
さあグリーンフラッグが振られて各車いっせいにコースイン。
予選1日目が始まります。
ルマン史上まれに見る7大ワークスの激突です。そうそうたるメーカーが勢ぞろい。このレースのポスターのキャッチコピー※がピッタリでした。
※ルマンを制するのはトヨタか?日産か?アウディか?メルセデスか?BMWか?クライスラーか?パノスか?
第70回 ルマン24時間レースがいよいよ始まりました。
まず真っ先にトヨタTS020がラップを重ね、続いてAMGメルセデスCLR、アウディクーペと続きます。
まだ日産はピットの中。各車ラップタイムを重ねます。
メルセデスの音は、他車に比べて低音でブロロロローって。トヨタTS020はカン高い音をします。BMWはV12エンジンの高回転音は独特で見る者を楽しませてくれます。
ピットに爆音が響きました。日産です!いよいよ日産がコースイン!
日産応援団は最高のボルテージです。「いっけぇ~!日産!」
ル・マンには魔物が住んでいると言われています。
30分後、フランス語のアナウンスが「NISSAN!○▽×@☆…」と叫んでいます。いきなり洗礼を受けます。魔物が牙を向き餌食になったのは日産R391、エース23号車です。Eバンデポールがドライブ中ブレーキトラブルでバリアに激突!R391が大破しました。
Eバンデポールの命に別状はなかったのですが、腰の骨を折って病院へ…。マシンはよくこれで生きていたなあというくらいにグッシャリ。
日産チームは自粛し応援団を止めようとしたらしいのですがGT-Rで参戦したとき応援団の励みでクルマを走らせたということで応援団を止めませんでした(後に 当時社長 安達二郎さんから聞きました)。
でも事実上、23号車はリタイヤ。鈴木亜久里、影山正美各選手はクルマに乗ることもありませんでした。
1時間後、今度は4号車のメルセデスがクラッシュ。ミルサンヌで宙に浮いたと言います(思えば事件の前触れでしたかね…)。こちらは軽傷でした。
GT2クラスもポルシェ、バイパーなどトラブルになるマシンもいるそうです。
アウディクーペはトラブルに泣かされている様子。アウディプロトタイプレーシングは順調にラップを重ねます。
パノスも低音を響かせ上位を狙いました。
日没の頃、予選1日目終了。バスへ向かう途中、ギャラリーから「日産!日産!」と声を掛けられます。笑顔で返すとお祭り騒ぎです。
バスに乗ってオルレアン市に向かいました。ルマンより200km位の移動です。ホテルに着いたのは真夜中でした。
Posted at 2005/01/16 00:58:03 | |
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