Nジャン(N-JUNKIE)のブログ一覧

～本山哲という男～

今、日産のエースと言っても過言じゃない。
レースに向けての姿勢は真剣で勝つために組み立ててしまう人だと思うな。
ファンに対しては凄く優しい選手だよ。

クールで無口な選手に見えるけどレースが始まるガラっと変わる。
誰よりもアツくなる選手。
悔しさを全身に現すのはこの前のＴＶ中継で見たでしょ？

以前、こういうことがあった時、ロビーで待ち合わせをしていたら、関係者はホテルサイドの入り口（駐車場・タクシー乗り場）から関係者が入ってきてオレ、ビビったな。もちろんオレは、ホテルのメイン入り口（駅方面）だよ（笑）。
そしたらメイン入り口でバッタリ本山選手と遭遇しちゃってさぁ・・・。

女房殿と「本山選手が通勤電車！？」って話をしたのを記憶してる。
まぁ、実際は電車を使ったかどうかはわからないけど…

雑踏の中に自然に溶け込む本山選手はやはりタダモンじゃないナァ・・・・。

※画像提供：フォトヤマさん

～星野一義という男～

負けると人一倍悔しがって勝てば人一倍喜ぶ人だったな。
レースに限らずストーブリーグでも。
勝つためならワガママを貫き通し表彰台に立つ。
Ｎジャンの知人に選手としての星野一義氏を知っている人が居る。
メカニックをやってた人なんだけど星野氏のピットが隣だったらしい（笑）。
「あの人は一切妥協しない。ワガママ言っても勝とうとする。」
そう言ってたよ。

ファンサービスに接するときの星野さんはすごく温厚な人。
しかしヘルメットを被ると鷹のような目で獲物を追うかのようだよ。

子供の頃のオレさ、静岡のレーサーということで、例えば高校野球の静岡代表校を応援するかのように思っていたな。
「日本一速い男」が「世界一速い男」になって欲しいと願っていた。
ブルーのレーシング・スカイラインをドライブする星野さんは夢だった。
実現する１０年前のことだよ。

今でも握手した時の手の感触すらしっかり覚えてる。
会話も覚えてる。

それだけで十分だろ・・・。

～追いかけるモノ～

2007年。
Ｆ－１のチャンピオンはフェラーリのキミ・ライコネン選手。
フェラーリが再び王座に。
ただ、レースを面白くした選手がいた。
それがマクラーレンのルイス・ハミルトン選手だよ。
そして３０年ぶりに開催された富士スピードウェイでのＦ－１。
非常に残念なニュースも話題になったのは記憶に新しいだろ？

ルマン。
ルマンの王者アウディにプジョーが憚る。
結果はアウディに軍配が上がるけどライバル達の実力が上がってきた証拠じゃないかな？

フォーミュラ・ニッポン。
こちらも波乱。一勝もせずにチャンピオンが松田次生選手に。
これには彼も複雑な心境じゃなかったかなぁ？

SuperGT。
１００レース記念もあって主催者も気合が入ったんじゃないかな？
#8 ARTA NSXがチャンピオンになったよ。


そして今年・・・・・



※画像提供：フォトヤマさん

～黒沢元治という男～

通称¨ガンさん¨。
現在は自動車評論家で活躍中だ。
ビデオマガジンでご存知の人もいるだろうね。

彼もまた２輪ライダー出身。そして日産のワークスドライバーに。
国さん、北さんと並び『追浜ワークス三羽ガラス』って呼ばれたんだ。
Ｒ３８シリーズのモンスターマシン、スカイラインＧＴ－Ｒで活躍した凄い人物。

ただ・・・あの事故さえなければ。
ガンさんも散々言われたんだろうなぁ。

そんなガンさんはレーシングドライバーを退いてもドラテクはやはり超一流。
それはＶＴＲ見た人なら誰だってわかるだろうね。

ちなみに彼の息子さんは、黒澤琢弥選手、黒澤治樹選手、黒澤翼選手だよ。

数年前、静岡のイベントのＥＢＢＲＯブースにガンさんが居たんだ。
普通に座っていてさ。
周りの人間誰一人気付かなかったんだよ。
ガンさん普通にしててさ。

オレ思ったんだ。
「ガンさんじゃねぇかよ。どうして誰も気付かない？」
どこか寂しく思ったな。
オレ、恐る恐るガンさんに言ったんだ。

「あの・・・すみません、このコと写真撮らせてもらっていいですか？」

ガンさんはニコニコして写真に応じてくれたんだよ。

オレ、周りの人間は気付かないかもしれないけど、ガンさんだって気付いたよ。
スカイラインＧＴ－Ｒを、Ｒ３８シリーズを駆っていた凄い人物だって知ってんだよ。

～長谷見昌弘という男～

ミスタースカイライン。
彼をそう呼ぶのが相応しいかもしれない。

彼もまたモトクロスライダーだった。
やはり日産ワークスが彼を認め日産のドライバーとして腕を振るったんだ。
R38シリーズのモンスターは残念ながら開発中止になってスカイラインＧＴ－Ｒを駆るようになってその名を知らしめることになったんだ。

やはり彼で印象深いのはスーパーシルエットだよね。
アレは本当にときめいたよ。

その後、ずっと日産のドライバーとして活躍することになってね。
ルマン・デイトナなどの海外レースでも大活躍することに。

長谷見さんは星野さんと好対照だと思うよ。
実際タイムでは星野さんが上だけど結果的に何度もチャンピオンになってるし。
そう、職人技なら長谷見さんが断然ずば抜けている気がするんだ。
走りにハデさは無いけれど、ジリジリ攻めてきて気付けば長谷見さんは上位にいるんだ。
今で言うとマイケル（ミハエル・クルム選手）のようだよ。

長年日産同士のライバルとして星野さんと長谷見さんは存在してたけどタッグを組むと最強なような気がする。

長谷見昌弘さん。「日産最強の職人」とオレは思ってる。

長谷見さん、ウチの娘がヨチヨチの頃、手を握って微笑んでくれたのが印象として強く残っているよ。