
画像は、1965(昭和40)年発売のシルビア。
SP310型フェアレデー(あの時代は「レデー」だったよね)をベースに作られた2座クーペ。
「CSP311」なので、「S」で始まる、ニューシルビアからつながる「シルビア」とはやはり違いますよね。
当時の価格は120万円、ベースのフェアレデー1500は85万円。
これからもタダモノではないクーペだと分かります。
ほぼ「手造り」だったんですね。
アルファロメオ(当時のね、今じゃないよ)やポルシェなど、
欧州の小型GTと肩を並べられるクルマを造ろうという、高い志で産み出されたクルマだったのです。
今、見ても、うっとりするぐらい綺麗なクーペです。
でも ・・・ 「買える」人はそういないでしょうね。
実際、生産台数は554台、生産期間は1968(昭和43)年まででした。
で、7年後に「シルビア」を名乗ったのが、昨日ネタのS10型です。
これは量販スペシャリティで、乗車定員5名で、エンブレム(画像下)に「NEW」を付けて登場させたのです。
その後、「S11」「S110」「S12」「S13」「S14」「S15」と続いていきます。
S10系がサニー(エクセレント)ベース、S110系がバイオレットベース、で、S12から独自シャシー(なのかなぁ)になります ・・・ ベース車両がもうすべてFF化されてしまったからね。
S13の時に、「FF」も検討されたらしいですが、「FR」を貫いたカタチになりましたね(しみじみ~)。
FFが蔓延していく中で、FRが個性になりました。
Posted at 2024/02/17 00:00:58 | |
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