え~~、私が幼少の頃から過ごしてきた町と生活圏が密接に重なる隣町「蕨市」を舞台にしたこのニュース。
フィリピン人カルデロンさん夫婦の長女のり子さんが通う中学校も昔から知ってますし、小さな街に押しよせるマスコミに困惑している住民の方の中にも少なからず見知っている人もいますし、娘さんを残し両親が揃って不法入国で強制退去処分が確定したということで小さな町では同情の声も少なくないことも見聞きしていますが、普段毎日のように訪れる街での騒ぎは、何の関係も無い私にとっても考えさせられるケースでありました。
娘さんには何の罪もない。その通りです。しかし両親とも偽造パスポートで不法入国していた。法治国家である日本のルールを破っていること、まずここから原理原則に照らして議論すべきなのに、妙な人権論を言う人がやってきて住民を困惑させている。私のような学のない庶民でも「感覚」として彼らの言ってることが何かおかしいというのは肌で嗅ぎ取っています。そこの違和感を「可哀想だ」とか「子供の権利」とか言葉巧みに妙な方向に押してくる。みんな娘さんのことも離れ離れにならざるを得ない親にも同情してます。でも、そもそもこうなる原因を作ったのは何なのか。みんな議論は出来なくても肌で解る。でもそれをハッキリ言うことは狭いコミュニティの中では難しい雰囲気が出来てしまっている。だから困惑してます。
今回のケースは、長年不法滞在を結果として黙認してきた入管にも責任の一端はあるように感じられますし、だからこそ彼女のような辛い思いをする子供が今後再び現れない為にも、やはり原理原則に徹した姿勢を行政機関にはとって貰いたいし、今回のようにこじれる前に対処して欲しいものです。
---------------------------------------
「3人で残りたかった」埼玉の比人夫妻、長女残し帰国
4月13日19時39分配信 読売新聞
不法入国で強制退去処分が確定した埼玉県蕨市のフィリピン人、カルデロン・アラン・クルズさん(36)と妻サラさん(38)が13日、中学2年の長女のり子さん(13)を残し、成田空港からフィリピン・マニラに帰国した。
出発ゲートで、親子は涙を流しながら何度も抱き合い、別れを惜しんだ。アランさん夫妻は「多くの人に支援してもらい、感謝している。3人で日本に残りたかったので寂しい。のり子には頑張ってほしい」。のり子さんは「一生会えなくなるわけではない。また日本で一緒に暮らしたい。生活や学校のことで不安はあるが、勉強などを頑張りたい」と気丈に話した。
一家は3人での在留を希望したが、法務省東京入国管理局は3月、日本語しか話せない長女のみに在留特別許可を出した。サラさんの妹(31)の家族が蕨市に転居し、のり子さんの養育に協力する。同省は、1年前後で夫妻に上陸特別許可を与え、短期間、会うことを認める方針だ。
最終更新:4月13日19時39分
ニュースURL↓
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090413-00000588-yom-soci
Posted at 2009/04/14 00:50:37 | |
トラックバック(0) |
政治関連ニュースねた | 日記