エボⅣ ブースト圧０，１㌔上昇！

皆様おはようございます！

オーダー中古車でエンジンオーバーホールを実施した道東のＡ様のＣＮ９Ａです。

中古車の納車整備の一環としてクルーズが実施するパワーチェックでエンジン出力がカタログ値よりも１０％以上低かった為何かしらの異常があると判断してトラブルシューティングを開始しました。

現在判明し修理を開始した項目はブースト圧が純正値の１，０㌔よりもかなり低く０，６〜０，７㌔と言う状態でした。

車両側には後付けのブースト計が無い為メインラインＤｙｎｏのブースト圧センサーをエンジン側に接続しログを採取しながらブースト圧をモニターしながらトラブルシューティングを進めています。

ＣＮ９Ａは発売されてから既に２８年も経過している車両ですのでどんなトラブルが起きてもおかしくない年式です。

ブースト圧が基準値に満たないまたはブースト圧が上がり過ぎるなどの不具合は日常茶飯事ですが、今回はブースト圧が基準に満たない低ブースト圧状態と言う事で点検を進めます。

ランエボでブースト圧関係の定番トラブルと言えばアクチュエーター故障、触媒の溶損、ターボチャージャー本体の故障、インタークーラーからスロットル→サージタンク間のエア漏れとかなり多岐に渡りますがエンジンオーバーホール時にターボチャージャー本体のベアリングのガタやコンプレッサーホイール、タービンホイールなどは点検済の為ターボチャージャー本体の不具合は除外します。

触媒の溶損に関しては今回納車整備として新品フロントパイプから社外メタルキャタライザー、新品リヤマフラーと一新した為排気系の不具合によるブースト圧の不具合も除外します。

と言う事でインテークらからサージタンク迄のエア漏れを点検する為にエアフロメーターを取外しリークテスターを接続し加圧を開始するとあちこちからエアーがかなり漏れている事が判明しました。

先ずは一番多くリークしていたのが定番トラブルヶ所でも有る二次エアバルブ！
こちらを取外してプラグを取り付けたところブースト圧が０，１㌔上昇しました。

それでもまだ基準値には遠いので今日から純正ブローオフバルブを取り外しその部分をキャップしてブースト圧の変化を考察していきます。


それでは本日も宜しくお願い致します。

クルーズ Ｄａｉ