
~ いぶし銀 ~
オイラは年上相手でも「敬語」で接するお相手と「タメグチ」で接するお相手がいる。
年下でも「君」「さん」付けをするお相手と「呼び捨て」というより「敬称略」のお相手がいる。
オイラはそんな感じで接しているが決して軽蔑しているワケでもバカにしているワケでも何でもない。
逆に尊敬や敬意を持ちながらあえてソレで接している。
それぞれのキャラクターに対応して変えているのである。
もちろん「やめてくれ」と言われればやめますがネ。
午後になってトキ(通称)が合流。
その時だった。
ショーコ様(笑)がオイラに言った。
「石黒(Nジャン)、トキが入ったよ!」
オマエも年上に呼び捨てだ(爆)、このやろー(激爆)!
ともか姉さんにまで飛び火しちまったじゃねーかw
「おまっち(君達)、4人はすーぐわかるわ!」
「やだぁねぇ、あたしっち4人はすぐわかるってさ…」
と、レーコと二人でヒソヒソ。
トキ…
トキはウチの妹と同級生。
いつも周りを明るく照らす。
カメラを向けて一枚撮らせてもらった。
「お、結構イイ感じで撮れたぞ」とオイラ。
「モデルがいいから!」
「知ってるわ!」としか答えられないし。
エーコ…
エーコの横顔はどこか寂しそう。
しかし相方のトキが加わると一気に明るくなるね。
どんなに小さなジョークでも笑顔で返してくれる。
レーコ…
レーコは遠慮がち。
カメラを向けても若いコに譲ってた。
どこか妙なトコが優しい。
なんて書くと…
「妙なトコだけで悪かったね!」
そう言いそうだな。
ショーコ…
オマエが一番生意気だっつうだよ(激爆笑)。
だけど前回、オイラが参加した時、「Nジャンが参加してる!みんなに言ってくる!」とすっ飛んで行ってくれた。
上から目線なのか下から目線なのかわかんねぇや(苦笑)。
ありがとうな。
オイラの中じゃ「いぶし銀4人娘」。
大事な存在だと思うけどなぁ。
派手さはないけれど、職人のように渋い踊りをするんだな。
イイ役者揃いだよ。
森田さん…
森田さんはカメラを向けるとソッポを向く。
一見、ただ歩いているだけのように見えても、いざという時、すっ飛んで来てくれて仕事をする。
そして何事も無かったかのように、また歩いている。
そんな森田さんだけど、若い頃は梃子をやっていて、めちゃ尖っていた。
オイラもドン叱られた事があるよ。
山車が新しくなった時、平口(元梃子長)や新たな精鋭が彗星の如く現れた。
あの時、遠藤さんが「森ちゃん!森ちゃん!梃子!」と呼んでいたけれど、森田さんはニヤニヤ笑いながら綱から離れようとしなかった。
「引き際、自分で決めたんだね…」
あの時、カッコ良かったよ。
勉強させて頂きました。
遠藤さん…
遠藤さんはオイラが初めて参加した時、梃子の面倒を見てくれた。
黙ってじっと見ていてくれた。
あの時、手古舞やっていたお嬢さん、オイラが乗り降りをお手伝いしてたっけ。
あのコ、もうそんな歳になったんだね。
古井君…
古井君はオイラの初参加から一緒。
いつも踊りを練習してた。
お互い肩を叩きながら酒を飲んでいたな。
「Nジャンさん、いい人だ!」
「ばーろー、おめぇ、それが誰もわかってくれねぇんだよ(笑)。」
岡村さん…
岡村さんはオイラが初参加した時は青年団長だったね。
オイラも今よりずっと生意気なクチを利いてたネ。
「女子も梃子を持ちたいか!」ってやったの覚えてる?
実は森田さんと同じ時に岡村さんも梃子を置いたの知ってる。
ああいうカッコイイ終わり方、オレにはマネできねーし(笑)。
長谷川さん…
長谷川さんは面倒見がいいね。
何が「仕事しないでブラブラしてた」だよ(苦笑)。
他の誰より眼光、光っていたぜw
いつも面倒見てくれてありがとう。
下伝馬の山車は藤枝市役所前までやってきた。
このタイミングで歩行者天国となった。
対抗の山車が来なければ、目一杯に綱を広げて通行可能。
しかし…
退屈そうな子供達に気が付いた。
タケオが左右にアクションをしていた。
笹野Jr.も一緒になってアクションをしていた。
子供達のお母さんが見かねて一緒にアクションを取るが…
笹野Jr.に「オヤジは?」と聞いてみた。
「熱中症でダウンです。」
「はぁ?」
豊田(LEXUS & TOYOTA)私設応援団副団長の「秋葉っち」だったら「スバリスト根性ねぇなぁ!」ってイジられまくるぞ(苦笑)。
実はワケありで離脱していたのだった。
オイラはしばらくの間だけ写真撮影をするタイミングが無かった。
オイラはタケオに合わせて軽くやりはじめたのだが…
「楽しいねぇ!」
段々エスカレート。
タケオとオイラの「あ…うん」だった。
「仕掛けるか!」
「やっちゃいますか!」
お母さんとお子さんも交えてヒートアップ。
参加者が次々と。
「おい!綱先がスゲーことなってんぞ!!」
梃子踊りがステージならこっちはストリートパフォーマーだな。
「よしいいか!アッチ(後方)に負けんじゃねぇぞ!」
そのノリが後方に伝わったようだ。
「楽しいねぇ!」」「すごく楽しいねぇ!!」
「綱先跳ねろ!」
わっしょいわっしょい!
ノリを発生させるにはなかなか難しい。
だけど勢いをつけることは可能だと思う。
オイラも散々やってきた。
だからソレを知っているつもり。
大祭り、サボッってまで外を見てきたのは決して無駄じゃなかった。
子供達だって夢中になれば「楽しい」と思ってくれるし、一生懸命になってくれることも知っているし。
成し遂げた時の感動も。
ダテに20年やってこなかったよ。
「だから何?」って?
そんな事返すオマエさんには、わかんねぇだろうなぁ…
だいたいオイラを一体誰だと思ってんだよ?
「Nジャンさんだぞ!」← 誰が知るか!
楽しくやろうぜ。
「やっちゃえ綱先!」だな(苦笑)。
心地よい疲れ。
みんな笑顔だ。
メイン会場前待機。
自慢の上舞台、披露!
「るな」の真骨頂!!
そしていよいよ…
や~れこぉ~のぉっ!
せ~!
※画像掲載許可は頂いております。
~ つづく ~
Posted at 2019/10/14 00:24:08 | |
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