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マヨイガのブログ一覧

2024年03月08日 イイね!

好きな車(^o^)

今回は、少々マニアックなメーカーです。お国はチェコ(旧名チェコスロバキアと書いたほうが馴染みがあるかと)の車です。現在はスロバキアと分離してチェコ共和国となっております。

【SKODA Octavia】
「シュコダ オクタビア」(初代)です。

はい、この時点で???な感じかと。でも、WRCがお好きならわかるかもです。
まずは、シュコダ社の沿革をば。
シュコダの始まりは1895年、機械工のヴァーツラフ・ラウリンと書籍商のヴァーツラフ・クレメントが自転車メーカーのラウリン&クレメント社(Laurin&Klement)を立ち上げたことに始まります。最初は自転車を製造していたそうで、そこからバイク→車と段階的に製造していきました。しかし、1924年にラウリン&クレメント社は、大規模な工場火災に見舞われ一気に経営困難に陥ります。そこでシュコダが登場してラウリン&クレメント社を買収、シュコダは当時チェコ国内最大の財閥であり、20世紀のヨーロッパにおける最大級の工業系の大手企業で、兵器や機関車、飛行機、船、自動車、工作機械、蒸気タービン、発電所設備などあらゆるものを製造。1925年の買収を機に、ラウリン&クレメント社の車のブランド名はシュコダになりました。これが大まかなシュコダの沿革です。つまり工業系の財閥というかコングロマリットというか、そんな感じだったんですかね。


こちらはLtvz35(t)戦車、これもシュコダが第二次大戦前~第二次大戦初期まで製作生産した軽戦車、戦車も造っていたんですよ。ただ、チェコは第二次大戦直前ぐらいにナチスドイツに併合されたので、実際にこの戦車を使っていたのはナチスドイツだったんですが。
戦後はチェコスロバキアとして共産主義国家へ、シュコダ社も国営企業のAZNPに社名を変更


これがAZNP時代(60年代?)のオクタビア、1959年から1971年まで生産されていました。その後共産主義からの脱却、スロバキアとの分離を経て現在では西側陣営の国です。
それに伴いAZNPを民営化することが決定され、シュコダに名前を戻して自動車生産部門はフォルクスワーゲンの傘下に入りました。結構ややこしい経歴ですね。


これがシュコダ社のエンブレム、翼の生えた矢がモチーフです。
今回ご紹介するオクタビアは、AZNP時代のオクタビアは割愛、VW傘下になってからの初代(復活)オクタビアとなります。


これが初代オクタビア、1996年のデビュー、基本的にはVWゴルフⅣやそれのセダンであるVWボーラとコンポーネントを共用しています。
一見4ドアセダンに見えますが


これは3代目のオクタビアなんですが、リヤのガラス部分ごと上に開くいわゆる5ドアハッチバックなんです(初代も同様)、ですので実用性は良好とのこと。
何?狭そうですと?


エステート(ワゴン)もあるんだなこれが、上記しましたが基本的にはゴルフⅣと同じですからね。
スペック
水冷並列4気筒SOHC16バルブ、排気量1595cc、最高出力102馬力です。
このスペックはゴルフⅣの1.6リッターモデルのものですが、エンジンはほぼ共通なのでほとんど同じとのこと。


排気量は他に1.4とか2.0もあります。ディーゼルの設定もありそちらは1.9リッターなどです・・・珍車だからなかなかデータがないの。


全般的に直線基調なデザイン、この時代アウディもVWと共用していましたから、どこかアウディA4的なスタイルかと。


リヤ回り、テールランプのレンズがこの時代のVW車的、5ドアハッチなので高さがあります。


車内、オーソドックスなファブリックシート、見た感じはモロにこの時期のVW感がありますね(私もニュービートルに乗っていましたので)。トランスミッションは5MTや4ATが選択出来ます。
足回りはフロントマクファーソンストラット、リヤはマルチリンクコイルスプリング、ブレーキは前後共にディスクです。全長4,505mm、全幅1,730mmと比較的に小柄な車体、といってもCセグメントになりますが。だいたいゴルフⅣや同時期のVWボーラやアウディA4を想像していただければ、それらより少し大きいぐらいですかね。
そして2000~2001年あたり(細部わからずすみません)。




ホットモデルであるオクタビアRSが追加されました。
RSのスペック
水冷並列4気筒DOHC16バルブターボ
、排気量1984 cc、最高出力200馬力です。トランスミッションは6MTを搭載、エンジン的にはゴルフⅣのGTI系のエンジンですね。


外観上の最大の違いはリヤに大きめのウイングが装着されています。


フロント側にはリップスポイラーを装着、ホイールは前後17インチで225幅のタイヤを履いています。なかなかいかつい感じで良きですね。
初代オクタビアは2005年までの生産で比較的に長いモデルスパン、その後二代目へバトンタッチしております、尚、オクタビアは現在も生産販売されていて。


こちらが2020年から販売の四代目の現行型オクタビア、かなり大きくなり基本コンポーネントはゴルフⅧのものだとか、これも見た目はセダンに見えますが5ドアハッチバックです(最早伝統)。日本でも並行輸入で取り扱っている業者さんがいますよ。もちろんワゴンもあります(概ね新車で500万円前後です)。

さて、このシュコダ社やオクタビアを世界的に最も有名にしたのは?

 






それは、1999~2003の間のWRCへの参戦です。
開発の多くにプロドライブ社が関わり、当時のスバルインプレッサWRCと共通点が見られます。




WRカーで唯一の2リッター5バルブ(4気筒だから20バルブ!)ヘッドを持つエンジンは、ターボ過給により最大出力は296馬力を絞り出します。エンジン供給はVWから受けていました。


2000年にEVOIIを投入。2台目のドライバーはルイス・クリメントで固定。アクロポリスでシュヴァルツが5位に入賞したのがベストリザルトでした。
その後、EVOⅢへ更に進化、しかし車体は大きいままで、全長は4.5mを超えスバルのインプレッサWRCより200mm、プジョーの206WRCよりも500mmも長かったのです。つまり車体が大きすぎる、それにより苦戦する場面も多く頭痛の種でした。前後のオーバーハングがデカすぎたのです。
そして更に開発の多くを外部に頼り、シュコダとしては経験のないAWDターボ車であり、メカニカルトラブルの頻発やライバルに比べ15~40cmも長い大柄なボディなどのリスクを負いながら、このWRカーを熟成させるのはシュコダにとっても至難の業でした。正直戦績はあまりパッとせず。


2003年からはオクタビアより小柄な、待望のBセグメントハッチバックがベースのシュコダ ファビアWRCに道を譲りました。

さて、中古市場
普通に中古車屋さんに行って買える・・・車ではないですね。日本で販売されていない欧州車の並行輸入をやっている業者さんが取り扱っている感じです。2リッター(SOHC)のセダン、5MTモデルの7万キロ走行で240万円あたりでした。正直安くは無いかなと。RSなら300万円は軽く越えそうです、RSは日本での登録台数は1桁という話も(細部わからず)。























チェコの老舗メーカーがそのメインとなる車にかつての名前を復活させて開発、VWグループ傘下になり積極的に輸出も開始、世界的に名前を売るためにWRCにも参戦しましたが、大きすぎたボディ、初めてのAWDターボ車、開発を他社任せにしたせいでラリーでは苦戦するも、その後の自社の車開発には大きな功績を残した車、それがシュコダ オクタビア(初代)です。
所有するなら?RS!と言いたいところですがなかなか出物が無い、2リッターSOHCの5MTが現実的ですかね。
吸排気系をイジって、マフラーはオーストリアのレムス🐺あたりならあるかな?。車高はビルシュタインあたりで軽く下げてリップスポとかリヤスポとかで軽くメイキング。ホイールは18インチにアップで、メッシュ系が似合いそう。


こんな感じ、上品さを出す感じで行きたいかなと。


RSでWRカー仕様・・・は難しいかな。
ちなみに故障整備については、エンジン回りやその他部品は基本VWと共通なので、珍車ですが部品はあるほうだそうです。VW系に強い整備工場を見つけておけば概ね大丈夫とのこと。お金はかかりますが維持はしやすいほうかも?。
とりあえずは、一度現物にお目にかかりたい車です。
Posted at 2024/03/08 17:10:23 | コメント(1) | トラックバック(0)

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