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2023年12月01日

好きな車(゚ー゚*)

今回はトヨタから。
以前スズ菌のツインをやった時に軽くふれたんですが、ちゃんとやっていなかったのでやります。

【TOYOTA iQ】
「トヨタ iQ」です。車名の「i」は小文字で正解ですよ。

2000年代初頭のころ、欧州の各メーカーがマイクロカー(Aセグメント)に力を入れはじめていました。そこでトヨタとしてもその流れに乗るべく、2007年ドイツのフランクフルトモーターショーにて


こちらの「iQコンセプト」を発表したのです。
目指したのは「全長3m以内のコンパクトなボディで、大人2人と子供1人が乗れる車」だったとか。
そして、翌年2008年に


トヨタ IQとしてデビューしました。
スペックはこちら。
水冷並列3気筒DOHC12バルブ、排気量996cc、最高出力68馬力です(ベースグレードの100Xのもの)。
エンジンスペックを見ていてお気づきかもしれませんが、エンジン開発はダイハツと協力しています。
全体的な開発は、南フランスにあるトヨタの欧州デザインスタジオED2で行われました。だからどこか欧州車的なんですね。


ボディサイズは2985mmx1680mmx1500mmと目標通り全長が3m以内に収まっていますね、一般的な軽自動車より400mmほど短いです。



足回りはフロントはマクファーソンストラット、リヤはトーションビームとコンパクトカーとしては基本的なもの、案外硬めのセッティングだとか。まあ、つまり軽自動車のものですね。
ブレーキはフロントディスク、リヤはドラムとこれも一般的な構成。
最高出力は68馬力と軽自動車レベルで、走らなさげですが車種は800kg台なので思った以上にキビキビ走れます。




内装前側、シンプルです。トランスミッションは基本的には専用設計のCVTが与えられていますが、後に追加されたMTもあります。


インパネ回り、スピードメーターの斜め下にタコメーターが付きます、ちょっと変則的な配置ですがそれは車が小さいからでこうせざる得なかったとか。


リヤシート、一応大人4人が座れますが、正直リヤは非常用と割りきったほうが良いレベル、リヤに人が座るとリヤのラゲッジは使えなくなります。あくまで乗員は大人2人子供1人が標準ですから。


各ドアを開放するとこんな感じ、3ドアでリヤのハッチも開きますが、開けたらすぐ目の前にリヤシートが来るのでラゲッジは無いに等しいです、A4の書類ファイルが入るぐらいのスペース。


こんな小さな車だから安全性が・・・となりそうですが、ハンドルや助手席はもちろんサイドはカーテン式やサイドエアバッグ(後席も)


追突された時用のリヤガラスエアバッグまで装備、つまり♪守備範囲、360度(♪レイダ~マ~~~~ン・・・戸川純をわかる人が居るんかいなw)な全方位のエアバッグを装備していて当時世界初だったのです。
翌年2009年には


1300ccエンジンを追加して130Xなどのグレードが増えました。
1300のスペックはこちら
水冷並列4気筒DOHC16バルブ、排気量1329cc、最高出力94馬力です、排気量アップで車重も増えましたが、それでも950kg台と軽量です、エンジンの4気筒化でさらによく回るエンジンになりました。
130G→(130Gゴーと読みます)グレードには欧州仕様と同じく6MTも設定、ただ欧州仕様はリヤブレーキもディスクになるんですが、国内仕様はリヤブレーキはドラムブレーキのままでした。




後にこのようなツートンカラーも設定されています。
ベーシックなコンパクトカーですが、軽いボディと相まってハンドリングはキレキレでキビキビと走ります。意外と速い車なんですよこれ。最小回転半径は3.6mと小さく、狭い場所でも不安なし。昔、1.3GのCVTを借りて少し運転しましたが、かなり楽しい・・・これはMTで乗りたいなと思ったほど。

さて、このiQには役物が数種類居まして




2009年に限定販売された「iQ “GAZOO Racing tuned by MN”」
基本的には気持ちのよいコーナリングを目指し足回り中心で手を加えたもの。iQの開発段階でこういうのもと並行開発していたらしい。
専用チューニングが施された30mmローダウンのサスペンション、トランスミッションは6速MTを装備、欧州仕様と同じくリアのディスクブレーキを装備。さらに専用デザインの前後バンパースポイラーやサイドマッドガードをセットしたGAZOOレーシングスタイルパッケージもオプション設定、実はこの車がGAZOO Racing初のコンプリートカーでした。車両本体価格は192万円で、エアロ等のオプションはさらにプラス29万円の価格で100台のみの限定車、販売開始した時点で即完売したそうです。




2012年にGRMNシリーズ第2弾として発表されたのが「TOYOTA iQ GRMN Supercharger」です。
1.3リッターエンジンにスーパーチャージャーを装備して過給、通常の94馬力から30馬力ほどパワーアップして122馬力に、6段MTは各ギアの変速比をクロスさせてクロスミッション化、サスペンションは30mmローダウン、の専用品、ブレーキは前後ディスクでホイールは16インチの専用軽量アルミホイール、タイヤのブランドはブリヂストンポテンザRE050Aの195/55R16を装着という徹底っぷり。


まあ、平たくいえば、iQでダイハツブーンX4を造りました的な車ですかね。AWDではありませんけど。そもそもiQのエンジンはダイハツで開発した物なので流用したのかもしれない。
これも100台限定で車両本体価格はなんと355万円、しかし発売したらまた即完売したとか・・・いいなぁ。

しかし、この価格で驚いてはいけない、さらに上のiQがいるんです造ったのはトヨタじゃないけど。


イギリスの名門高級自動車メーカーである、アストンマーティンが手掛けたiQ






Aston Martin CYGNET (アストンマーティン シグネット)
トヨタiQをベースにしてルーフ、左右ドア、リアフェンダーを除く外板パネル全てが専用設計


フロントにはアストンマーティンのアイデンティティーである「ブライトフィニッシュグリル」が装着され、エンジンフードにはDBSと共通のエアインテークを追加、


フロントフェンダーにもエアアウトレットを設けられ、iQとは異なる外観を与えられて独自の意匠としています。


リアコンビランプも当時のDBシリーズと共通のもの。


内装も職人の手によるレザーシートが奢られ、ベーシックなコンパクトカーがベースだとは思えない高級感。本皮の使用量は通常のDBなどの大きなモデルと変わらなかったそうで。
完全受注生産で、その車両本体価格は・・・

¥4'750'000 (゜゜;)!!

四百七拾伍萬円(6MT)でした。

尚、CVTだと495万円、これらはあくまで最低ラインで、そこから内装や外装のオプションを選んで行くと550万円以上になったとか。
アストンとしては小型車も販売して、環境問題にも配慮してますよという対外的なポーズのため。セレブの奥様たちのセカンドカーやお買いもの車として、もしくはエントリーモデルとしてAセグメントの車が欲しかった、安全性も高いiQに白羽の矢が立ったんだそうで。
アストンとしては年間4000台!!と息巻いていましたが・・・生産終了までに売れた台数はたった130台ほどだったそうです。うん、アストン下手こいたねコレはw。
しかし、そのせいで中古車の希少価値が上がっているんだとか。

ちなみに




役物というほどではありませんが、こちらも100台の限定車で、2012年に「eQ」という名前の電気自動車も販売しています。これ意外と知らない方が多いんですけどね。価格は360万円でした・・・補助金使ったらいくらだったんだろう、コイツもかなりのレア車です。

さて、ではiQは売れたのか?・・・欧州などではそこそこ、日本では爆死気味でした。日本ではネッツ専売でしたが車両本体価格が130万円から190万円と(当時のコンパクトカーとしては)高めで、それでいて軽自動車より400mmも小さい車・・・んなもん日本で誰が買うんですか?w。
それより安い価格(当時)で大人がちゃんと4人乗れて、そこそこ荷物も積めて税金も格段に安い軽自動車があるんですから、わざわざiQを選びますかね?というお話、日本での販売台数は3万台ちょいほどだったそうです。
最終的には2016年までとわりと長期間生産されて、結局は日本ではヴィッツやヤリスに統合、欧州でもヤリスやアイゴ(欧州で売ってるAセグカー)に統合されています。

さて、中古市場
過走行な1リッターモデルのCVTは20万円台あたりからあります、下駄ならこれで充分でしょ。1.3リッターのMTモデルでも60万円あたりで走行は3万キロ台・・・iQ、狙い目でっせというかMTなら欲しいわ!w

さて、ここから・・・天上界のお話もしましょうか。

GRMNのNM(最初のヤツ)は280~300万円台~応談(ASK)!
GRMNのスーチャー付き(二代目)、最高は500万円オーバーか応談(ASK)!
正直今ならGRヤリスかカローラを買ったほうが幸せになれるかも?


思わず宇宙ネコ状態ですわ・・・w

そして最高峰、アストンマーティン シグネットは・・・

¥10'000'000 (@ ̄□ ̄@;)!!

2台ありましたが、1台は壱千萬円オーバー!


さらに宇宙ネコ状態・・・w


もうね、これ宇宙のファンタジーなんだわ・・・w、いや、極端すぎんだろw。
とまあ役物はとんでもなくお値段異常ニ◯リな状態であります。













トヨタが本気で造ったマイクロクーペ、その作り込みは上級セダン並みで安全性も引けを取らない。しかし、日本には軽自動車という絶対的な王者がいて販売面では苦戦、正直販売は奮わなかったんですが、後の小型ハッチのレベルを上げベンチマークになった車、それがトヨタ iQです。

所有するなら?、そりゃGRMNのスーチャーと言いたい所ですが高額すぎるな。なので1.3G→(ゴー)の程度の良いMT車を買って、自分好みにチューンしたほうが安くつくと思います。
足を固めて3cmほどローダウン、ホイールは17インチを履かせてインチアップとツライチ加工


足回りはこんな感じで、後は軽くエアロを組んで可能ならエンジンは後付けのタービンかスーチャーを組んで、輸出仕様のリヤディスクブレーキに変えて前後ディスク化


カラーリングを変えるのも、それは・・・アリだ。


これはブリスターまで装着していますね、良い、実に良い!。

ちょっと贅沢な大人のオモチャ、いいなぁ~iQイジるの楽しそうだなぁ。
正直程度が良いのがあったら欲しい&乘りたい!、購入するなら価格が安い今がチャンス!ですね。
ブログ一覧 | 好きな車 | クルマ
Posted at 2023/12/01 18:32:11

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