(残念ながら心底ガッカリです・・・)
え~~、言わずと知れた「柔ちゃん」こと谷亮子さんが参院比例で出馬するそうで・・・。
柔道の世界での功績は素晴らしいものだったのは分かりますが、単なる集票マシーンに堕してしまうのか・・・。
しかも議員当選を目指しながら現役選手として「ロンドン・オリンピック」も目指すとか・・・。確か幼い子供さんもいて子育ての真っ最中のはずですが・・・。
「3足のワラジ」なんて・・・、そんなに簡単にできるものなんですか?議員も選手も子育ても・・・。それぞれの分野で必死に練習したり働いている或いは生きている人達全てに失礼だと思うのは私だけでしょうか?
仮に参議院議員になったとして、オリンピックを目指すなら練習はどうするんですか?練習の間は議員活動休止ですか?生まれたばかりの子供さんの育児はどうするんですか?
そんな中途半端なことで「世界を大きな愛で・・・」みたいなコトを言ってましたが、本気で出来ると思ってるんですか?まずは母親として自分の子供に愛を注ぐのが女性としても人間としても本来有るべき姿なんじゃないですか?
中国の古書である四書五経の一つ「大学」にこんな一文があります。
「其所厚者薄、而其所薄者厚、未之有也。」
(その厚くするところの者薄くして、その薄くするところの者厚きは、いまだこれあらざるなり。)
(意訳:本来は手厚く持つべき身近な人への思いやりや愛情が薄くして、どうしてより縁遠い国家の大事を語れようか)
どうしても政治家を志すのであれば子育てを終えてから、柔道選手として自己燃焼してからでも良いんじゃないですか?その間に真剣に勉強できるんじゃないですか?それとも政治家になることは育児よりも優先させなきゃいけないことなんですか?出産は男には絶対に経験できない神聖なものです。育児の尊さ素晴らしさは女性の「特権」だと私は思ってますが、彼女にとっては片手間で出来る「軽いもの」なんですか?政治も同様に「片手間の軽いもの」なんですか?
柔道家としての過去の実績と努力には敬意を払いますが、今回の出馬には民主からであれどこの政党からであれ、単なる票集めのタレント議員として出馬表明したこと・・・、心から残念に思います。
今回の参院選では他にもスポーツ界からタレント議員候補が目白押し・・・。
同じく民主から元体操選手の池谷幸雄氏、競輪選手の長塚智広氏。
自民からは、元巨人の堀内恒夫氏、近鉄、巨人などで活躍した石井浩郎氏。
たちあがれ日本からは、元巨人の中畑清氏。
国民新党からはプロレスラーの西村修氏が出るそうで・・・。
(5月10日現在)
それぞれスポーツ界ではそれなりに実績も持った人達だとは思いますし人物としても「良い人」なんでしょうが、政治家としての資質は?????としか思えません・・・。
同じく知名度が先行し政治畑以外から転身した政治家としては宮崎県知事の東国原氏や大阪府知事の橋下氏がいますが、東国原氏は知事選挙出馬以前から政治家を目指し勉強もしていたそうですし理念がしっかりしているのは世間が認めているところだと思います。
橋下氏も弁護士という職業柄か法律には詳しいところから政策面でも明確なビジョンを持ち実行する信念があるように見受けられます・・・。
しかし、上記の出馬表明した人達はそうした準備をし、議員として国政に携わる覚悟を決めビジョンを描いているのでしょうか・・・?
過去にはタレント議員として有名なのは西川きよし氏とかアントニオ猪木氏など多くのタレント議員がいましたし現在も複数名の人達が活動しているハズです。
一体、彼らは議員として何か結果を残したのでしょうか?
西川氏の有名なフレーズに「小さな事からこつこつと」と言うのがありましたが、何か小さな事一つでも実績を残したのでしょうか?
政党側も、いい加減に知名度だけのタレントを議員に擁立するのは止めて欲しいのですが・・・。
これでは民主はもちろん自民や立ち上がれにも投票する気が失せてしまいます・・・。
みんなの党は「政策に賛同した者だけ」とハードルを設けタレント議員を容易には擁立していないようですが、そうした姿勢が選挙直前に評価されるか否か、意外とこの党や共産党がキャスティングボートを握ってくるかも知れません・・・。
ホント、立候補するのは自由だと百も承知ですが・・・、国会議員となるにはそれなりの実績とか見識とか、何か資格のようなものを設けるわけにはいかないんですかねぇ・・・?(^^;
飛行機のパイロットになるにしても、厳しい訓練を経なければなれないし、建築家だって実務と経験が無ければ・・・。自分たちに身近なクルマの運転だって、免許を取るにはそれなりの勉強と訓練が必要なはず・・・。
そうした経験を一足飛びで知名度だけで政治家というのは釈然としませんし、そんな人ばかりで政治が出来るのか甚だ心配だし国民がバカにされてるようにしか思えないのですが・・・。
例えば市会議員や県会議員の経験がないと比例代表の名簿には載せられないとか、自治体の首長経験者とかステップアップしないと衆議院議員にはなれないとか・・・。
まぁ、あくまで戯れ言ですしこんなハードルで逆に政治の「プロ」ばかりというのも問題なんだろうとは思いますが、「素人」ばかりで国政というのはなんともシラケてしまいます・・・。
彼らが議員になったからには必死に働いてくれればいいのですが、ほとんどは○○チルドレンなどと呼ばれてボスの言いなり、単なる数合わせの駒でしかないのが情けないのです・・・。
長々と愚痴すんません・・・(^^;
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亮子、民主から電撃出馬!参院選もロンドンも金!!
ヤワラちゃん、今度は「議員で金」だ。00年シドニー、04年アテネ両五輪の柔道女子48キロ級金メダリスト・谷亮子(34)が10日、東京・永田町の民主党本部で小沢一郎幹事長(67)とともに会見し、今夏の参院選に同党比例代表で立候補することを表明した。同時に「(12年の)ロンドン五輪で金メダルを目指す」と柔道の現役続行も宣言した。所属していたトヨタ自動車も、3月31日付で退社。史上初の「現役五輪金メダリスト国会議員」を目指す。
「地球を覆うほどの愛で頑張りたい」。この言葉が、政治家・谷亮子の決意表明だった。「現役はもちろん続けます」とも宣言。ロンドン五輪に出場すれば、95年に当選し翌年のアトランタ五輪に出場した自民党・橋本聖子参院議員(45)以来2人目となる。
電撃出馬について、谷は「3月初めに小沢先生から国政に携わってみてはと言われ、4月下旬にやってみようと決断した」と説明。所属していたトヨタ自動車は、3月末に退社。4月に入って新たに数社からスポンサーのオファーがあったが、政界進出を決断した。
民主党は現在、普天間問題や「政治とカネ」問題などで支持率も低下。逆風での挑戦だが「小沢先生の強いリーダーシップのもとで頑張りたい」と小沢氏への全幅の信頼を強調した。
小沢氏は、17年も前から谷の熱烈な応援団だった。2人は、谷が高校時代の93年に知人の紹介で対面。その席上で「田村亮子」と書いた色紙を受け取った小沢氏は、今でも党本部の部屋に色紙を飾り、毎日「きょうも頑張るぞ」と手を合わせているという。また、03年の谷の結婚披露宴にも最後まで退席することなく参加。出馬要請に当たり「ロンドン五輪代表になったら、議員の大応援団を率いて応援に行く」と“小沢応援団”結成まで約束したという。
谷は小沢幹事長(左)、輿石参院会長(右)と握手をする 今後は、ママ、柔道家、政治家の“3足のわらじ”でロンドン五輪金メダルを目指す。北京五輪以降、産後休養中の柔道の復帰戦については、11月の講道館杯が最有力だ。さらに「ロンドンはもちろん(16年五輪の)リオデジャネイロも可能ならもう一度行ってみたい」と、07年世界選手権で「ママでも金」を達成したリオでの五輪出場まで意欲を見せた。
女子48キロ級は、日本人3選手が世界ランク上位5位以内に入る超激戦だが「いろんな選手が出てきているが、毎回違う優勝者が出ている。飛び抜けて安定している選手はいない」。絶対女王として君臨した意地と自信が、言葉にみなぎっていた。
巨人・谷佳知外野手「この度、妻・亮子が参議院選挙に立候補する運びとなりました。3月にお話を頂いてから前向きに話を進めてまいり、彼女も真剣に国政に携わってやってみたいことがあるとのことなので、協力できることがあれば、快く協力するということを提言した次第です。皆様のご指導、ご鞭撻(べんたつ)のほどお願い申し上げます」
◆谷 亮子(たに・りょうこ)1975年9月6日生まれ。福岡市出身。34歳。8歳で柔道を始め、福岡工大付高(現福岡工大城東)―帝京大―トヨタ自動車に入社し今年3月いっぱいで退社。15歳で福岡国際を制するなど、同大会と全日本女子選抜体重別の11連覇は大会記録。五輪は過去5大会に出場し、2度の金メダルを含むすべてでメダル獲得。世界選手権は6連覇を含め、通算7回優勝。146センチ、48キロ。家族は夫と、長男・佳亮くん(4)、次男・晃明ちゃん(生後7か月)。
(2010年5月11日06時03分 スポーツ報知)
ニュース元URL↓
http://hochi.yomiuri.co.jp/sports/etc/news/20100510-OHT1T00298.htm
知名度期待、スポーツ選手やOB擁立ラッシュ
夏の参院選に向け、各党のスポーツ選手やOBの擁立ラッシュが続いている。
知名度が高く清新な印象が「即戦力」になると見て、無党派層の票獲得を期待しているためだ。
民主党は五輪メダリストを3人そろえた。10日に発表された柔道の谷亮子氏(34)と、元体操選手の池谷幸雄氏(39)を比例選に、競輪選手の長塚智広氏(31)を茨城選挙区から、擁立する。
プロ野球界からも引っ張りだこだ。自民党は、比例選で読売巨人軍前監督の堀内恒夫氏(62)、秋田選挙区には近鉄、巨人などで活躍した石井浩郎氏(45)を立てた。たちあがれ日本も、元巨人の中畑清氏(56)を比例選で擁立する方針だ。国民新党はプロレスラーの西村修氏(38)を比例選候補として公認した。
スポーツ選手などの候補者がいないみんなの党の渡辺代表は10日、「アジェンダ(政策課題)のもとに集まった覚悟の集団というのが最低条件だ」と語り、けん制した。
(2010年5月11日07時35分 読売新聞)
ニュース元URL↓
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100511-OYT1T00160.htm?from=main4