デザイン編:
BSアウトバックは、BRでゴージャスさを狙ってややバランスが破たんしたエクステリアを、至極真っ当にまとめ直したかのような印象を受けます。そんな中でも、更に地味な(ふりして実は目立つ色の)クールグレーカーキは特にアウトバックの道具感を引き立ててくれる色ではないかと思います。
B-Sportという実質的なベースグレード(≒道具)にふさわしく、シルバー系の加飾はほとんどなく、わずかに残るフロントグリルやエンブレムも明るさを抑えたダークシルバー。ほとんどクルーグレーとブラックのツートンカラーと言ってもいい構成です。特に良かったのはルーフレールが黒くなったこと。おかげさまでシルバー系のオプションパーツをつけたくなる衝動は抑えやすかったです。
サスペンション編:
スタブレックスライドというサスペンションは、(そういうモノが付いていると知っていると特に)少し不思議な乗り味を感じます。勿論サスペンション単体ではなく、遮音性の向上と、サウンドナビの音質向上といった複数の要素が重なって感じるのだろうと思いますが、それを一言で言うと「ホバー感」。
昔シトロエンのC5のハイドロサスで感じた浮遊感にプラスして、地面と一定の高さ(僅か数cm)を保ってすーーっと進んでいく感じがあります。唯一路面の音は比較的聞こえるので、特に舗装の状態が良いと正にホバーボード。そしてそれを越えた入力には角が取れた当たりの後に伸び上がって、その伸ばした足をふんわりと着地させる感じがあります。その後にソフトに整った後揺れも一回分くらいあるのですが、不快ではないと。
ハンドリング編:
最も変わったと思ったのがハンドリングの感覚です。赤城山の下りは隘路に小半径のカーブが連続します。前車BRでは(その外見からすれば予想以上に優秀なのですが)、カーブを左右に切り返していくような場面では、数カーブ続くとぐっとスピードを落として一息入れないとハンドル操作が間に合わなくなる感じがありました(勿論、腕のせいということも大きいのですがw)。
一方のBSは、BRと同等かそれ以上のスピードでも延々と右に左にカーブをクリアし続けられました。姿勢の変化が少ない、収まりやすい、ということでしょうか。結果ハンドリングが大変良くなった、と感じられるではないかと思います。俗にいう「運転が上手くなった感じ」です。BSはまだ、SGP化されていないので、ハンドリングが良くなることに期待していなかったのですが大きな差を感じました。
実は「こんなに違うわけがない」「これはおかしい」と思って帰宅してから調べらたらボディ剛性が特にサスペンション取り付け部分でだいぶんアップしているんですね・・・タワーバーつけてみたくなります(アカン)
エンジン編:
数値的にほとんど差がないのですが、BSの方が走り出しにトルク感があります。助手席の妻も「ピュッと走り出すね」と言うので、これは明らかに差があるのでしょう。もしかしたらSIドライブのiモードが低速でトルクを出しやすいセッティングに変わっているのかも知れませんし、遮音が徹底してエンジン音がほとんど聞こえなくなったからかも知れませんが、自重は数十キロ重くなっているのに、この変化は素晴らしいです。
エンジン編ではありませんが、ブレーキのフィーリングは少しキュッと効くようになりました。踏み込みの初期から効く感じになりましたので、しばらくは気を使いそうです(すぐ慣れるのはずなので問題はありません)。
以上、あくまで200㎞ほど走っただけでのファーストインプレッションです。
あとは・・・アイサイト周り、ライトやワイパーの機能や操作性、内装デザイン、ユーティリティーなどありますが、あまりにも長くなったのでまたの機会に。
・・・といろいろ書いても、誰の参考にもならない末期型の悲しさですがw
Posted at 2020/10/06 23:02:53 | |
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☆BS-OB近況報告 | 日記