
以前こういう事を書いた。
https://minkara.carview.co.jp/userid/116827/blog/22799129/
もうバレていると思うので書かせて頂くが、あの時、カッコイイと見入ってしまった某国産HB車は、ズバリ、マツダ・アテンザ・スポーツ(5ドアハッチバック)である。
今でも、見かけると反応してしまうNジャンであった(笑)。
お恥ずかしながら最近知ったのだがこのアテンザのチーフデザイナーさんはマツダの佐藤洋一さんという方でRX-7のデザイナーでもあったそうで。
どおりでねぇ…
クルマの開発段階のデザインを決めるとき、プロ中のプロのデザインプロダクションに依頼する場合(言わば外注)と自社の社内デザインとだいたい二つに分かれる。
開発段階でデザインを決めるとき、いくつものデザインを提案。
その中で「コレにしよう」とリーダーさんをはじめデザインの部署で決定するらしい。
その決定を下す時ってのも非常に難しい模様。
「コレ、わかりやすくてイイじゃないか?」というデザインはすぐに飽きられてしまうとか、「ユーザーさんに理解してもらえるだろうか?」とか結構悩むそうで。
聞いた話によると日産の先代K12型マーチをデビューさせるとき日産の中村史郎さんは販売前、緊張もピークだった模様。
「見向きもされなかったらどうしよう」とかプレッシャーを感じていたらしい。
ところが開けてみたら大ヒット。
安堵の表情を浮かべ達成感に浸ったらしい。
判断に間違いは無かった証拠だろう。
デザインというものはそれだけ難しい。
各メーカー、優れたデザイナーは存在すると思うし。そのセンスを理解する方も大変だ。
昔、某社の伝統ある高級車(バレバレですがな)が丸みを帯びたデザインで発表した時、昔からのファンやユーザーからクレームが殺到したという記事を読んだ事がある。
慌ててマイナーチェンジで大幅に手を入れ角っぽいデザインに戻したらしい。
本当にマイナーチェンジとは言えずフルモデルチェンジと言いたくなるようなエクステリアになった事を覚えている。
メーカーさんが良かれと思って練りに練った新提案だったのにねぇ。
我がR32スカイライン。
当時、従来の社内デザインする方法と銀座で事務所を構えデザインさせた方法を開発主管だった伊藤修令さんが指示したそうで。
で、結果的に「銀座デザイン」が採用されたという。
数々のスーパーカーをデザインしたマルチェロ・ガンディーニ氏。
あんだけ凄いデザインしてきたのに「「過去の作品には興味がない」と言ってワゴンR乗っているのは有名。
そういうセンスがまた凄いと思う。
デザイン自体もそうだけどエピソードを知るのもまた面白いと思うNジャンであった。
Posted at 2012/01/12 22:05:05 | |
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クルマ | 日記