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行くたびに感じるのだが、伊勢志摩では近鉄の存在感が余りにも大きい。もちろんアクセスの主役であることは間違いない。JR参宮線もあるが、天皇陛下が伊勢神宮に参拝する際は、基本的に近鉄が選択される。

ただ、それ以上に地域の経済、とりわけ観光産業での存在感も大きい。G7伊勢志摩サミットが開催された志摩観光ホテルや、伊勢志摩スカイライン、志摩スペイン村などはすべて近鉄グループに属する。

関西私鉄の中では、どちらかと言えば野暮ったいイメージの近鉄だが、それでも特急は格別の存在感を誇っている。特にこのあたりを走るシーンは近鉄の象徴の一つだろう。

伊勢志摩ライナーがやって来たので撮影してみた。撮影場所は、ちょうど鳥羽水族館の横にあたり、アシカショーの賑やかな声が聞こえてくる。列車の最後部は、ミキモト真珠島ぐらいだろうか。

近鉄特急は、伊勢神宮や二見浦と並んで、この地域の大切なアイコンなのかも知れない。