
少し前のブログ、
車線を守らないと、ぶつかって痛い目に遭うよ で、
> 2つ以上の通行帯のある道路では、それぞれの通行帯の真ん中を走るのが基本だと思いますが、最近、第1通行帯を走る人が第2通行帯に寄って走り、逆に第2通行帯を走る人が第1通行帯に寄って走ってるのをよく見かけます。
と書いたのですが、その典型の様な事例にまた遭遇しましたので、ちょっとケーススタディーをしてみたいと思います。
場所は都内の幹線通り。
後ろから来た青い車、第1通行帯を走行して来たのですが、第2通行帯との区分線に右側の車輪を乗せて走っています。
…という事は、ドアミラーは隣の通行帯にはみ出しているわけです。
この青い車、第2通行帯に進路変更しました。今度は第1通行帯との区分線に左側の車輪が乗せて走っています。
意識啓蒙の為、こちらも自車後方を確認した上で、(青い車と同じように)目一杯、隣の通行帯に寄せてみました。
青い車、ちょっと焦った様子。慌てて、右に少し寄りました。自分がやっていることと同じことを、他人がやると、びっくりするようです。
これで区分線を踏みながら走ることの危険性にちょっとでも気付いてくれるかなと思ったのですが…。
そのうち、青い車はこちらを追い越して、こちらの右斜め前に出ました。
今度はこちらが青い車の後方より近づく形になりましたので、そーっと青い車の左横に寄せて、青い車を緩やかに追い越してみました。
ちょっとは気づいたかなと思ったら、青い車、再び第1通行帯に進路変更してこちらの後ろについた後、びたっと自車の後ろにつきました。ん…、煽ってる?
┐(-。ー;)┌ヤレヤレ
青い車がどんどん近づいてきた刹那、こちらの視界には、わき道から左折して本線に進入して来ようとする銀色の車が…。
はい、安全確保のため、迷わずブレーキをちょんと踏みます。
青い車の運転手はちょっと焦った様子。
ちゃんと車間距離取らないから、そういうことになるんです>青い車の運転手さん
その後、自車は側道に逸れました。後方の青い車も同様に側道に逸れました。
こちら、この交差点を左折します。
後ろの青い車は…。
左のウィンカーが上がりましたので、こちらと同様に左折の様です。
ただ、その左折方法が良くない。
交差点を左折するのに青い車の左側方はがっぽりと空き、黄色の区分線を右車輪が踏んで(はっきり言うと、少しはみ出して)いるのがわかります。
交差点左折の際には、車を目一杯左に寄せましょう。これは、法規にも定められていることも勿論ですが、左側方に余計な空間を作らないことにより、後方から来る二輪車・自転車の巻き込みを防ぐためにも有効です。
ホイールベースやオーバーハングの長いトラックやバスならともかく、あなたの青い車はホイールベースもオーバーハングも短いコンパクトハッチ。
しかも、弧を描いた左折専用レーンのあるこの交差点では、貴方は内輪差をほぼ気にせずに曲がることができます>青い車の運転手さん
道路交通法 第六節 交差点における通行方法等
> (左折又は右折)
> 第三十四条 車両は、左折するときは、あらかじめその前からできる限り道路の左側端に寄り、かつ、できる限り道路の左側端に沿つて(道路標識等により通行すべき部分が指定されているときは、その指定された部分を通行して)徐行しなければならない。
なぜ隣の通行帯に近づいてしまうのか。
少し前のブログでは、恐怖で道路の端に寄れない可能性について言及しました。
今回のブログの例では、右に左に進路変更を繰り返し、車の間を縫って走り、少しでも前に出たい、目的地に早く着きたい、という思いを持っているのではないかと推察しています。
こうした人の場合、隣の通行帯ぎりぎり、もしくは少しはみ出して区分線を跨いで走る、そんな悪い癖がついているのかも。ある時期からタクシーでこのような走り方をするをのよく目にするようになったのですが、こうしたお行儀の悪い走り方が、一般車にも伝染してきてしまっている様にも感じます。
もしそうなら、それは悪い癖です。直した方が良いです。
路上にいる全ての方が、意識をしっかり、はっきりと持つことと、自動車を運転される方は、それが危険な業務であることを再認識し、業務を遂行されることを希望します。
ご安全に!
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Traffic Safety | クルマ
Posted at
2014/07/05 05:35:04