Ｐ．Ｎ．「３２乗り」のブログ一覧

１９７０（昭和４５）年は、大阪で「万国博覧会」が開かれた年です。
「人類の進歩と調和」をテーマに、明るい未来の生活が提案されました（遠くを見る）。
そして、あのトヨタ２０００ＧＴが歴史的な役割を終えた年でもあります。

クルマもパブリックカー構想の下、「マイカー」時代がついに到来し、
新しいジャンルのクルマも提案されるようになりました。
それは「スペシャリティカー」と「ハイオーナーカー」の出現でした。

国産初のスペシャリティカーは　・・・　セリカ（画像上）です。
「未来からやってきた」とかいう、「スーパージェッター」のようなキャッチフレーズで当時の若者を魅了しましたね（ﾎﾉﾎﾞﾉ）。
セリカのトップグレードには、「トヨタ１６００ＧＴ」に替わる名機２Ｔ－Ｇ・１６００ｃｃＤＯＨＣが積まれ、「ＧＴ」を名乗ります。
魅惑的なクーペだったトヨタ２０００ＧＴに替わる、キレイなクルマでした。
お値段も８０万円台まで下がってきました（でも、まだまだお高いワケですが・・・）。

そして、日産ローレルの後を追って、１９６８（昭和４３）年に登場した「ハイオーナーカー」が　・・・
コロナマークⅡ（画像下）ですね。
コロナの上級グレードとして登場しました。
まだまだクラウンは今のような売れ方はしていませんでしたので、
コロナとクラウンを埋めるクルマとして長く作られ、現在は「マークＸ」となっています。
４気筒の１６００ｃｃと１９００ｃｃで、ちょっと豪華な内装が「売り」でした。
画像下からもわかるように「コロナかな？」って思わせるデザインでしたね（ｼﾐｼﾞﾐ）。
そして、この２ＨＴモデルのトップグレードに、１９００ＤＯＨＣの「ＧＳＳ」をラインナップしました。
このときはまだ「ニセン」ではありません。

それぐらい「ニセン」は、何と言いますか、希少なクルマだったわけです。
ウチのクルマが、会社の「カローラ２ドアセダン」だったころに、確か一宮の親戚がコロナマークⅡでしたね（遠くを見る）。
あの頃は「いいなぁ～、ドアがたくさんあって・・・」というぐらいの印象でした（笑）。