え~~、
昨日の拙ブログで、イギリスでは国内の失業率の悪化などから外国人の移民を規制する動きが出て来たニュースをご紹介しました。
ところが、日本企業では大学新卒者の採用数のうち、外国人留学生を採用する割合がここ数年飛躍的に伸びているというニュース・・・。
企業の海外進出、国際化を見据え、海外事情に詳しい、英語や中国語が使えると言った即戦力として企業が外国人留学生に期待しているということのようですが、その一方で「草食系」と揶揄される日本人学生に対する物足りなさも見え隠れするのだとか・・・。
これは、学生側の能力不足的な責任というよりも、日本の将来を背負って立つ日本の若者の能力開発を怠り、目先の労働賃金として、企業の都合の好い「道具」としてしか学生を見てこなかった日本経済界に、重い責任があるように感じます。
そして、経済界のそうした拝金主義を後押しする政官界の責任もです。
まずは日本人が世界と対等に戦える能力を持てるように産官学共同で、今まで以上に効率よく実践的な教育プログラムを進めねば、日本の未来は本当に暗いと思います。
なにより資源も国土も無い日本、世界の中で生き抜いていくためには、発想力・技術力の豊かな「人材」を育てるしかないと思うのですが・・・。
参考サイト
【風(1)超氷河期の就活】内定5割台…「どこでも良い」途方に暮れる日々
http://www.sankeibiz.jp/econome/news/101206/ecd1012061433001-n1.htm
【風(2)超氷河期の就活】1割がエントリー100社…数を競う矛盾
http://www.sankeibiz.jp/econome/news/101207/ecd1012071437002-n1.htm
【風(3)超氷河期の就活】ミスマッチ?甘えるな!企業側のホンネ続々
http://www.sankeibiz.jp/econome/news/101208/ecd1012081457001-n1.htm
【風(4)超氷河期の就活】ガラパゴな新卒主義は? 学生も反論続々
http://www.sankeibiz.jp/econome/news/101209/ecd1012091713000-n1.htm
【風(5)超氷河期の就活】キャリア教育、就職予備校…マニュアル氾濫
http://www.sankeibiz.jp/econome/news/101214/ecd1012141501002-n1.htm
【風(6)超氷河期の就活】「やればできる子」草食系…大学全入の悪循環か
http://www.sankeibiz.jp/econome/news/101215/ecd1012151615002-n1.htm
【風(7)超氷河期の就活】若者のせい?社会のせい? 進む外国人採用
http://www.sankeibiz.jp/econome/news/101216/ecd1012161331001-n1.htm
【風(8)超氷河期の就活】“潜在能力”磨かれる好機なのだ
http://www.sankeibiz.jp/econome/news/101217/ecd1012171532002-n1.htm
我が国の活力や成長の基盤形成に貢献する高等教育(PDFファイル)
http://www.mext.go.jp/component/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2010/02/03/1289012_010.pdf
怒らない地方国公立大学生(東京のばかやろーブログ)
http://yuukinohan.exblog.jp/9232424
日本の大学生が就職できずにいる一方、中国人留学生は企業に大人気
http://workingnews.blog117.fc2.com/blog-entry-3297.html
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ローソン、ユニクロ、ヤマト運輸…日本の学生では物足りない? 増える外国人留学生採用
2010.12.19 20:41
来春卒業予定の大学生の就職内定率が過去最低(57・6%、10月1日現在)となる中、外国人留学生の大量採用を打ち出す大手企業が目立っている。就職する留学生の出身地は、中国や韓国、タイ、インドネシアなどアジアが中心。母国の事情に詳しく、英語、日本語が話せるなど留学生の能力が高く評価されているようだ。日本の大学生に、企業側が物足りなさを感じている側面も見え隠れする。
コンビニ大手のローソンは来春、新卒者の約3割の20人程度を外国人留学生で採用する。運送大手のヤマト運輸も平成23年度の新卒採用の約3割を留学生にするという。カジュアルウエア「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングも24年度の新卒者の3分の2を外国人で採用する方針だ。こうした傾向は2、3年前から始まっている。
日本学生支援機構の調査では、20年度で大学・大学院などを卒業・修了した約3万5千人の留学生のうち、日本国内で就職したのは全体の約25%にあたる8736人。調査を始めた16年度の5705人と比べて大幅に増えている。
「ディスカッションでの発言力に日本の学生は物足りなさが残る。外国人留学生は積極的な姿勢が目立ち、入社後も日本人に足りない部分を開拓できる可能性がある」
ある企業の採用担当者は留学生の魅力をこう話す。
ローソンでは「新たな商品開発などを進める上で、多様な文化を持つ外国人留学生の力が必要」。今年から上海とシンガポールで宅配便事業を展開し、来年は香港やマレーシアに事業を拡大するヤマト運輸も「アジア進出に際して現地の事情にも詳しい社員が求められている」と期待する。
海外からの留学生が全学生数の約半分を占める立命館アジア太平洋大(大分県別府市)では21年度、日本で就職を希望する外国人留学生約270人の9割以上が三菱商事や東芝、東レといった有名企業に内定した。
同大の就職支援担当の村田陽一さんは「アジア圏でトップレベルの学力を持つ学生の多くは英オックスフォード大や米スタンフォード大へ進むため、日本に来るのはその次のレベルが多いが、それでも学力は高い。希望する日本企業に就職するために熱心に勉強している」と話す。
ただ、留学生のすべてが就職に恵まれるわけではない。東京労働局の東京外国人雇用サービスセンター(東京都港区)は「不況で留学生の求人数も落ち込んでいる。大企業に就職できる優秀な留学生と、内定がもらえずに帰国を余儀なくされる留学生の“二極化”が進んでいる」と分析している。
中国・北京近郊出身で私大の留学生コースで日本語を勉強した後、中央大大学院の修士課程を経て、今年4月にヤマト運輸に入社した張(ちょう)磊(らい)さん(27)も「日本への留学で遊んでいる余裕はなかった。とにかく一生懸命勉強して日本の企業に就職したかった」と振り返っている。(田中充)
ニュース元URL↓
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/101219/trd1012192049009-n1.htm
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Posted at
2010/12/20 13:13:19