
今回はイタリィの赤くて熱いバイクメーカーより。割と近年のモデルですね。やはり私は外車バイクなら、DUCATIやBMWが好きなもので。
【DUCATI 999(S)(R)】
「ドゥカティ 999(S)(R)」です。
2003年~2006年の間で生産販売されました。
まず、スーパーバイクレースとは、市販車をベースにレーサーを作り、後はライダーの腕で勝負だという趣旨のレースでした。
4気筒は750cc、2気筒は1000ccまでのレギュレーションがあり、ドゥカティは2気筒Vツインで常勝となりました。そのベースとして開発されましたが、この999はシリーズでは最も街乗りの楽しさも追求されています。
それまでのドゥカティのスーパーバイクベースのバイクは、交差点右左折で半クラ操作が必要というぐらい、高回転ツイン特有の低速トルクがスカスカ故の気難しさがあったそうですが、この999では低速側のトルクもあり、問題無く乗れるそうです。
まずは無印こと999でスペック。
水冷L型2気筒4バルブテスタストレッタデスモの998cc、最高出力は140馬力。
999にはこの無印と、ラジアルマウントキャリパーや前後オーリンズ製サスを装着し143馬力にアップの「S」、更にスーパーバイクのホモロゲーション取得のために作られた「R」がありました。
Rは受注生産で、マグネシウム鍛造ホイールや、カーボンの外装などを装備しており、排気量は999ccで最高出力も150馬力まで引き上げられています。無印が新車で約200万ちょいで、Rは約400万円ほどの高価なバイクでした。
なぜこれが好きか?、それはもうこのスタイルに尽きます。珍しい「縦配列の丸目2灯プロジェクターランプ」。特に夜に見ると999だなとすぐにわかりますよ。
前期型はライト周りのインテークが大きく、後期型では細く小さくなります。
当時でもかなり高級なバイクでしたが、たまに見かけますけどその高級感は色褪せていませんね。
この999以降、現在に繋がるドゥカティのスポーツバイクのスタイルが確立されたと言っても過言じゃないと思います。特にマフラーの配置とかがね。
現在、中古市場では走行距離1万~2万ぐらいの物で、無印で70~90万、Sで80~110万あたりで買えちゃいますよ。Rはさすがに役モノですから、まずタマ数がかなり少ない、あって150万ほどです。
テルミニョーニのマフラーを付けて、駆け抜けてみたいなぁ。

Posted at 2015/09/29 20:50:28 | |
トラックバック(0) |
バイク | クルマ