
※恐れ入りますが、ドライバー・関係者名は演出上敬称略とさせてください。
レース終盤、夕日に染まる富士スピードウェイに、ブルーの車体が映えていた。
「すげぇ、すげぇ… 夢の実現ってこんなに凄いのか。」
オレはただ、そう思っていた。
再び同じ気持ちになったことは未だに無い。
【TV】
川: 「今、カルソニックブルーの車体が姿を露にして参りました!」
ファイナルラップ。
もう何が何だかわからない。
そして…チェッカーフラッグ。
優勝は、#12 カルソニック スカイライン、星野一義・鈴木利男!!
第二位は、#22 AXIA・SKYLINE、清水和夫・影山正彦。
第三位は、#2 タイサンKLEPPER GT・R 高橋健二・土屋圭市。
ウィニングランに入る各車。
先頭、カルソニック スカイラインが戻ってきた。
フェンス越に見える星野。
あまりにもその光景はオレには衝撃的だった。
それからというもの、2004年の改修工事以外、富士スピードウェイに行かなかった年は無い。
モータースポーツってモノを心の底から敬愛した日だった。
それから数年後、オレの愛車がBNR32 スカイラインGT-Rになった。
本当はBCNR33を待とうかとも思った。
でも、あの日が忘れられなかった。
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オレにとっての現場で見るモータースポーツ観戦は、91年に始まった。
「TVで見ていればいいじゃないか?」
言われた言葉を信じて素直に従ったが、それは大間違いだった。
生の迫力は、いくら映像機器が進化した今でも伝え切れない。
目の当たりにしてきたいくつかのシーン。
それまでハマっていたモータースポーツが「ドハマリ」になった時の記憶。
オレには、忘れられない一戦。
いや、同じ気持ちの人がいるかもしれない。
ソレを知った大事な瞬間。
オレもまだ若く、24歳になった秋の事だった。
【END】
※画像提供:フォトヤマさん
Posted at 2010/01/29 20:54:19 | |
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