
前はVWニュービーに乗っていた私。当然、旧ビートル(VWタイプⅠ)も好きですよ、ええ。
じゃあなんで今まで扱わないか?。
それは歴史がとても長い車なのでとても一回では書ききれないのです。
だから今回はその「一番最初のモデル」を扱います。
【kdf】(VW38)
読み的には「カーデーエフ」で…よいのかな?。
コレがビートル(タイプⅠ)の一番最初のモデル。
kdfとは「Kraft durch Freude」(独語)の頭文字から。クラーフト ダス フリューレ(デ?)でいいのかな?(オイッ!!)。
意味は「歓びを力に」といった意味合いだそうです。
ちなみに1938年!!、つまり第二次世界大戦前ぐらいに完成、発表しました。
この車、アドルフ ヒトラーの「国民車構想」から生まれ(余は国民大衆に自家用車を与えちゃうぜ!!というナチス党のつまりマニフェスト)、その要求を満たした車として完成させたのは、かの「フェルディナンド ポルシェ」博士ですね。
やたら戦車をハイブリッドや電気戦車にしたがる「マッドサイエンティスト」な一面もある人ですけどw。
ちなみにこの車、「歓喜力行號」として当時の大戦前の日本でも新聞で紹介されていたりもします。
一般労働者階級でも自家用車が持てるぜ!!、その購入方法は簡単さ!!、給料から5マルクを収めて(取り仕切る"歓喜力行団"という団体があったのです)、証紙を貰い貯蓄帳に貼り、990マルク貯まったら車が手渡される!!というやり方でした。
しか~し、第二次世界大戦が勃発、貯蓄帳を必死で貯めた国民にそのkdfが手渡される事は…殆ど無かった。
kdfを生産していた「歓喜力行號を作る都市」(当初こういった名前だったそうで、戦後改名してウォルフスブルク市に)ではキューベル(82)やジュビーム(166)が作られ(どちらも軍用車、またそのうち)。
国民が必死こいて貯めた自家用車貯蓄は結局「戦費」に…。
まるで某「民○党」並みの「詐欺フェスト」ですなw。
ビートル(タイプⅠ)はこの1938年の時点で基本的な形は出来ていたんですね。
戦後、VW(フォルクスワーゲン)として再出発した際も殆どこの形で販売(VWの再開はとあるイギリスの軍人が関わります)。
尚、貯蓄帳を貯めた「一般国民」の方々に、希望者には貯蓄帳と引き換えで手渡したそうです。
これが後に、2003年まで生産され続けたタイプⅠの「始まり」。実物日本に居るのかな?。

Posted at 2012/11/30 21:51:16 | |
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