
ウチのオフクロに例年通りGWは富士スピードウェイへ行って来た事を言うと、こう答えた。
「あんたっち、あのヤカマシイ所へ行ってきたの?」
ヤカマシイ…
どうしてくれようかと思った。
ま、そこは親は親なので…
で、イラッとしつつ(爆)、ソレについて考えると「知らない人はそうなんだろうなぁ。」と思った。
知りたいとも思っていないだろうし。
「何回も同じところグルグル回るだけだろ?」と、どこかのオヤジ(ウチじゃないよ)も言ってたし。
自称「クルマ好き」と仰る御貴兄にハナシを聞いてみた事がある。
モータースポーツのハナシを聞いてみると「オレ、レースは全く知らないから。」と自信満々にご回答。
あらら…
アナタの所有する「R」は何を意味するというのかナァ。
ま、そういう方々に、お節介は御無用でしょう。
彼らも望んでいるワケじゃないし。
「お好きにどうぞ。」とでも言っておこう。
クルマというものは、馬車にルーツがあった。もちろん馬車の時代にも競技はあった。
馬から発動機の原動力となった。
それがクルマの始まり。
クルマのデザインやセンスに歴史と伝統が諸外国にあるのはソコだ。
日本に馬車という発想は海外に比べれば…ネ。
そしてクルマってのは当然お金持ちのモノになる。
そのお金持ちがクルマで競争を始めたのがモータースポーツ。
今でも続くルマンもインディもモナコもそう。
モナコやルマンが一般公道を利用するのは…でしょ?
インディがオーバルコースを採用するのは、競馬場を使ったのが最初。
その後、モータースポーツは急速に発展する。
自動車メーカーの技術力のアピールや宣伝効果もある。
そしてユーザー達の夢。
調べていくと興味深いし、面白い。
オレが子供の頃にハマったのは、そこだった。
F-1ドライバー、「ファン・マヌエル・ファンジオ」と「スターリング・モス」の関係は有名だし、悲劇のチャンピオン「ヨッヘン・リント」、驚異の「ニキ・ラウダ」。
最近なら「ミハエル・シューマッハ」と言ったところか。
マシンも面白い。
特にティレル(タイレル)とか。
6輪車P34を持ち込んだり、今じゃアタリマエのハイノーズを考えたり、禁止となったXウィングを考えたり何か仕掛けてくるのはティレルだった。
ロータスはウィングカーを開発し車両全体でダウンフォースを考えた設計になっていた。
あの72Dが従来の葉巻スタイルという固定概念を変えた。
一番最高に面白かったのは、ブラバムBT46/B。
巨大なファン(扇風機)を取り付けた独特なスタイル。
「ラジエーター冷却用」というチームの説明。
ラジエターがあんなにデカかったっけ(笑)?
実際のところ強引に路面の空気を吸引しダウンフォース得るワケ。
他のチームから猛抗議があって禁止になった云わば「勝ち逃げマシン」だ。
そしてターボの時代。
ルマンはフォード、フェラーリ、トライアンフ、ジャガー、メルセデスなど様々なメーカーが挑戦している。
王者「ポルシェ」と呼ばれるが、意外にもルマンに挑戦するポルシェは歴史が浅い。
メルセデスの異名、シルバーアロー。
モンスターマシン、Gr.Cの挑戦。
地元フランスの意地、プジョーの挑戦。
我が国の童夢ZERO・トヨタ・ニッサン・ホンダ・マツダの挑戦。
インディ500マイルの伝説。
あの有名なスタート前のアナウンス。
トップスピードとバンク。
右と左のサイズが違うタイヤ。
最近はエタノール燃料ということで、エコっぽいけれど、日本の「もてぎ」で開催されたときは「酒税法」適用とのことで…ネ。
ラリーも面白い。
あの小さなミニクーパーがモンテカルロでスポーツモデルを追い掛け回して優勝しちゃった事もあった。
憧れのランチァ・ストラトスも実はとんでもないジャジャ馬だったそうだし。
アウディ・クワトロの出現で4WDはアタリマエになっちゃったようなモンだし。
※画像提供:フォトヤマさん
Posted at 2010/05/09 16:34:25 | |
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