
~トヨタ初の本格的スポーツ、トヨタ2000GT~
1967年、トヨタは本格的スポーツカー「トヨタ2000GT」を世に送り出した。
1965年、当時晴海で行われた東京モーターショーでプロトタイプがデビューしこの67年に市販された。
ヤマハ発動機はかつて日産自動車とスポーツカープロジェクトを計画した。
日産2000GTとして世に送り出す計画だった。
日産がエンジンルームにヤマハの標記を断ったのが決別の理由とされていると伝えられる(正確には不明)。
ヤマハはトヨタ自動車にプロジェクトを移したとされる。
ロングノーズ、ショートデッキのアメリカンスタイル。
そのヤマハ発動機の直6DOHCエンジンを搭載。
サスペンションはダブルウィッシュボーン。
ブレーキは4輪ディスク。
ライトはリトラクタブル。
国産初の技術を盛り込んだ。
ヤマハグループからなる日本楽器(現:ヤマハ)からピアノ用のウォールナットを用いてインパネの製作、流し台製造のシンバ(株)からボディパネルを製作された。
世界速度記録への挑戦、モータースポーツの活躍。国内・海外でもその名を知らしめた。
富士24時間レース(あったんですよ当時)で優勝したのも輝かしい栄光である。
映画「007は二度死ぬ」にボンドカーとして登場。
69年にマイナーチェンジを受け、3速ATも設定。
しかし・・・70年生産中止。
生産台数は337台だった。
高価な国産スポーツカーは当時、庶民の手の届かぬ夢だった。
Posted at 2005/11/15 23:15:36 | |
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