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2009年10月18日 イイね!

◇ちょい地味イタリアンファイター レジアーネRE2002

◇ちょい地味イタリアンファイター レジアーネRE2002 秋の週末にサクッとマイナーな機体を作りました。不思議な魅力のイタリアンファイターの中でも、一段と地味なイメージのレジアーネRE2002「アリエテ」です。この機体はイタリアの「近代的」全金属製単葉低翼戦闘機の第一世代だったRE2000のエンジン換装型です。
(ギャラリーもどうぞ)


 とはいってもこんなマイナー機について知っているはずもなく(笑)例によってキットの解説文を超訳しますと・・・

 このRE2002はRE2000から継続的に開発され、その基本的な特徴はそのまま継承された。RE2002の一番の特異な点は、イタリア海軍の空母【訳注・・・イタリア空母は建造途中でいずれも放棄されました】の艦載機として、魚雷の搭載やカタパルト発進のテストを受けた点である。
 またイタリア空軍の戦闘爆撃機として、シシリー島やCalabria地方で運用された。また1944年までの長期にわたってバルカン半島戦線でも使用された。
 その後ドイツ軍に接収され、ドイツのマークを付けて運用されたが、1943年9月7日
【訳注・・・1943年9月8日イタリア降伏】以降は、連合国側の共戦国空軍として数機が運用された。
 ピアッジオP-XIX-RC35空冷エンジン(1125馬力)を動力として、武装は12.7mm機銃2丁(エンジンカウリング上部)と7.7mm機銃2丁(主翼内)。爆撃機としては
【訳注・・・キットのパーツを見ると急降下爆撃機のようです】500kg爆弾1発を搭載。
 全金属製の低翼単葉の戦闘機で、全幅11m全長8.2m全高3.12m。最大速度538km/h。航続距離950km。


だそーです。

 全長が短めの胴体、やや高い位置に載せられ後部が伸びた風防といった全体の印象は、アメリカのセバスキーP35によく似ていますが、それは、この機体の設計者がアメリカで戦闘機開発に携わっていたからだそうです。主脚の収納もP-36(ホーク75)や後のP-40と同じよに、90度回転し後部に収納するタイプです。

 イタリアの戦闘機は、空冷エンジンから液冷エンジンに載せ替えた機体は多いのですが、さらにもう一度空冷に戻したというのがRE2002・・・そのせいかイタリア機にしてはスピード感が感じられない、実に地味な機体です。
 でも組立ながら、よーく見ると、プロペラスピナーから絞り込まれたエンジンカウリングに続くラインはなかなか格好良いですね・・・まあ、その後の風防の形で一挙に古めかしくなるのはイタリア機のお約束、でしょうか(笑)

※「プラモ-イタリア」のカテゴリを独立させました。このあともイタ機作りますよ。
 ということで、Ciao!

 この記事は、借り暮らしのアリエッティについて書いています。
Posted at 2009/10/18 23:19:06 | コメント(4) | トラックバック(1) | ◇プラモ-イタリア | 日記
2008年03月31日 イイね!

▽飛ばない矢 フィアットG50「フレッチア」

▽飛ばない矢 フィアットG50「フレッチア」 どうも最近イタリア機にはまっていまして・・・フィアットのG50「フレッチア(矢)」がロールアウトしました。この機体が初飛行したのが1937年(昭和12年)、ちょうど各国で後の大戦で活躍する戦闘機が開発されていた時期です。当然当機に対するイタリア空軍の機体も高く、ライバルのマッキMC200と共に新時代の戦闘機となるはずでした。(ギャラリーもどうぞ)

 イタリアの戦闘機パイロット達は保守的で、運動性至上主義だったことは、前回も書きましたが、この機体でも同じような経緯があり、らくだのコブのように、胴体から不自然に盛り上がったコックピット・・・しかも同時代の各国の戦闘機とは逆行する開放式の風防が設置されています。イタリア機全般に言えることですが、エンジンの馬力が低く(初期型で840馬力 3型に相当する「ter」で1000馬力)最高速度は470km/hほどだったとか。また航続距離も670kmほどしかなく、まともに侵攻作戦に使える飛行機ではなかったようです。

 実際に北アフリカ戦線では、ハリケーンの初期型に対しても苦戦したようです。さらに、やめておけばいいのに(笑)バトル・オブ・ブリテンも終焉した1940年10月には、「イタリア航空団」という遠征空軍を送り、百戦錬磨のイギリス防空戦闘機に挑戦しています。G50はまだしも、CR42という複葉機を爆撃機の護衛につけてイギリス本土爆撃を敢行(←「敢行」という言葉そのものですねw)。
 一回目の出撃では、複葉機を伴う二線級飛行機の集団に、あまりに意表を付かれた英空軍の情報部がその意図を量りかね、何かの謀略かと疑ったという話しもあります。

 この後、この機体は独のDB600系エンジンに換装されG55となるのですが、実際は機体各部の補強が必要で、違う設計の機体といっても良いほどの改修が行われたようです。(ライバルのMC200はもっとスムーズに換装出来たようです。)

 私の父が30年以上前にドイツに出張した時に、ビールを酌み交わしたドイツ人から「今度はイタリア抜きでやろうな!」と耳打ちされたと笑っていましたが・・・そういうブラックユーモアが生まれるのも当然だろうな、と、この機体を眺めていると納得が出来ます。

 でも、そういうマイナスのエピソードばかりが伝わるこの機体(や他のイタリア機)なのに、それを含めてなんとなく愛すべき滑稽さもまた同時に感じてしまうのが・・・魅力なんでしょうね(笑)
Posted at 2008/03/31 18:09:10 | コメント(2) | トラックバック(0) | ◇プラモ-イタリア | 趣味
2008年03月09日 イイね!

▽マッキ MC.200「サエッタ」

▽マッキ MC.200「サエッタ」 深い意味もなく先日完成した飛行場に載せたい、と言うだけで(笑)1/144のキットを探していましたが、前々から気にはなっていたものの、結構痛い箱絵の多さに躊躇していたSWEETというメーカーのキットを買ってみました・・・なるべく痛くない箱絵を探し(笑)イタリアのマッキ200「サエッタ(稲妻、矢)」という機体にしてみました。(ギャラリーもどうぞ)

 この機体は第二次大戦の直前にライバルであるフィアットのG50等と同時期に開発された、伊空軍の単葉低翼金属製戦闘機の第一世代にあたります。シリンダーヘッド部分が盛り上がった、ちょっと可愛いカウリングを備えた空冷エンジンを積み、特徴的なちょっと盛り上がったコックピット部とその後部のレイザーバック、半開放の風防といった姿は、ライバルのフィアットG50とそっくり。

 伊空軍のパイロット達は格闘戦の性能を重視し、またそのための視界の広さにこだわった事もあり、このような猫背の特徴的なコックピットとなったようです。そういった事情のせいか、伊空軍の戦闘機はメーカーを越え、特徴的な部分が各機に共通しています。ちょっと見、このMC.200もG50も区別がつかないくらいよく似ています。しかし、構造的な部分ではこちらの方が一時代進んでいたそうで、この後出力アップのために、独のダイムラーベンツDBエンジンに換装する事は、機体に大きな変更なく可能だったようです。

 このMC.200に液例エンジンを積んだものが、MC.202「ファルゴーレ」として大戦中の伊空軍の主力戦闘機となっていきます。この一連のマッキ社の戦闘機によって、伊パイロット達の「格闘戦至上主義=複葉機贔屓」という意識も変わっていったとか・・・そういう部分にこのMC.200の存在意義はあったようです。
Posted at 2008/03/09 16:05:20 | コメント(3) | トラックバック(0) | ◇プラモ-イタリア | 趣味
2008年02月11日 イイね!

▽いなせな複葉機 フィアットCR32

▽いなせな複葉機 フィアットCR32 さて、先日のイタリア機大量入荷のうち、一番格好いい(と私が感じた)フィアットCR32がロールアウトしました。イタリアの優秀な複葉機だったらしいのですが、詳しいことは分かりません(笑)。スペイン市民戦争時には義勇軍として派遣されたようですが、大戦勃発時には旧式化がすすみ、二線機として運用されていたようです。唯一北アフリカ戦線で陸上軍の支援や基地防衛に使用されたようです。(ギャラリーもどうぞ)


 ということで、今回もSUPE RMODEL社(イタリア)の組立説明書の解説を訳してみました。↓以下はその超約(笑)です。

この航空機はイタリアの航空機開発の重要な部分を占めている。この機体は戦闘機として非常に成功し、その後の一連の複葉機、最終的にはCR42につながる特徴的な斜めの支柱をもっていた。CR32はその卓越した機動性でパイロット達の賞賛を集め、イタリア空軍の様々な飛行隊に装備されることとなった。また、国内外で見事な演技を見せた有名なアクロバットチームの装備機となり、1937年9月にはCR32の11機で編成されたアクロバットチームが、アメリカの国際航空会議のおりに、アルゼンチン、ブラジル、チリ、ペルー、ウルグアイで見事な演技を見せた。
軍事的にはスペイン市民戦争の時にAviazioneLegionaria(航空義勇軍?)のシンボルとなるほどの名声を勝ち得た。その高機動性と丈夫さは、敵対したすでに引込み脚を装備していた単葉機よりも優れていたのだ。また1939年秋の時点でRegia Aeronautica(イタリアロイヤルエアフォース)には最も重要な機体として400機が配備されていたが、1940年の大戦開始時には練習機や第二線機に格下げされた。しかしながら、何機かは例えば北アフリカ戦線などで実戦に投入された。
1956年のAirRallyの期間に数機がFiumicino(フィウミチーノ空港?)に飛来した。※
バリエーションとしてはCR32bis(2型)として、胴体の2丁の12.7mm(?)機銃に追加して、さらに7.7mm機銃を2丁を主翼に増設したタイプがあり、約300機が生産され、スペイン空軍をはじめ、中国、ハンガリー、パラグアイ、ベネゼエラ、オーストリアで使用された。
CR32quter(4型)では、元の機銃装備(胴体に2丁装備)に戻され、北アフリカの砂に対応したエアフィルターが装備され約450機が生産された。

CR32は、その卓越した経歴と美しいデザイン、コンパクトさによって、世界でも最も興味深い機体の一つとなっている。

※スペインのイスパノスイザ社で生産されたCR32が1955年にイタリアの博物館に寄贈されたそうで、もしかしたその事かも知れません。

だそうです。最後の一文は多分に手前味噌という感じもしますが(笑)、このイタリアのメーカーは母国機に対する愛情がひしひしと伝わる入魂のキットを作っているように感じます。今回のキットも凸モールドですが、羽布の表現など気合いが入っていて作りたくなるキットでした・・・実際は私の技能を越えた大変難易度の高いキットでしたが(笑)

イタリア機・・・はまりそう(笑)
Posted at 2008/02/11 22:34:16 | コメント(2) | トラックバック(0) | ◇プラモ-イタリア | 趣味
2007年11月19日 イイね!

▽フィアット入手 G55シルランテ?

▽フィアット入手 G55シルランテ? もしかしてタイトルに釣られました?(すいません)
ついに強いんだか弱いんだか、格好いいんだか格好悪いんだか、なんとも摩訶不思議ワールドのイタリア機が登場です。フィアットのG55S「SILURANTE(シルランテ?)」という身元不明な機体がロールアウトしました。この機体については情報が皆無、ネットを彷徨してもこのプラモデルしか出てきません(笑)ということで、この機体の元となった(と思われる)G55「チェンタウロ」についてまずはご紹介します。(ギャラリーもどうぞ)

 イタリアといえばドイツと共に日本にとっては三国同盟の朋友・・・とはいえ、ヨーロッパ戦線ではむしろドイツの足を引っ張るばかり。散々の戦績にそこで使用された航空機についても評価が難しいのですが(笑)簡単にイタリア戦闘機の略歴を。

 ヨーロッパで大戦が始まる直前、イタリア空軍も複葉機(フィアットCR42)から金属製単葉機へと近代化が進められました。この機体の前身であるフィアットG50やライバルのマッキMC200といった単発単葉空冷エンジン付きの「新鋭機」を揃え、某独裁者をして世界最強の空軍と言わしめたイタリア空軍は、参戦と同時に主に北アフリカ戦線で英軍の(ホントの)新鋭機スピットファイア等に散々な目に遭わされます。

 その惨状を打破すべく講じられたのがエンジン出力のUP。マッキMC200には朋友ドイツから、Bf109E等に採用されていたダイムラーベンツの液冷DB601エンジン(1175馬力)を輸入しライセンス生産(ちなみにライセンス生産したメーカーはアルファロメオ)したものを搭載しました。これはMC202「ファルゴーレ」となりイタリア戦闘機の決定版となりました。

 一方のフィアットG50はさらに強力なDB605エンジン(1475馬力)・・Bf109Gに搭載されたエンジンを採用し、機体自体も液冷エンジンに合わせリファインした結果、最大速度は一挙に160km/hアップの630km/hに向上したそうです。これをG55「チェンタウロ(上半身人間で下半身が馬のケンタウルス)」と名付けました。(エンジン換装した機体としてはぴったりの名前ですね。)

 しかし、性能的には世界の水準に引き上げられたものの、1942年4月の初飛行以来生産は遅れに遅れ(主にフィアット社でのDB605エンジン生産の遅れによる)、イタリアが降伏する1943年9月までの一年半でたった31機しか完成しなかったとか。イタリア降伏後も抵抗を続けた北イタリアのファシスト政権下ではさらに生産が続けられ100~300機(諸説有り)が完成したという話しもあるそうです。

 さて、ここからが、今回のキット「SILURANTE(シルランテ?)」についてです・・・イタリア製のキットの組立説明図に英語で簡単に書かれた内容を要約すると

 ”この戦闘雷撃機は1943年に、有名ながらすでに古いSM79sに替わる機体として、空軍大臣からの「奇襲に適したより高速な雷撃機が必要だ」という要請から生まれた。G55「チェンタウロ」からの改造内容は、主翼下部センターにあるラジエターを2分割しホワイトヘッド魚雷(重量980kg)を胴体中心に懸架出来るようにし、下部のクリアランスを得るため尾部車輪は固定式にして支柱を長くした。
このG55Sは1944年末までテストが行われ、高速での攻撃、卓越した機動性、そして元の戦闘機と同じ強力な兵装(20mm×3 12.7mm×2)によって敵戦闘機を振り払う事が可能で、その作戦遂行能力の高さを立証した。その後1946年にはG55Sは練習機に改造された。”


だそーです。なんというか、結局この機体はイタリア降伏後に開発されたのか?降伏という重大事をよそに開発が続行されたのか?何とも良く分からないのですが、まあ戦闘雷撃機という希有な機体として、魚雷を抱えたルックスは結構格好良くイケてるので、それだけでOKなのかな、と。

イタリアの飛行機ですからそこら辺が一番重要だろうと・・・

イケてるか否か、それが問題なのだ と(笑)
 
Posted at 2007/11/19 19:07:17 | コメント(3) | トラックバック(0) | ◇プラモ-イタリア | 趣味

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何シテル?   06/02 08:25
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