~ 赤バッジ伝説 ~
コース上、往年のレーシングマシンから最新のマシンが走り抜けていく。
燃調を合わせたキャブレター。
高性能になればなるほど、セッティングはシビアになる。
そこには熟練の作業工の腕がモノをいう。
この時代はまだクルマに興味を持つ前の自分。
幼稚園児の頃だったと思う。
家の近くの月極駐車場に4ドアセダンが置いてあった。
親父に日産ではない頃のスカイラインだと教えてもらった。
その時代を知る兄貴達から話をよく聞かせてもらった。
「あのGT-Rが30度バンクに突っ込んでいくだろ?やっぱり音が違うワケよ。」
「大好きだったケンメリ レーシングの悲運を知った時のショック。」
サーキットにスカイラインが帰ってきた。
そのニュースは全身を駆け巡った中学時代。
長谷見昌弘サンがかつてこう言った。
「スタート切られた瞬間、お客さんが総立ちでね。
スカイラインのレーシングマシンの復活をファンの皆さん待っていてくれたんだな~って思ったね。あれは忘れられないね。」
GT-Rではない赤バッジ。
ツーリングカーレースもスカイラインの真骨頂。
最強のツーリングカーレース、GT-Rが帰ってきた喜び。
世界に挑戦したGTーR。
星野一義サンが言った。
「何でもっと乗らせてくれないの(笑)?このチョクロク(直列6気筒)のエンジンの音、最高だよね!」
だが、時代はV6エンジンが主流になっていく。
GT-R。
アツきそれぞれの思い。
携わる人間。
支える人間。
何だかとんでもない何かにとりつかれたような…
何だかとんでもないモノに惚れてしまったような…
フェアレディZとスカイライン。
日産の二刀流だな。
~ つづく ~
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日産応援団 Nジャン | 日記
Posted at
2023/12/09 06:02:40