オレにはもうひとりの舎弟が居たのかもしれない

※タイトル画像はARTA私設応援団もっちよりお借りしました。

女房殿の実の弟はオイラを慕い日産ファン、GT-Rファンとなった。
実はもうひとりロータリークーペが大好きだった舎弟がオイラにはいたのではないかとか思ったりしている。

アイツは言っていた。
「本当はね、最初はファンとかそうでもなかったんだけど、チケットをオートバックスで買うでしょ？グランドスタンドのARTA応援席に入れるワケだからそこで応援を子供が始めてサ。すると自然に私設応援団とかできたんだよね。」

タメグチなのにイヤミのない気さくな男。
オイラはもっちの事をそう思っている。

最後に会ったのは無観客レース開催日の時だった。
本当はARTA私設応援団シズシン団長、ARTA私設応援団副団長もっち、豊田私設応援団拓矢といんぱる親子さんちと５組、オレん家でパブリックビューイングをする予定だった。
しかしコロナ禍が再び囁かれるようになって中止になった。

当日の朝、一緒に出来ない事をわかっていたけれど、もっちが倅のカズを連れて訪ねてきてくれた。
こっちへきたついでに寄ったと本人は言っていたけれど。
お互いわかっていたので玄関先でやりとりを軽くした程度だった。
家に入れることが出来なかった事を悔やまれる。
一緒にTV観戦ながらレースを見れば良かったのかもしれない。
だけどコロナ禍。
¨ もしも ¨ を優先してしまった…

我が家を知っているライバル応援団はもっちだけなんだよね。
SNSにオイラが「プチBBQやってる」と書き込めばアイツはカズを連れてやってくるし（笑）。
しかも、ちゃっかり食べるモン食べてやんのｗ



カズをオイラの部屋（というか殆ど物置部屋）に入れると誘ってもいない（笑）もっちも付いてくるという始末（苦笑）。
「コレもってけや」とグッズを少々。
ガレージからスカGを出せば満面の笑みでカズがドライビングシートに座った。
もちろんニュートラルにサイドブレーキのまま。

「いっか。この針が６辺りまでアクセル踏んでいいぞ。」
「すげー！GT-Rだよ！」
「おい、カズ！オマエ日産ファンになっちゃうぞ！！」

大爆笑だった。



「Nジャンさん、ウチも行くよ。ロッパチ（麺屋 六八）でしょ？」
「ホビーショーは何時頃行く？」
「Nジャンさん、イベントはどこでやるの？ウチらも行くからサ！」



「Nジャンさんに教えてもらった温泉、また行って来たよ。」

「今日は釣りにでも行こうか。行くならあの港だな。」って、何で既にいるワケ？



「何で招集？せっかくカズと ¨ つか食 ¨ 行こうと思っていたのに。」



「シズシン団長、拓矢も誘って４人でやろうか。会場は ¨ つか食 ¨ がいいよ。」
そう言ったのはもっちだった。
４人揃った昨年の夏。
最初で最後になってしまうとは。


・https://minkara.carview.co.jp/userid/116827/blog/43009481/

もちろんサーキットだって…





語りつくせぬ、もっちとの日々。
オイラのやる事はみんなリスペクトしてくれるもっちとカズが愉快だった。

来年の夏合宿の事。
まだやってないオレん家でのパブリックビューイング。
更に第三回 SuperGT 私設応援団 静岡中部人ミーティング。

果たしていない約束どうするんだよ？
別れの言葉一つ残さず姿を消すってどういう事？

　

¨ オレにはもうひとりの舎弟が居たのかもしれない ¨



改めて個人のご冥福をお祈り致します。

2020.12.27
Nジャン(N-JUNKIE)