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いや、別に本番車の自慢をしようというのでは、ない。

本番車をしばらくぶりで転がしてみて、お買い物車と同型式とは思えないぐらいに運転操作の感覚が違うなぁ、というお話し。

例えば、クイックシフトをひとつ取ってみても、やっぱり有ると無いとでは、全く違う。エボは「稲妻シフトをしても良い車」なので、運転手次第でいくらでも速くできるのだが、それもクイックシフトがあればこそ、の話。ノーマルT/Mでドグに迫るのが目標？！

車両を速くするのもいいと思うが、運転操作をしやすくするのは、もっと大切なように思う。それも、車種と運転手に見合った個別のスタイルが到達点になるのだろう。

とか何とか言いつつ、燃圧計の場所がジャマだと、工場長に何年もずっと言われ続けているけれど・・・。

毎度恒例？の「何を今頃」シリーズ。

昨シーズンから本番車のシートを、ブリッドのGARDIS3（画像右）にしている。アタマ左右のガードが目立つけれど、骨格のベースはZETA3と一緒。

以前は同じブリッドでもローマックスシリーズのZIEG3（画像左）にしていたのを、GARDIS3に変えたのは理由がある。端的に言ってしまえば、ローマックスシリーズは「エボには合わない」ということ。

元々ローマックスは、座面を下げることを主眼にしていて、しかもシートバックの角度がクーペに合わせてあるので、セダンでは運転姿勢が全く合わない。今でもお買い物車はZIEG3だが、わざとシートバックの角度を立てるようなセッティングにしているぐらい。

それから、工場長に指摘されて分かったのだが、ローマックス系ではシート前端（ひざの裏側）が高くなってしまう（これもクーペ向け設計）ので、ペダル操作の自由度がなくなる。

実際に両者を座り比べてみると、差は歴然としている。ZETA3系のほうが操作性が良い。ということで、車種に見合ったシートを選びましょう、というお話しでした。

ようやく先日のベスト（58.767秒）の車載ビデオを見てみたのだが、何とまあ、こんな失敗だらけの走りでこのタイムなのか、という驚きがいっぱい。


空走時間が長いという工場長の言葉を待つまでもなく、あちこちで「何もせずにダラダラ走る」状態が展開されている。

で、普通にこれらを対策してしまえば、それだけで大幅改善になるのがよーく分かる。

出来の悪い教育ビデオみたいな感じで、反面教師にしてもらえれば幸い。

さすがに2日連続の走行はジワリと影響が出てきて、身体のあちこちがボキボキ。

ひとまずデジスパイスのデータを眺めてみて、いつものように粗悪走行を繰り返している様子がよーく分かる。自分の過去のデータと比較すると、良くも悪くもほとんど変化していないのだが、エボのお手本データと比べてみると、やっぱり色々と改善ポイントが出てくる。

まさに「何を今頃」というネタなのだが、コーナリング中の車両の方向が明らかにおかしい。青が昨日のベストで赤がお手本データ。ここから考えられる色々な操作を辿ってみると、これまで工場長に色々言われてきたことが次々につながり始めた。

それから、皆さんご存じのとおり、デジスパイスは厳密なライン比較が難しいのだが、最終のラインが余りにもお手本データと違いすぎるのも要研究ポイント。

何を今頃、でも、改善できればいいではないか。

今日はエボミの第1戦。他の走行会とは違って、独特の雰囲気があるし、何となく居心地がいい。

が、ぬるま湯につかってしまったのか、1本目は59.497秒で何だか全般に走りがちぐはぐ。2本目は昨日同様に気温が上がってきたが、構わずに猿走りして、58.767秒がベストだった。安定して58秒台で周回できるようになったから、人間の慣らしはほぼ完了・・・かな？

自己ベストの0.417秒落ちがいいか悪いか、事前の意気込みからすれば「ガックシ」なのだが、客観的に見て、「Not so bad」というのが走ったあとの実感。

今日は久しぶりに工場長に来てもらい、作業手伝いだけでなく色々とアドバイスをもらった。何となく周囲の情報に流されていた部分もあり、次回以降は改善できればと思う。

昨日から今日にかけて、久しぶりの筑波をたっぷり走って、スカッとした。
皆さん、お疲れさまでした。