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イイね!
2009年05月30日

北の国へグランドツーリング旅行記-5

【5日目】

捲れまくるミニスカートの夢を見ることもなく、ぐっすり眠れた翌朝。

今日乗船するフェリーの出航は12時。といっても、11時には港へ着いておきたい為、青函連絡船と朝市を見学することにしました。

青函連絡船の摩周丸が当時の場所に係留されて展示されているのですが、ホテルから徒歩5分ほど。
乗り物好きの性か、ついこういった所へ来てしまうんですねえ。



到着してふっと看板を見ると、なに!外車の展示?!
これは素晴らしい!と小躍りしながら近づいていくと、閉鎖されたとの貼紙。がっくり。
それでもしつこく、窓越しに中を撮影したのでした。



青函連絡船のほうは残念ながら、客車を格納したデッキは見ることが出来ず、操舵は車と同じなんだ、すごいリクライニング!、と感嘆しつつ摩周丸を後に。





ホテルのバイキングで腹いっぱいなので、朝市は見学だけ。
オフシーズンの平日の朝ともあって客は少なく、各店のお兄さんに声を掛けられまくりますが、大阪から来たという返事とマスク姿に気づき、一瞬怯むお兄さんもいましたが、皆さん意に介さず、強引強引。









結局あちこちで試食したのですが、トキシラズが美味しかったですねえ。さすがです。
蟹類は、やはり観光客価格なので高い高い。

さて、いよいよ北海道とお別れする時がやってまいりました。さあ、本州です。

フェリーターミナルまでは、車で10分ちょっと。
舞鶴の裏寂れたターミナルとは大違い。明るく綺麗で、ネットで予約して置いたらチェックインも二次元バーコードを翳すだけ。





あっという間に手続き完了し車を駐車したら、なんと前の車は北九州ナンバー。その前はと見ると、広島ナンバー。
いやあ、皆さんすごいなあ! なにわナンバーが、霞んでしまったのでした。



さて、いよいよ乗船の時がやって来ました。
車が少なく、あっという間に乗船完了。定刻どおり出航です。



もう北海道から別れてしまうのだ、という寂しい気持ちと、まだまだこれからが冒険旅行の本番、という若干の不安が入り混じった複雑な気持ちで、フェリーターミナルを見送ったのでした。



昨日とはうって変わって今日は穏やかな天気。海はべた凪で、絶好の船旅日和。
後部の、展望室という窓が大きな絨毯敷きの部屋に陣取りましたが、窓が汚い。
そこで、外部デッキへ出て、ティッシュを水で濡らして窓を拭いたのですが、長年こびりついた塩と汚れは頑固で、余計に汚くなったかも。



出航直後に、姉妹船とのすれ違いです。



実は、新日本海フェリーでもすれ違いがあり、期待していたのですが、生憎その日は天候悪化で視界が悪い為、かなり離れてすれ違ってしまい、全く視認出来ませんでした。

青森まで約3時間半の船旅。
6700トンと、青函航路では最も大きなクラスの船ですが、たいして探検する場所もなく、実に退屈。
周りの鼾に誘われて、何時しか記憶を失ってゆくのでした。

さて、いよいよ本州、青森の地です。
ようやく、港が見えてきました。



15:40に着岸し、さっそく本日の宿、奥入瀬渓流温泉 野の花 焼山荘へ向かいます。

青森市内を通って、国道103号を南下して行くのですが、さすが県庁所在地の青森市内、結構交通量が多く、信号でよく停まります。それでも、青森環状バイパス道路を潜った頃から流れが良くなり、典型的な地方道路の風情。

その後、山間に入ると想像以上のタイトコーナーが続き、道幅も狭くてブラインドコーナーなので、結構神経を使います。
それでも、正面に八甲田山の雄大な山容を眺めつつ、爽快な道路をかっ飛ばし。



途中、酸ヶ湯温泉の近くで雪渓を見つけてストップ。土を被ってすっかり汚いですが、高さは3mほどもあるでしょうか。さすが豪雪の八甲田山です。
また、平日にもかかわらず酸ヶ湯温泉には沢山の車が駐車しており、さすが超有名温泉ですね。

宿に到着したのは、結局17:30頃。



車を止めるや否や荷物を運びに出てこられ、中に入るとにこやかなお迎え、綺麗なロビーに座って冷たい冷酒が振舞われ、さすが口コミで高い評価を得ている宿だわい、と感心しきり。

そこらじゅうの設えや飾りも大変センス良く、最近に改装したようなのですが、どうもプロの旅館コンサルタントの手が入っている気がしましたね。それほど、隅々までの気配りとセンスを感じました。





一人旅用の部屋は本来四畳半なのですが、この日は部屋が空いているとのことで8畳間へ案内され、兎にも角にも、まずは露天風呂です。
ここは温泉街の中にあるため展望露天風呂とはいかず、雪対策もあって屋根つき露天風呂。
まあそれでも、外の空気を吸いながらの温泉は、良いもんですねえ。



さあ次なるは待ちに待った夕食です。
今夜も百聞は一見に如かず、写真をご覧ください。













一昨日のいずみも豪華でしたが、こちらは何と言いますか、味付けが良い。
こけおどしのメニューや、素材に頼り切ったメニューもなく、素朴ながら料理人の気持ちを感じられる料理の数々。

みな美味しかったのですが、とりわけ、地ビールを飲みながら味わう、りんごの天麩羅、山菜、せんべい鍋、がよかったぁ。
そうそう、雲丹ご飯も。。。

食後もロビーにゆったり座って新聞を読んだりしていたのですが、なんといいますか、すごく落ち着く宿なんですね。
過去いろんな宿に泊まりましたが、こういう落ち着く感じは、ここが最高じゃないでしょうか。

とかなんとか言いながら、青森の夜は更けてゆくのでした。

つづく

PS.温泉の写真はウェブサイトから借用しました。
ブログ一覧 | 北海道グランドツーリング | 旅行/地域
Posted at 2009/05/30 09:03:54

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この記事へのコメント

2009年5月30日 13:53
青函連絡船は廃止の7ヶ月前に乗船しましたが、0時発で早朝に着くのが難点でしたね(^^;

東北編レポも期待できそうでワクワクします♪
コメントへの返答
2009年5月31日 17:27
やまけん@北摂さん、有難うございました。

フェリーも昼間の便が少なく、本当はもっと早いのが良かったのですが、これしかありませんでした。
2009年5月30日 16:43
東北は中学生の修学旅行で行ったきりです!
BMW博物館さんのブログで旅行気分を堪能します!
次回作期待です♪
コメントへの返答
2009年5月31日 17:28
l.a.luxuryさん、有難うございました。

小生は全く初めてでした、東北は。
すっかり満喫しました。
2009年5月30日 19:13
活きいか踊り丼、この見本通りに出てきたら私にはとても食べられません(^^;)東北は何回か旅行しましたが、電車とバスでした。愛車のBMWで駆け抜けられたBMW博物館さんがうらやましいです♪
コメントへの返答
2009年5月31日 17:30
たまさ。さん、有難うございました。

このどんぶり、TV番組で良く登場しますが、食べにくそうです。

我が愛車は、故障もせずに頑張ってくれました。
2009年5月31日 0:05
読んでいて私も旅行気分。ホントに素敵なブログ記事です!青函連絡船廃止以後のことを知らず、ちゃんとカーフェリーはあったんですね(汗。奥入瀬は昔ねぶたを見に行った時に行ったことがありますが、素晴らしいですよねー。ああそれは次回かな。
コメントへの返答
2009年5月31日 17:31
スパグラさん、有難うございました。

大間へ渡るフリーもあるのですが、船の大きさを優先して、こちらにしました。

プロフィール

「[整備] #C3 2年目の12ヶ月点検 https://minkara.carview.co.jp/userid/327243/car/3296948/7829345/note.aspx
何シテル?   06/11 20:37
社会人となって初めて車を所有し早や45年。その間13台所有しましたので、平均して3年半の所有期間。3~4年経つと、どうしても別の車が欲しくなる「車欲しい病」が発...
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