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2023 SuperGT Round3 SUZUKA 450km RACEの決勝。
大きなクラッシュが発生した。
まずは病院に運ばれたドライバーの松田次生選手も痛みは訴えるものの大きな外傷は無く、精密検査待ちという事で「問題なし」の診断待ちではあるけれど、とりあえずホッとしている。
その他の方も誰一人、大きな怪我なく事なきを得た。
ご存知ない方に説明するとGT300クラスが並んで走っている所に1クラス上のGT500のマシンが追い抜きをかけたところで、そのGT500のマシンがコントロールを失いマシンが粉々になったというアクシデントが発生した(
https://www.as-web.jp/supergt/949302?all)。
昨シーズンの第2戦 富士のクラッシュを彷彿させるような壊れ方だった。
奇しくも、どちらも同じフェアレディZ、ニスモ系のチーム。
あの時の富士も今回の鈴鹿も同じ59周目だったという。
ところがコレがリザルト、つまり順位決定について波紋を呼んでいる。
コースサイドのガードレールやフェンスが壊れる程の状況に、安全を確保できる修復は出来ないと競技長が判断し、そのままレースが終了という流れになったのだが…
ピット作業に義務が課せられているのだがGT300クラスは ¨ たまたま ¨ 全車クリアしていた。
戦略の幅が広いクラスだから、この結果に泣いたチーム、笑ったチームと別れたのだろうが、「これじゃそうなるでしょ」というオチになるだろう。
問題なのはGT500。
2回のピット作業給油義務を終えていたのが3号車以外のマシン達。
3号車は規定ギリギリいっぱいまで引っ張り、ピット作業をする作戦だった。
ところがそこまで持って行く前にレース終了となったモンだから揉める元となった。
最初の暫定結果では3号車が優勝。
これには義務を終えている10チームからは抗議。
当然、面白くない。
3号車は3号車で「ピットに入ろうとしていたのに終わるンだもんナァ!」というワケだ。
一転、次の暫定結果では義務を行っていないという判断でタイムが加算され4位となった。
今現在は、3号車チーム(NDDP RACING)が控訴しているという事で暫定結果のままだ。
全車レギュレーション違反しているワケではない。
結果的に3号車が規定をクリアしていないというのは紛れもない事実だが、不可抗力も不可抗力なのである。
昨年のあの第二戦富士の時を踏まえ、こうなった時のルールが明確になっていない事が問題なのである。
だから混乱している。
ぶっちゃけ、「どちらの言い分も正しい」というオチになってしまったのである。
ジャッジは難しいぞ、どっちも正論だ。
明確なルールを決めていなかったツケが回ってきましたネ。
おかげでSNSじゃ、「自分がルールブック」とでも言わんばかりの書き込みが目立つナァ。
Posted at 2023/06/05 20:08:20 | |
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