※タイトル画像:https://photofunia.com/
時は2013年の夏。
我が家は今でも所有しているセレナを購入したばかりだった。
上のお嬢の部活が本格的に始まり、一緒に過ごせる夏休みは俗にいうワンチャンというヤツで時間が限られていた。
丁度その頃、某顔本SNSで互いにフォローし合った、行きつけの宿の若旦那とやりとりをしていた。
元々存在は知っていた
松崎町花火大会に、初めて足を運ぼうとしていた。
それを見ていた勤務先の後輩女子が言った。
「アタシ、友達とNジャンさんちが行こうとしている花火大会に行こうと思って。」
オイラからそんな展開になった事は嬉しいけれど、場所説明とか詳細を教えるには少々…ネ。
「前日にサ、近くの雲見海岸でも花火大会あってな。そっちの方がわかりやすいぞ。何しろ、海水浴場が温泉街の目の前だし会場もソコでサ。」
「そうする!あたし、Tジャンにする!」
「結構、いるけどね、Tジャンって人(笑)。」
彼女の愛車は、ハイラックス・サーフであった(当時)。
「雲見なら海水浴場もメチャ楽しいぞ。」
「あたし、海水浴はいいや。」
「は?もったいない。プールのように透き通ってエメラルド色だぞ。まさかこの辺の海と同じとか思ってないよね?お魚もいっぱいいるんだぜ!」
シュノーケリングの道具から何から教えている自分。
余計に面倒臭い事になってるし(苦笑)。
その後、彼女は実際に行ってきて、楽しい時間を過ごしたらしいのだが、思いの外、自然の海の楽しさにハマってしまいそれから翌年も足を運んだという。
☆画像:https://publicdomainq.net/
それに留まらず、沖縄の海に行ったり、グアムに行ったりしている様子がSNSに載せられていた。
ウミガメとのショットを見た瞬間。「オレなんかよりずっと先に行ってしまった。」という印象。
本当はオイラがやりたくても出来なかった事を彼女がやっている事でどこか嬉しく思っていた。
「なぁ、そこまでやるのならスキューバのライセンスでも取得すればいいじゃん。もっともっと世界が広がるぞ。オレはやりたくても出来なくてナァ。」
彼女は苦笑いだった。
☆画像:https://publicdomainq.net/
それからしばらくしての事。
彼女に呼び止められた。
「Nジャンさん、アタシ、会社辞めるの。」
「はぁ?コトブキタイシャ?」
「そうじゃなくて…」
またも苦笑いで最後の一言を残し去って行った。
「Nジャンさん、お世話になりました。」
◇画像:https://photofunia.com/
彼女の退社からどのくらい経っただろうか。
人伝いで退社の真相を知った。
「あのコね、海の自然に魅了されて、その道に進むんだって。」
・・・・・・。
≡>┼○
オレノセイダ・・・・・。
言えなかったのかな。
それとも言い忘れただけなのかな?
Posted by (C)Nジャン
ふと、そんな事を思い出したのは今日、休日出勤の休憩中に若い女のコと夏休みの話題になった事による。
「オレさ、今年はノープランになるけれど、夏になると海が好きでね。伊豆に通っていたんだよ。」
「凄いですね。」
「何ならアレコレ教えるから友達と行ってみて。前にさ、同じように女の子にアレコレ教えてサ。のめりこんじゃって、会社辞めてその道に進んじゃったんだよ。」
「Mさんの事(Tジャンさんです:笑)?」
「そう、アイツを会社辞めさせちゃったのはオレのせいかな(苦笑)。」
☆画像:https://publicdomainq.net/
そういえば元気にしているのかな?
いつの間にやらSNSも滞っているし。
◇画像:https://photofunia.com/
今日はそんな事を思い出した。
ブログ一覧 |
思い出話 | 日記
Posted at
2023/07/09 00:53:29