
~ 24時間の向こう側を見たくて ~
24時間の向こう側を見ようとレース参加者は勿論、関係者さん、サーキットのスタッフさんもみんな賢明だ。
我々観戦者もその「向こう側」とやらを見たい。
とはいえ、諸事情で一足先にお帰りになられるお客さんも存在するけれども。。。。。
しかしレースはそれを阻む魔物が顔を出す。
クラッシュ、トラブル、アクシデント…
残念ながら24時間を迎える事もできないチームもある。
長いピットストップ。
勝利が遠ざかってしまったチームもある。
だけど走っている。
レースはシビアなモンだと何回思えば良いのだろうか。
最強な役者揃いのチームさえ…
ゴールまであと1時間。
日産応援団もフィナーレを迎えようと集合してきた。
オイラは旗を持たず、単純に観戦していただけ。
あの人には悪いけれど、オイラは「引退」とかいう言葉は使いたくない。
チケットを購入してレースを観戦する観客である。
「引退も何もないじゃん。」とか思っているのだ
※。
※あくまでも個人的な考えです。
NISSANチームのピット作業毎に団長が声を上げる。
勢いに乗る仲間達。
「GO!GO!NISSAN!」
「GO!GO!NISSAN!」
実は団長が不在の時はコレが無かった。
誰かがSNSで書き込んでいた。
「団長がいないと締まらない!」
だってよ、日産応援団の皆さん(オイラもだけど:笑)?
日産応援団旗のセンターポジション。
左隣のくま2315さんとの間が不自然に空いている。
そこには場内放送のスピーカーがあった為である。
折りたたんであるもうひとつの応援団旗を見つけた。
団長のトコ行って、「あの応援旗、借りていい? 掲げようと思うんだけど…」というと満面の笑みだった。
96年のルマン24時間。
「あのディスプレイされているNISSANの横断幕を貸して頂けませんか!」
黒澤団長が、当時NIMSOの担当者だった田中利和(現在NDDP RACING監督)氏に直訴し、日産応援団が誕生したという。
「やってることオイラも一緒だな(苦笑)。いや、パクりか(爆)。」
女房殿とお嬢を誘って一緒に間の空いたスペースに旗を手持ちで掲げた。
間の空いたスペースもアイデア次第で見栄え良くなるモンだ。
正直な事書くと、何年前だったかな?
オイラは仕事の事で悩んでいた。
上司に相談すると自信を無くしたオイラにこんな言葉が返ってきた。
「Nジャンよぉ、自信なんてモンは、どんなに小さい事でもいい。そこから始まるンだよ。いいじゃねぇか、小さくてもよぉ。」
旗を掲げたオイラにそんな言葉が過った。
オイラのこの小さ過ぎるアイデアに誰も気づかないだろう。
アタリマエだよね。
だけど、それでいいのかもしれないな(苦笑)。
あと10分、あと5分、あと3分…
24時間が近づいてくる。
~ つづく ~
Posted at 2019/06/09 06:42:34 | |
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日産応援団 Nジャン | 日記