
秋の三連休は小豆色アウトバックの慣らし運転を兼ねて裏磐梯に行ってきました・・・
いえ、ホントは夏休みにペンションを予約しようとしたら、予約一杯で結局この時期になってしまったのです(笑)
初日は自宅を5時に出発。いつもなら埼玉から東北道を最短コースでかっ飛ばすのですが、今回はあえて遠回り、埼玉→新潟・小出IC魚沼→福島奥会津、只見→裏磐梯 と約360kmの高速+豪雪地帯の峠道+ダム+紅葉という、なかなか手強そうなルートです(て、雪がないから大丈夫w)
ルートマップは
こちらをどうぞ
夜が明けると天気は良好、3連休初日の関越道はさすがに交通量多めでしたが、秩父、軽井沢、伊香保と有名観光地に振分けが進み、関越トンネルあたりでは2車線で余裕の定速走行・・・国境のトンネルを越えるとそこは雨国だったのは残念でしたが(号泣)

小出ICで高速を降りると、そこかしこに「魚沼」の地名が見えいきなりお土産購入意欲がマックスに。小さな
道の駅「いりひろせ」で購入したのは地元限定、昔ながらのコシヒカリ・・・「現在は病虫害に強い「スーパーコシヒカリ」が主流だが、この付近ではあえて昔ながらのものを作っている」とか。新米5kg購入してこれで一安心。

国道252号線をしばし山間に入ると小さな田んぼがあり、只見線の踏切がある脇道が見えたので、そこでアウトバックの撮影会をw

さらに東に進み、新潟と福島県境に向けて高度を上げるとワインディングには、豪雪地帯特有の「スノーシェッド」という雪崩除けの半トンネル構造物が沢山ありました。

さらに道路から見上げると、岩肌をさらけ出した斜面がそこかしこに見られます。植物が根付く間もなく雪崩が度重るためにこうなるそうで、この国道252号線沿線はこういう「雪食地形」が沢山見られます。冬は恐い道ですね。

県境の峠(トンネル+スノーシェッド)を越えると眼下に田子倉湖が見えてきます。写真は田子倉湖の上流側を見ていて、この上流は奥只見湖、さらには尾瀬まで続きます。(そちらもまたいつか行きたいルートですね)。峠付近にはこういうガードレールなしの場所があって、緊迫感が高いルートとなっていました。ガードレール作ってもすぐ雪崩にもって行かれちゃう、ってことでしょうか。

ハイ、田子倉ダムに到着。巨大な重力式ダムです♪嵐です、荒れ模様です・・・が、覗かずにはいられませんよね。
2011年には大規模な水害が起こり、ダムを守るため川の水位が上がっているなか断腸の思いでさらに放水した、ということあった、とか(この後この下流に住まう方に聞きました)。※この写真上部の橋も左側の桁がありません。
この後、ダムの資料館を見学し、只見駅で開催されていた「
奥会津只見うまいもんまつり」という催しを覗いて、そこでラーメン+焼き鳥で昼食に(食べたモノは後ほど番外編で・・・)

次に向かったのは「
叶津番所」という古民家。かつての新潟への街道に睨みをきかせる建物だったそうですが、とても大きな木造の民家です。(トップの写真は外観)ここに到着してしばし、管理人さんが見つからず、たまたま居合わせた茨城から来たという方(日本各地の地誌に驚異的なまでに非常に詳しい方でした)と一緒に探すことしばし(笑)。やがて管理人さんが戻って来られ中をじっくりと案内して頂きました。茨城の方のおかげもあり、より詳しい風土にまつわる話しも拝聴でき大変興味深い時間を過ごせました。

一通り案内して頂いたあと「それでは、お茶でも・・・」ということで、囲炉裏に火をおこして頂きました。火が起きて初めて身体が冷えていたことに気が付きましたがこの時気温は12℃くらい。さらに、近所の旅館の女将さんもミカンを持参され、只見のお話や女将さんの波瀾万丈の半生などをお聞きしました♪ すっかり、のんびり2時間以上も居着いてしまいました(笑)。こういう出会いが旅の楽しみだねぇ、なんてすっかり老夫婦の会話をしつつ、重い腰を上げたのが14時半近く・・・まだ宿まで下道120kmあります。茨城の方が「会津は千葉県と同じくらい広い」と仰ってましたが、正にその通り。

その後はやや急ぎ足で進みます・・・が、すぐに道端の看板に気をとられて寄り道(笑)天然炭酸水の井戸があるそうで、国道から脇道に入りました。ヤカンが吊られたつるべで汲み上げて一口頂くと・・・想定外の鉄分味にややたじろぎます。残念ながら美味しいとは言えませんお味で(笑) のぞき込むと井戸は深く暗くてよく見えません。そこで1secのシャッター速度に耐えると・・・天然炭酸水は青いのですね。
最後に磐梯ゴールドラインを越え、裏磐梯のいつものお宿、
フットルースに到着したのは予想より1時間以上遅い16:30。今回は約360km、ルートだけ決めて、目に付いたもの、気になる看板etcを拾って走ったのですが、特に叶津番所は得難い体験となりました。
只見は雪深い所、それ故か、春の新緑は美しいとのお話しを聞きました。次回はスタッドレスを履いて・・・と思いました。
裏磐梯二日目は愛と疾風極寒の山登編、乞うご期待!(タイトル、内容は変更になる可能性があります)
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Posted at
2013/10/14 19:19:44