
誤解の無いように申し上げておきますが、あくまでもイイとか悪いとかは一切関係ありません。
フルモデルチェンジ・・・・。永らく作られていたモデルがあらゆる意味で古くなり、現代に対応できなくなってモデルを新型にすることである。
ミニが新しくなったことは記憶に新しい。
30年位作られていた旧ミニ。あのイシゴニス博士が考え出した傑作中の傑作車である。軽量コンパクト、FFエンジン横置きなどそれ以降の量産車に影響を与えたミニ。
しかしながら、エンジン、材質、設計などあらゆる意味で古くなり、特に現代の安全基準からすれば対応できないボディは決定的だった。
そこでBMWがミニを新しく起したというワケである。旧ミニのローバーはミニを起すほどの元気が無かったのだ(今年経営破たんしたのはご存知の通り)。
別にミニばかりじゃない。シボレーも、キャデラックもポルシェもフェラーリなどもこういう考えだ。まあ・・・ミニほどロングライフじゃないけれど・・・・。
わが国日本はどうだろう?
日産・マーチ、フェアレディZ、トヨタ・ランドクルーザーなどといったロングライフカーを除けば大抵のモデルは新車発表して小変更して2年でマイナーチェンジする。忘れかけた車種に話題を作る為だ。更に2年後フルモデルチェンジとなる。
そう・・・私にしてみれば販売現行モデルのライフは、たった4年である。
日本のユーザーの心を動かそうと「売らんが為」にやることだ。
先に述べた外国メーカーとは根本的に考え方が違うのである。
しかし、たった4年で次期モデルを作り上げるメーカーも凄いものだ。
バンパー、グリル、照明、内装などの部品製造メーカーに至ってはマイナーチェンジに対応すべく現行部品であるものが2年、いや1年でライフを終えるモノすらある。
これは凄く生産にエネルギーを使うことになる。
日本の企業は恐るべしなのだ。
この4年・・・日本ではよほど売れているモデルで無い限り他のメーカーにやられてしまう。急ピッチで次期モデルを開発しなければならない。例のリコールだってここら辺が原因じゃないだろうか・・・・。
例のJR事故ではないが「ゆとり」が必要じゃないだろうか?
JRの事故を他人事と思ったら大間違いだ。
運転するのは我々免許を持った一般人だし、それより何より
命を乗せるものじゃないか。
そろそろ国産車の4年サイクルのフルモデルチェンジを見直す時かもしれないのではなかろうか?
Posted at 2005/07/07 20:54:20 | |
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