944を購入したときは史上最大の衝動買いと言いましたが、968を購入するときは真剣に考えましたよ。
944のときみたいに世間がバブルでイケイケの時代ならなんとかなるさ~、なんて思いで買えたけど、968を注文したときは91年の11月。そうバブルの崩壊がちょうど始まった頃。
そんなときにクルマを買い替えてしまったという、大冒険ですからね。
968を購入するまでは、広告業もバブルのおかげで何でもありの好景気で勤務先での賞与も年間で月給の8ヶ月分なんて今では考えられない時代でしたけど、968購入後一気に広告業界も下降線を辿って大変な思いをしたものです。
しかも、89年生まれの息子もこれから大きくなるというのに、今までと同じクーペスタイルのクルマにまた買い替えですからね。息子だけでなく、我が家にはつれあいの両親もいるので、全部で5人家族。なのに4人乗り(カタログ上)のクルマって普通ありえませんよね。
でもね、惚れ込んでしまったら、もう後戻りなんか出来ないものでしょ?
968が納車されるまで、試乗さえもしてませんが、この魅惑的なスタイル。
944S2から発展したエンジンはまず間違いはないだろうし、ポルシェ社の最新技術であるバリオカムの採用でパワーもトルクもアップされ、期待を裏切るはずがない!
正直、発表会に出掛けたときは買うつもりなんかありませんでしたよ。
でもね、ポルシェショーで見てたことは見ていたけど、実際に間近で見て触っていたら、それこそ一目惚れ。
944S2も素晴らしい車でしたけど、944を化粧直しして男っぽい944からやや女性的なラインに変身した968。
惚れてしまったら手に入れたくなるのが男心。
1台しか所有は出来ないところで、本当にこのスポーツカーをまた買ってしまっていいのか?5人家族なのに、4人乗り。
多くの人間を目的地に運ぶというものなら、968よりもトヨタでも日産、BMWなどの4ドアセダンのほうが優れてるのはわかってます。
クルマを単なる移動するための道具として付き合う方法も1つの正解かも知れないけど、私の場合は違うんです。
クルマとは自分の趣味の世界だし、大事な相棒、そう彼女みたいな存在。
ですから妥協って出来ないですよ。
多少の欠点があっても、惚れた女なら付き合いたい、一緒になりたいと思うでしょ?
どんなに料理が上手でも、洗濯も掃除もしっかりできたとしても、好きになれない女とは一緒になっても毎日を笑顔でいられないでしょ?
ちょっと料理が下手でも、自分が惚れぬいた女がそこにいたら、毎日が笑顔で過ごせるでしょ?クルマだって同じですよ。
惚れたクルマだから、15年も付き合っていても、今見ても笑顔になっちゃうミント号。
家族にしたら勝手気まま、ワガママな私でしょうけど、クルマだけは譲れませんでした。
日本ではポルシェは911と言われ、FRのポルシェをポルシェ入門車と捉われがちですが、決してそんなことはありません。
FRポルシェも間違いなくポルシェとして恥ずかしくないその性能を持ち合わせてます。89年に944S2から付き合い始めたFRポルシェですが、FRポルシェの完結編968との付き合いも既に15年。
惚れ込んだ968、ミント号、まだまだ奥が深いです。愛して止まないミント号、これほどのクルマを知ってしまうとそうは簡単に別れることなんか出来ないですよyo
Posted at 2007/03/07 21:51:12 | |
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