
ロータリーエンジンに対する東洋工業の熱情は強く(この当時はね)、
ロータリースポーツとして生まれ変わったサバンナ(RX-7)の12Aも、希薄燃焼型に改良したり、6ポート・インジェクションを採用するなど、10モード燃費をフタケタにするまでにしました。
スタイルは、1982(昭和57)年の6ポート・インジェクション化の際にマイナーチェンジを受けていたと思います。
で、80年代になると、ツインカムだぁ、ターボだぁ、ツインカムターボだぁ、4バルブだぁと、パワー競争が過激化してきて、
我らが東洋工業も、ロータリーにターボを付けてきます。
初搭載はコスモ(あのリトラのタイプ)に譲ったものの、
1983(昭和58)年、登場から5年後に、
ついに、12Aロータリーターボ、グロス165馬力を得ます(画像)。
この頃には、あの、スカイラインRSターボも登場しており、
各メーカー、200馬力を目指すワケですが ・・・
そこは俺たちの東洋工業(笑)、
単に、安易なパワーアップは求めず、グロス165馬力をいかんなく発揮するRX-7を指向します ・・・ パワーじゃないんだよね(最近の異常な馬力を求める巨大戦艦たちに言いたいですね)。
低重心、フロントミッドシップ、凝った後輪サス(リジッドだったけど)で、
当時の200馬力カーをストリートでは楽勝にカモる実力を伴っていました。
あー、やっぱり、お役所が許さなかったかな、12Aターボ初搭載。
コスモには、13Bの方が似合ってるんだけど ・・・ 汗。
出るのか出ないのか、よくわかりませんが、
20世紀にあれだけのロータリーに対する熱情、
来年の「サバンナ50年」に、MAZDA(おぉ)がどう応えてくれるのかわかりませんが ・・・
まぁ、巨大戦艦ばかり生み出すMAZDAには、それほど期待してませんが、
ロータリエンジンでデザインした新しいクルマを出して欲しいものです。
山椒は小粒でぴりりと辛い ・・・
そんな5ナンバー(広げてもロードスター程度で)のロータリーロケットが、再び巨大戦艦スーパースポーツをぶち抜く世の中が訪れて欲しいものです(無理だろうけど ・・・ 汗)。
Posted at 2020/09/27 06:36:29 | |
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