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かつてトヨタと日産はお互い国内シェア30%レベルで数パーセント程度トヨタが上回った互角の2大メーカーだった事は有名。
「販売のトヨタ」「技術の日産」と呼ばれていたけれど、紛れもない事実だった。
日産が旧プリンスと手を組み、ズバ抜けた技術を手に入れるとそれをうたい文句にマーケティングを展開。
「技術の日産」だ。
技術力が課題だったトヨタはヤマハと手を組んだ。
ただ、マーケテイングという意味では ¨ 商売上手 ¨ トヨタだった。
トヨペットとダットサン。
具体的な販売・技術競争はコロナとブルーバードに現れた。
BC戦争と呼ばれた。
日産はサニーをデビューさせればトヨタはカローラをデビューさせる。
今度はサニー・カローラ販売合戦だ。
有名な「+100ccの余裕」「となりのクルマが小さく見えます」。
コラムシフトのサニーにフロアシフトのカローラというように後発カローラは先発サニーより立派に見せる通称「後出しジャンケン」をやるようになる。
大衆ウケしたのは当然、カローラ。
後にOHVエンジンで高性能ぶりを発揮したサニーと凝ったDOHCエンジンをウリにしたカローラという図式になった。
性能ではサニーが上回ったけれど、大衆ウケしたのはカローラという事になる。
それがセドリックとクラウン、ローレルとマークⅡという図式になる。
当時のトヨタがどうしても崩せなかった日産のスカイライン。
スポーツカーの日産のフェアレディZ。
ところが石油ショックが襲い、排気ガス規制の時代。
高性能車は追いやられてしまう。
トヨタが遂に日産のスカイラインに果たし状を突き付ける。
「名ばかりのGT達は道をあける」
日産も負けていない。
「スカイラインを追うものは誰か」
しかしこの辺りからトヨタと日産にジワジワと差がつき始める。
遂にはトヨタが国内シェア50%を達成してしまう。
パワーウォーズに突入。
ハイソカーパフォーマンス。
究極。
日産が息を吹き返したかと思いきや、バブル崩壊。
最後には国内シェアではホンダが日産を上回る。
新時代。
そして…
日産の経営悪化。
狂った歯車。
¨ Dream ¨ を売ってきたトヨタと ¨ Real ¨ を売ってきた日産。
企業力という意味では前者が勝って後者が負けた。
トヨタVS日産という言葉も死語に近い。
そんな時代はもう終わってしまったのだから。
今ややっていることは全く異なると言っていいだろうナァ。。
Posted at 2020/05/22 16:29:09 | |
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