前回「鷹の目は曇ったか?」と投げかけたままでカールツアイス テッサー 2.8/50mmのインプレッションが終わっていました。まだ前回は判断が付かなかったのです。そこで、改めて・・・
←朝露の雑草を開放で。
やや煩雑なボケですが、手前もボケるとキリッとピントが来たように見えます。実際は甘いということは、これを撮った翌日、現代の望遠で撮ってわかりました。甘みはあっても、ペンタックス タクマー F1.8 55mmに比べるとドライです。
ヘイズがかった朝の光。キリッとした画が気持ちいいです。テッサーはコントラストが強い、という評価があるようですが、暗い部分もちゃんと階調は表現されています・・・カメラボディ側が救っているのかも知れませんが、いずれにしろコントラストが強めなのは歓迎です。
金属の光沢感とかぬめっとした質感は、あまり得意ではなさそうです。ドライですね。
絞り込んでいくと、現代のレンズと全く区別が付かなくなりました。これでF16位まで絞り込みました。35mm換算で100mmですので圧縮効果、とまではいきませんが、平面的な画は面白いですね。
開放F2.8で暗い場面を実際より暗めに撮ってみました。良い雰囲気です。
F4くらいで撮ると深度の深さと解像感のバランスが良さそうです。こういうコントラストの強い画では、まったく、現代のレンズに引けをとらない・・・しかし、わずかに味がある、いいバランスです。
実際の明るさもこんな感じのシーンを躊躇なく撮れる21世紀テクノロジーのカメラ本体と、半世紀以上前のレンズの味を両方楽しめるのは幸せです。
CarlZeiss Jena Tessar 2.8/50
半世紀たっても全く曇りなく、端正にシーンを捕らえてくれます。絶対的な解像感(解像度)はM.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROとは比べるまでもありませんが、それを補って余りある楽しさです。
35mm換算で100mmのレンズです。普段使いにはやや望遠に過ぎるのですが、あえてそれで小さく切り撮っていると、自分が猛禽の目で周りを見ている、という感覚になりますw
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Posted at
2014/08/23 01:00:41