの声が聞こえる暑い日だったことを覚えている。


しばしの間をおいて、番傘や鈴を手に獅子舞が始まった。
仕事のない時間に、ずいぶん練習したんだろうな。
大勢の前で演ずる、大変な役だ。


きれいなカラクリ人形も見せてもらった。

いつの間にか、兵庫の女性の姿は見えなくなっていた。
ぼくも神楽もカラクリも獅子舞も見たから、帰ろうか…
ちょっとそんな気持ちになったけど、終わりまで見届けたい気持ちが勝って、残ることにした。

祭りも終盤

山車から飾り花が街の人達に投げられた。
縁起物なんだろう。

続いて菓子撒き

昔は結婚だとか家の新築なんかでも撒いてたね。
みんな嬉しそうだ。
これがメインイベントかも知れないな。


わたしもらったけど、あなたは?
そう言いながら、奥さんがお菓子を分けてくれた。


神楽殿の前で神輿が三回周り、それぞれの神社に帰っていく。


帰途につく街の人々を見送る。

あぁ楽しかった。

街の人達が去った後、世話役の方々に見ることができて良かったと伝える。

お巡りさんと消防団の人たちにもお礼を言った。

XLRで帰り支度をしていると、御婦人お二人が
「まぁ、名古屋から来なさったの。 気をつけて帰ってね。」
そう声をかけてくれた。
16:10

柿野の人たちの輪に入れたとは思わないけど、ただの観光で終わらなかった気がして嬉しい。

山間は日が落ちるのが早い。
もう少しゆっくりしたいけれど、明日は仕事だからな。


岐阜市

今日はまた城がクッキリと見える。
16:50

今日は庄内川沿いに帰ろう。



まだ明るさが残る。
日が長くなったな。
18:35

本日走行:195km(GPS:195km徒歩除く)
消費燃料:4.8L

全工程


山県市


柿野地区


垣野神社~清瀬神社
Posted at 2024/04/20 22:39:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 旅行/地域
2024年04月13日 イイね!

春の町内散策

春の町内散策昨年の冬から、1~2キロほどの距離にあるスーパーなどへ歩いて行くようになりました。
特に健康のためとか言うわけでもなく、景色を見ながら歩くのが好きなだけ。
週に1回程度じゃ体力づくりにもなりませんしね。

先週の写真ですが、うちのすぐ近くにある立派な桜。
毎日通勤で通るのに、行きは振り返らないと見えない、帰りは日が暮れていて見えず、こんな見事な桜があることに気が付きませんでした。


これで酒と「サカナ」があれば最高なんだが…
そんなことでも思っているのか。


知らないことだらけです。

スーパーへ行く、お気に入りの道。


こんなところが通れるなんて知っているのは、ごく一部の人。


まぁ、知っていても通ろうとは思わないかも知れませんけどね。


6月にもなると、冷蔵食品なんか抱えて日向を歩きたくなくなるので、今のうちに道草しながら景色を楽しんでおきますか。
Posted at 2024/04/13 11:11:14 | コメント(1) | トラックバック(0) | 景色 | 日記
2024年04月11日 イイね!

古城山ハイキングついでにお花見ツーリング

古城山ハイキングついでにお花見ツーリング先週はツーリングに出なかった。
体調が悪いと言うか、ものすごくカラダがだるくて眠気に襲われて。
たぶん花粉症というやつなんだろう。
今週は楽になったので、低山ハイキングに出かけよう。
行くのは大好きな山県市の古城山。
歴史には興味ないけれど、昔、大桑城があったそうな。
大桑(おおくわ)地区にあるのに、「おおがじょう」と読むらしい。

通勤渋滞を避けて早めに出発。
時間的な余裕はある(だろう)し、早朝なら人でごった返すこともないだろうから桜並木に立ち寄ってみよう。

今日はオランちゃん。
トレッキングシューズがツーリングブーツ兼用の一日。

天気予報は一日晴れ。
気温も最低が10℃だから、もう冬の装備は要らないな。
路面凍結する日に秋の格好だったから今更だけど、ハンドルカバーは外して行こう。
ヘルメットは4年前に買ったきり、使うこともなく放置していたArai

5時半出発~
のはずが、さっきまで持っていたオランちゃんのキーが見当たらない。
毎度のことだが懲りない。
05:40

信号待ちで並ぶ車の量は多いけど、動けば70ぐらいで流れは良い。
この前のツーリングがXLRで快適だったこともあり、8インチタイヤの原付でトラックに囲まれて走るのは けっこう怖いものだと感じる。
これも慣れだね。

国道23号から揖斐長良川沿いに北上。

30分ほどでいつもの河口堰。
06:20

あ、
しまった、
江南の五条川の桜を観に行くつもりだったのに、方向が違うじゃん。

安八郡輪之内町

東に向かって桜並木。
07:05


広い道ではないからか、あまり車は通らないようだ。
時々散歩らしい人とすれ違って、挨拶するぐらい。


この並木は1キロほど。
川沿いというわけでもなく、土手が続く。
治水のために作られたのかも知れない。


土手の下にある道から見上げる景色もまた美しい。


幹線路を外れ、農道を走る。
レンゲ畑もあまり見なくなったな。
07:50


巨大な太陽光パネル
敢えてSANYOの。
遠くから見てもデカイ!と驚くけど、近づけば それはもう圧巻。


建物は整理され、広大な敷地にはパネルだけが残されている。

この巨大建造物、今後どうするんだろ。
08:00


下道を走り続けると桜並木に出た。
かなりの距離がある。
狭いのに通勤の抜け道になっているようで交通量は多い。
北上すると、赤い街路灯が並び始める。
夜桜見物用なのだろう。
個人的にはない方がいい。


おぉ、城だ。
横目で見ながらいつも通過していたけど、一度寄ってみよう。
08:15


カッコいい城(資料館)だ。
大垣市の墨俣一夜城
「すのまた」は、平成の大合併で消えた町の名。
住む人たちはどんな気持ちだったんだろう。

散歩に来ていた人が声をかけてくれた。
生まれも育ちもここで、「すぐそこ」にお住まいとのこと。
なんと案内してくれるとおっしゃる。


一夜で建てたとの言い伝えは、川を利用して短時間で建設資材の準備ができたからだそうだ。
なるほど。
この方の話では、そもそもこんな天守閣などなくて 平屋造り。
堤防の治水工事のため、実際の位置から100メートルほど離れた現在の位置に建てられたのだとか。
違う形の建造物にしちゃって良かったのか?
こんな話も土地の人から聞けるのが楽しい。

だいぶゆっくり話をした。
お礼を言って、先に進もう。


幹線路より、こんな道の方が断然楽しい。
どこにいるのか分からないけど、たぶん右手へ行けばいいだろう。
09:05


山県市市役所着

転居届を出しに来た。
それは冗談だけど、時々それもいいかなと思うことがある。
09:20


館内、とても広くて明るい。
天井が低くて昼間でも証明が要る どこかの区役所とは雲泥の差。

何をしに来たかというと、知り合ったお母さんの家がある柿野地区の祭りについて聞きたかったから。

初めて訪れた時、4月の第二週日曜日にご神事が行われることを知った。
ずっと、来年こそはと思いつつ、かれこれ四半世紀。
不思議なことに4月になると忘れてしまう。
ホームページで確認したんだけど、第二日曜ということしか記されていない

どうせ古城山に行くのだから、直接聞いちゃおうと。
まぁ、普通の人なら電話で問い合わせるんだろうけど、自分の場合、行く理由のひとつにしてしまう。

ロビーの受付で観光協会みたいな部署はないのかと尋ねる。
インターネットで市のHPを確認してくれた。
それ、ぼくも見たんですけどね。
「美山の柿野ですよね?」
山県市は2003年に3町村が合併してできた市。
美山の…
という呼び方に、その名残が感じられる。

「観光課はないけれど、二階にある地域課で分かるかも知れません。」

教えてもらった地域課で聞くと、即答。
「今年は13時から始まると、自治会長から電話がありました。」
けっこう問い合わせが多いそうだ。
兵庫県から来る人もいて、中には撮影スポットを教えて欲しいという人もいるらしい。

どの職員さんも丁寧な対応をしてくれたけれど、言葉の端々に まだ完全には合併しきれていないのかなと感じる。


鳥羽川の桜並木。

大きなレンズのカメラを持った人が声をかけてくれた。
今日もいろんな人に声をかけられるな。
「あそこに見える家に住んでます。」とおっしゃる、プロのカメラマン。
この街で撮った写真のポストカードセットを頂いた。
町から移住してきたそうだ。
家屋の固定資産税は軽自動車の税金並、土地は一坪10円だとか。
写真の話や社会情勢の話をしながら、気づけば25分も経っている。

10:05

桜に限らずいつ来てもいい眺め。
時折吹く風に花びらが舞うのが美しい。
もうじき川面が桃色に染まるだろう。

保育園の子たちとすれ違う時、おはようと声をかけたら、一人二人と最後にはみんなが大きな声で おはようございまーすと挨拶してくれた。

あ、いけない。
ノンビリしていたら、古城山に登れなくなっちゃう。
歩道半分ほど来た所で、対岸に渡って引き返す。

残り半分はエンジンの力を借りて時短。

4キロ近雲続く見事な並木。
一時期、ほかの観光地みたいにライトアップの話が持ち上がったそうだが、地元住民の反対で廃案になったらしい。
もし電飾されたなら、その時は来ることもなくないだろうな。
地元のみなさんに感謝。
10:45

古城山に向かう…

はずが、どうして?

かなり古いけど人が通ったらしい痕跡も合って、間違っていないと思うんだが。
昔の道に入ってしまったようだ。
10:55


何とか今日の目的地、古城山の登山口に到着。
11:05

山頂まで2キロ弱…
ダメだ、往復したら日が暮れる。

この先に新登山口があるらしく、そちらは半分ぐらいの距離らしい。
軟弱者と呼ばれようがかまわない。
楽な方にしよう。


新登山口
公衆トイレと整備された広い駐車場がある。
11:40

やや急だけど登山道には階段が作られていて歩きやすい。


季節も終わっただろうカタクリの花が、まだところどころに咲いている。

楽勝!と思ったのは最初だけ。
登り始めて間もなく階段はなくなり、ロープに頼らないと登れない場所も。
山肌に厚く積もった木の葉で滑る滑る。

写真で見ると、どってことない傾斜なんだけど。

お気に入りの熊ベルが、今日は特に鋭く響く。
熊に出くわす予兆か?


曲輪群
居住区を補強するために石組みが組まれたようなんだが、どこを指しているのかよく分からない。


ところどころで石垣を見るけど、これのことなのかな?


城だ~
12:15


ミニチュアとは言え、よくこんな場所に建てたもんだ。
山肌が崩れるとか昔とは地形が変わってしまったかも知れないけど、ここにそれなりの規模の城を築いた労力には感服する。


遠くには、金華山。
てっぺんに岐阜城が見える。

さっき軟弱にも諦めた側の駐車場から、同年輩と思しき男性が登ってきた。
比較的近くの美濃市からお越しとのこと。
歴史ドラマか何かで有名になり、土日には来訪者が増えたそう。
それで新登山口が作られたのか。

途中にある「切井戸」が面白いと聞いたので行ってみよう。


実は登ってくる時に気づいてはいたんだけど、斜面が急そうだったのでパスした。
場所は張られたロープが頼り。
斜面もだけど、落ち葉が厚くてグリップしない。

案内板に40メートルとか書かれていたけど、感覚的に標高差?と思うぐらい斜面を下る。
切井戸の近くにだけ、竹が生えている。
ここに住んでいた人たちが上田のかも知れない。

切井戸

地下深く掘った井戸じゃなくて、しみ出てくる水を溜める水場なんだね。

元旦の朝、井戸から鶏の鳴き声が聞こえたら長生きするという言い伝えがあるらしい。
長生きはしたくないが、へんに運が強いので鶏の鳴き声を聞いてしまう気がする。
ぜったい元旦には来ない。
12:30

新登山口に帰着。
あちら側を往復していたら、3時過ぎていただろう。

暑くてすぐにヘルメットをかぶる気にならない。
汗をかいたから、このまま走ると風邪を引きそうだ。
けど、着替えなんか持ってきてないので走る。
13:05

お昼を食べよう。
40年近く、ツーリングでは飲まず食わずが当たり前できたけど、この頃ちゃんと食べることが多くなった。
昨年は、山県市南部にあるスーパーで弁当を買って食べたけど、今日は市街地にある「山県ばすけっと」に寄ってみた。

理由は名前に「山県」とあるからと言うだけ。
土産物コーナーがあって、というか土産物スペースが半分以上なんだけど、食堂がくっついたスタイル。
市街地になかったら、きっと「道の駅 山県ばすけっと」って名になっていただろう。
13:25


メニューを見るとそんなに珍しいものでもなく、「ここでしか食べられない」の意味は分からない。
店内明るくキレイ。


自販機でネギ塩レモンのチキンステーキの食券を求める。

リピートしたくなる♪と褒めるほどではないが、普通に美味しい。
味噌汁は口に合うな。
この前 久瀬温泉で買った田舎味噌のような味だ。
また味噌買いに行こう。

さて、帰りますか。
14:15


岐阜市バイパスを走る。
さっき古城山から見た岐阜城。
14:35

国道22号線から、いつもなら庄内川沿いに下るんだけど、今日は名古屋市街地を抜けることにしよう。

と、突然左足がつって、痛くて走れなくなる。
うなりながら、路肩でうずくまる。
場所は…
なんとまた新川。
1ヶ月前、大野町の古墳群を見に行った際、往路復路同じ場所で やはり左足がつった。
こりゃ、場所じゃなくて、新川に祟られてるな。
真相を探る旅を企画するのも面白そうだ。


名古屋市内
車線は多いけど、2車線が右折レーンになってたり、不慣れな人には恐ろしい道路。
GPSの反応が思い白い。
高いビルの反射波を拾うのだろう、停止しているのに車速は1キロ2キロと変動する。
15:30

思ったより早く帰ることができた。

TRとSPの8インチを履くと、車速の誤差はほぼないんだけど、走行距離はなぜか1割短くカウントされる。
16:10

明々後日もまた山県行きだ。

本日走行:160km(GPS:180km徒歩除く)
消費燃料:3.6L

全工程


輪之内周辺


墨俣一夜城周辺


山県市周辺


大桑地区古城山周辺
Posted at 2024/04/13 10:14:34 | コメント(1) | トラックバック(0) | | 旅行/地域

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