
Nジャン父。
ゲンさん(仮名)、71歳。
定年退職後、畑の一角を借りてプライベートで野菜を育てているのが日課。
オフクロと妹用に譲ってもらった初期のワゴンRは結局どちらも乗らずにセカンドカーになったがコレはコレで重宝してた。
おかげでR34スカイライン25GTが、あまり出動しなくなった。
そんなワゴンRが遂に終わってしまった。
遂にシオドキ。
そこで、またオヤジは別の知人に古いホンダ・アクティを譲ってもらったそうだ。
確かにそれで十分。
スカGは、もう11年。なのに30,000kmも乗っていない。
「オレの自動車運転は、せいぜいあと5~6年。次の車検のタイミングでスカイラインが終わる。」と本人は言っているがどうだろうか?
色々言ってはいるが、結局クルマ好き。
そうでなかったら、サンヨンのスカイラインとっくに手放していただろうが。
そんなオイラもナンダカンダ言ったって、結局このヒトの影響が大なんだな。
我が家にクルマがやってこなければクルマ何ぞ興味は無かったろうに。
小学校の時、我が家にクルマの必要性を感じ、自動車免許を取得。
オレンジ色、角目2灯のマツダ・カペラ・ロータリークーペがやってきた。
クルマの事なんか全くしらないオヤジは手を焼いていた。
コレがサーキットでニッサン・スカイラインGT-Rを追い掛け回した事を知ったのは後の事。
初めてやってきた新車に我が家は大フィーバー。
ニッサン・チェリーFⅡ。
マイカーライフを心底楽しんだNジャン家。
オイラもこのクルマがあったおかげで「星野一義」という人物を知った。
チェリーが古くなるとオヤジは当時「草刈正雄」さんが乗り回していた三菱ギャランΛにひと目惚れ。
なのに購入したのはギャランΣ。
オイラが中学の終わり頃。
「スカイラインのRSターボって凄いな!」と言いながらローレルのターボメダリストを購入。
初めての高級車ってコトで本人ウハウハ。
オイラが免許取得し、スカイライン・ターボを購入。
このオヤジ、「どうだ!オマエより凄いぞ!」と言わんばかりにスープラ・ツインターボを購入。
家族の反感を買った。
1999年。
オヤジは定年退職直前。スープラのライフを終えるので次のクルマを考えていた。
オレは知っていた。
FR好き。6気筒エンジン好き。あまり数の出ないモデル好き。
トヨタのアルテッツァ(6気筒モデル)か、マークⅡか、ニッサンのスカイラインかローレルか。
「後は自分で考えな。」とオイラは言った。
オヤジが選んだのはスカイライン。
「もうターボでなくていい。セダンがいい。」
オレが相談に乗ったのはボディカラーだけ。
その頃、軽自動車も新たに加わったのだ。
初めて軽自動車の重宝さを知ったというのだから血は争えないと言うか…
あんなに夢中だったオヤジのカーライフ。
あんなにアツかった本人も今では…
『陽は昇り、陽は沈む』。鉄人「衣笠祥雄」さんの言葉を思い出す。
そしてあの頃のオヤジの言葉も…
「GT-Rが欲しいだと? な~に、寝ボケたこと言ってんだ!」
どうせ、あんたのバカ息子ですよ。

Posted at 2010/10/30 10:01:06 | |
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スカイライン | 日記