「ブラックペアン」第三話が異常事態！

　TBSの日曜9時台は、「ブラックペアン」という医療ものドラマが放送されています。第二話放送終了後、MRや治験に関する描写について、医療関係団体からクレームが出されました。

前回書いた通り、プロデューサーの福澤克雄氏という方は、ドラマチック（劇画チック）な描写のためなら、辻褄が合わない登場人物の移動や言動すら厭わないという方です。その演出法が、今回のクレームの原因になった形です。「金八先生」シーズン7でも、原作者と確執が発生したものでした。

　そして今回、、また同じ騒動を起こしてしまいましたが、騒動を起こした結果か、第四話が大変「変」な事態になっています。

ドラマはト書きやナレーションを最小限にして進行させることが普通です。ところが、この第四話では登場人物の竹内涼真のナレーションでドラマが進行していきます。ドラマが断片的に描かれてはナレーションで急速進行するという、よくある、「総集編」の雰囲気になってしまっています。「なんじゃこりゃ」という感覚に襲われます。

おそらく、グレーゾーンシーンを廃止し、編集がめちゃくちゃになったものと推察されます。第四話にして空中分解を起こしつつあるこの作品、一体どうなるのでしょうか？？