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2012年03月16日

“良いクルマ”とは? ~代車を通して考える、日本のモノづくり~

“良いクルマ”とは? ~代車を通して考える、日本のモノづくり~ “良いクルマ”ってなんでしょう?

“好きな車”っていうのは、オーナーそれぞれの趣味嗜好で異なってくるのです。走るのが好きな人にとってはスポーツカーだったり、大勢で出かけるのが好きな人にとってはミニバンだったり、アウトドア大好きな人ならSUVだったりワゴンだったり。

しかし、運転してみて「あ、運転しやすいな」って思うクルマには共通点が有るのです。
それは、“ドライバーに必要な情報を伝え、その意思を過不足無く反映する”クルマ。
それを求めていくと、やはりドイツ車に行き着くのです。


さて、またもや最近更新が止まってしまいましたが、今度こそしっかり更新していきたいと思います。
いつもこんなこと言ってますが…(笑)、「開発の現場で学んだクルマ」について広めていかねば。


実は先日にスキー帰りに横っ腹に突っ込まれまして、あえなく代車生活です。


それで現在乗っているのがトップ画の車。(注:Skyactiveの前でであり現在は異なります)
さすがZOOM ZOOMしてて小気味良く走ってくれる車です。エクステリアもインテリアもデザイン良いし、同クラスの他の車と比べて造り手の想いが詰まってて良いなーと感じます。さすがだね、○ツダ。

ですが、それでもやはり今の日本車に共通している「ユーザーの声を聞き過ぎたがための間違い」を感じてしまいます。それは、“レスポンス”でなく“ゲイン”を上げてごまかし、結果として“リニアリティ”が損なわれているということ。

なんやそれ?という事で、下のグラフを見てみて下さい。



これはアクセル開度=踏量に対する実際のエンジンのトルクの出方=スロットル開度を表しています。他にもブレーキ、ステアリングなど基本の操作系に全て言えることです。

ドイツ車は操作系全てが、“操作≒入力した分だけクルマが動いてくれる”のに対し、
日本車は“最初は動きづらいくせに、急にグイっと動き始め、あとはあまり変化しない”のです。

これ、細かい微妙な操作をしようとするとどちらの方が運転しやすいと思いますか?
当然ドイツ車の直線タイプの方ですよね?
さらに厄介なのは、戻りの曲線が別のラインを描くヒステリシス曲線で有る事。
踏み過ぎた分だけペダルを戻しても、加速が止まらんのです。それは絶対におかしい。

今の代車に乗って感じたのは、
“アクセルをちょっと踏んだだけで勝手にクルマが飛び出して危ない!”
“ステアリング軽くゲインも高く、曲がりすぎて怖い!しかも手応えが無い!”
ということ。これは318との相対評価でなく、世界的な車の標準値に対する絶対評価です。

1.5トンもの重量物を高速で走らせることは、言うまでもなく危険なことです。
もしそれがドライバーの意図した以上の動きをしてしまったら、それは走る凶器になります。
“安全に”車を走らせるためには、“ドライバーの意思に忠実に”動かなくてはなりません。

ではなぜ日本車はこんな特性なのか?
それは大いに、「本当は元気無い=エンジンのトルクが無いのを“元気さ”を演出するため」という造り手の都合だったり、「加速しづらい」「なんだか止まらない」「ハンドルが回すのが辛い」というユーザーのリクエストに、良くも悪くも真摯に応えたため。


そこには、“クルマは本質的にどうあるべきか?”という哲学が希薄なのです。

確かにカスタマーインの製品は大事。
しかしユーザーのリクエストをそのまま採り入れては、その製品の方向性は発散してしまいます。

大事なのは、それを咀嚼し、「それってどういうコトなんだ?」と熟慮に熟慮を重ね、「クルマとはかく有るべきだ!!」というメーカーとしての哲学・ポリシーを磨き上げプロダクトアウトすること。それができていないメーカーの製品としての車は、触れてみて一発で分かります。軽薄です。そこが優秀なのはやはりドイツ車なのです。


よく、“日本社会のクルマに対するインテリジェンスは低い”と指摘を受けます。

それは、国民性だったり自らが生み出した製品ではないなどといった背景は有るにせよ、上に述べた様な原因も有ると思うのです。哲学・思想の無い車が氾濫し、スペックとしての数字は優秀で、ユーザーも造り手自身も「それってどういうコトなんだっけ?」という問いをやめてしまったんでは無いか、と。

小手先の便利さに人間は惹かれ、結果として怠惰になり文化的に後退するものです。
これはクルマに限らず全てのモノづくりに言えると考えています。
特にコモディティ化した分野の工業において、日本に斜陽の影が見えてきているのはそこが原因だろうと思うのです。


“本質はなんだ?”

変化する時代に合わせながら、その問いを常に投げかける事が大事です。


※ちょっと発散してしまいましたが…、もちろん日本車にも素晴らしい点は沢山有ります。
次回は代車の○ツダの○テンザを例にしてそんな事を書いてみます。
ちなみに今回の代車、最新のSKYACTIVEでは有りません。
それには大いに期待しているので、この車の正式な最新の評価は、いつかSKYACTIVEに乗った時に…



【関連記事】
“良いクルマ”とは? その2 ~ヒトにとって気持ち良い、BMWとドイツ車~
“良いクルマ”とは? その3 〜本質的な良さ、ドイツ車〜
“良いクルマ”とは? その4 〜内装・メーターに必要な要素〜
ブログ一覧 | “クルマ”について考える | クルマ
Posted at 2012/03/16 03:36:38

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この記事へのコメント

2012年3月16日 7:36
必要とされないからそうなっていくんだと思いますね。
日本のAT普及率からすると「クルマ」としての価値ではなく、「乗り物」としての価値が優先されるのでしょう。最近だとホンダのN-BOXとかいい例ですね。
クルマとしての本質なんて見ないから、数値だけで決めてしまう。
その中で販売していくメーカーとして、その方向に流れるのは当然だと思いますが、メーカーの個性(本質)が残っている会社というのは日本にはほとんどないかと。

その個性が少し見え隠れするメーカーには今後を期待してるんですけどね。
コメントへの返答
2012年3月16日 21:08
そう、そうなんですよ。
良くも悪くも「お客様至上主義」であり、リクエストが有れば採り入れ、言及の無い点はいらない、という考えも少なからず有ると思います。

しかし実際は声が上がらない=気にしない
でなく、声が上がらない=当然のこと
だからこそです。また、「ユーザーは気にしないだろう」などとユーザーを見下した判断がされることも有ります。
実際、同じ名前の車でも、欧州仕様はしっかりしていた…なんて事も有るには有るのです。そんな風にしてメーカーが勝手にユーザーをふるいにかけちゃってたらいけませんよね。

ちなみに…NBOXなども良いと思うんです。アレは日本のメーカーしか作れない“ライフスタイル寄り添い型の車”です。その辺もまた後日書きたいですね~。
2012年3月16日 7:40
マークXに乗ると心底同じ様に感じるわ。
アクセルもブレーキもサスの動きも遊びがないんだよね。
正確に言うと、加速、減速、旋回の全てにおいて同じ動きしかできない。
加速中の踏み足し、ブレーキコントロール、旋回中の姿勢制御全てにおいて微調整が出来ない。
これに慣れると走っていて考える事がなくなるって思ったわ。
ユーザを甘やかす方向の製品の進化って、最終的に市場にいる自分達の首を締めると思うんだけどなー
コメントへの返答
2012年3月16日 21:15
その通り!
使い手の可能性を広げる製品なら良いんだけど、単にラクさせるだけで有ったら、間違いなくユーザーのレベルは下がってしまってそれと一緒に製品のレベルも下がって…っていう負のスパイラルになると思う。

Tさんは顕著なんだよね…。マークXって素材事態は凄く良いのに、もったいない気がするよ。
2012年3月16日 8:30
レスポンスとゲインのグラフを見て10回くらい頷いた(笑).ヒッジョーによく分かる.アクセルもブレーキも,ドアの閉まる音ひとつとってもそうだよね.

「日本のメーカーには哲学・思想が足らない」というのは俺にとっても長年の持論.それは一般化すれば社会教育の問題でもあると思う.文系が理系よりどこか軽視されがちな日本の教育が全てを物語っている.「哲学なんか飯のタネにならない」というわけだが,本当は技術と思想とが高い次元で両立されていて,初めていいモノづくりができるはずなんだが.

その点で一朝一夕にドイツに追いつくことはできないが,日本には日本にしかできないクルマづくりもあると思う.既成概念のワクを突き破るようなクルマづくりができるのは,どちらかといえば日本の方.この点ではホンダはプロダクトリーダーだと思うし,マツダもロータリーを諦めないあたりに,その矜持を感じる.俺の評価するこの2社が,いつかドイツメーカーを呻らせる日が来ることを期待しているよ.
コメントへの返答
2012年3月16日 21:25
そうなんですよね!
哲学・思想が無いってのはクルマ業界だけの話でなくて、結局は社会教育とか歴史的な所まで言ってしまうんですよね。。。
さらに悪いことには、日本では益々真剣に討論し語り合うことが敬遠されつつ有ります。悲しいことです。

GTR開発の水野さんなどはまさしく、技術と思想が高い次元で両立された方で、だからこそ世界的に見ても特異で優れたあの様なモンスターマシンが生まれたのだと思います。

ホンダもマツダも光るモノを相変わらず持ってますし、トヨタも章男さんになってから段々と変わってきています。それぞれの社内の“夢を追い求める勢力”が“前例に縛られる保守”を打破して前面に出てくることを期待ですね!
2012年3月16日 11:44
はじめまして。
アクセル開度とスロットル開度の関係、おっしゃる通りですね。最近のクルマはどんなクルマでもスピード出ますからね。
同じようなことがブレーキにも言えると思います。いわゆる「カックンブレーキ」が多いと感じます。しかしそれは国産車に限らず欧州車も結構多いと思います。

哲学がないのはクルマに限らず、日本人全般に言えることなのかもなぁ、と思います。

ところで、伏字は必要ないんじゃないかと思います。思いっきりミエミエですし、、、(;^_^A
コメントへの返答
2012年3月16日 21:32
初めまして!コメントありがとうございます。
伏字に関しては…タテマエです(笑)

信号からの発進でやたらとダッシュしていく車を見かけますが、納得ですね…。
おっしゃる通りブレーキでも同様に言えますね。確かに欧州車も最近はカックンが多いです。パッドにメタルが入ってるので元来その気質が有ったところを一昔前はうまく制御してたのですが…。
“何はともあれ確実に止まることが大事!”という思想に変わったのでしょうか。VWは前からその傾向有り、新しい1&3シリーズもそのような印象です。ベンツはまだ留まってる印象です。

上の方のコメントでも触れてますが、哲学、さらに言ってしまえば主体性が無いのは国民病とも言えると考えています。なんとかせねばいけないのですが。。。
2012年3月16日 13:42
ちゃんとアクセルワイヤーでやってればここまで大げさにはならないと思うんだけどな。

アクセルがスイッチの車が多すぎるよね。
コメントへの返答
2012年3月16日 21:34
その通り!ワイヤーの頃は日本車も当然こんなじゃなかったんだけどね…(トルコンの滑りはヒドかったけど)。
確かに電スロのおかげでESCも出来るわけだし、エコ指向初め色んな可能性は有るんだが、それにおごってやりたい放題しちゃいかんよね。
2012年3月16日 22:08
はじめまして。
企業には金儲けだけでなく社会貢献という責任もあると思いますが、プロの視点でユーザーを正しい方向に導いて欲しいものです。
メーカー本体にクルマの本質を語れる人が今、ほとんどいないのでは?
マツダは、自社のクルマはこうありたいという理想を描き、スカイアクティブを展開し始めました。
メーカーのアイデンティティーとして「走る喜び」を掲げているので、大改革ができたと考えますが、
走りなんかどうでも良いというメーカーではこういった改良やカイゼンはなかなか進まない気もいたします。

CX-5には試乗していませんが、SKY化されたデミオとアクセラはリニアな動きに改良されていました。フルスカイの次期アテンザ・アクセラにはかなり期待をしています。

コメントへの返答
2012年3月17日 14:21
コメントありがとうございます。
やはりスカイアクティブ良いのですね!安心いたしました。
というのも、今回スカイアクティブ前のこの車に乗り、「マツダの走る喜びってこんな表層の概念だったのか?!」とショックを受けまして…。
マツダの社内でも、「我々の大事にする走る喜びとはなんだったんだろう?」という見直しが有ったのでしょうね。素晴らしいことです。私も早く試乗してみたいです。

メーカーにクルマの本質を語れる人が居ないというのはおっしゃる通りと思います。熱い想いを持って各メーカーに入社していった友人が何人も居りますが、周りはそもそも車に乗らない人も多く、ましてや車について語り合うなどと言う事はあまりないそうです。あくまでも“お仕事”です。
これは私の会社に於いても言える事でお恥ずかしい限りですが…。

プロの視点でユーザーを正しい方向に導く。
日本のメーカー全てがその気概で臨んでもらいたいですね。
2012年3月16日 22:23
はじめまして。
マレさんのような考えをもったエンジニアの方がメーカーにたくさんおられることを祈っています。
エンジニアといってもさまざまな職種がありますが、どちらの分野でしょうか?
私はエンジニアを目指し、途中で挫折してしまった人間なので、マレさんのような方にはぜひがんばってもらって、日本のクルマを思想のあるものに育てていっていただけたらうれしいです。

アクセルレスポンスに関しては、マレさんの考察のとおりだと私も思います。日本車のアクセルレスポンスは大体リニアでないので、私は嫌気がさし、ゴルフに乗り換えました。マレさんのようにうまく説明できなくても、そう感じている方はたくさんいるのではないでしょうか。
コメントへの返答
2012年3月17日 20:11
初めまして。コメントありがとうございます。
日本車のアクセルレスポンスの悪さは顕著ですよね。。。その点Golfを始めドイツ車は本当に素晴らしいです。今回の日記の感触を見ても潜在的にそう感じている人は多そうですね。私自身ホッといたしました(笑)。

私は某タイヤメーカーでテストドライバーをしております。私の会社の面白いのが、「テストして結果を出す」だけでなく「その結果を踏まえて良悪・達成度を評価判断し、設計と共に開発をしていくこと」であり、他の車メーカや部品メーカと大きく異なります。単なる“テスター”だけでなく“エンジニア”でも有るのです。

…が、率直なところそのメリットを発揮しきれておらず、ブログに書いた思想哲学の不足は恥ずかしながら私の会社&職場にも当てはまります…。

しかしそれにも働きかけを行っております。
それが変化に結びつき、カーメーカーにも波及していけばと、大きな夢を持ち仕事に望んでおりますよ。少し長い目で見て楽しみにしてて下さい!
2012年3月16日 23:09
お久しぶりです。

私は最近イタリア車に乗りかえたのですが、やはりデザインにしろエンジンにしろ、非常に作り手の心を感じます。
完全にノーマルですが、なかなか楽しませてくれるクルマです。
ブレーキは効かないし、2.5Lなのにインテより遅いし、クラッチペダルは時々戻ってこないし(笑)、欠点はたくさんありますが、純粋に走るのが楽しいです。
母のゴルフGTIも電子制御バリバリですが、自分の直感を妨げない程度に上手く制御されていて、こちらもなかなか楽しいクルマに感じました。
逆に、たとえばフィギュア練習に使ったト○タのアク○オとかはアクセルの反応は遅いし、急激な加速するし、足は接地感ないしで、あまり楽しくなかった思い出しか思い出せないです。
日常のアシとしての利用でしたら今の日本車で良いのでしょうが(実際、大半の人は気にしてないでしょうし)、これでちょっと温泉までドライブ!!って気分にはならないです。
若者の車離れも、乗って楽しいクルマが日本メーカーをみるとごく少数な現状を考えると、まあ納得できてしまいます。

日本のクルマも、見てても乗ってもワクワクしてくるようなものが出てきて欲しいものです。
コメントへの返答
2012年3月17日 20:39
アルファロメオ良いよね!147とGTとMitoと乗ったけど、デザインの色っぽさ、とろけそうなエンジンサウンド、ハンドリング至上主義な足回りとか、最高に楽しくなっちゃうよ!
 ああいうハートにダイレクトに響くエモーショナルさは日本車には絶対無い。タイプRなんかも楽しいけど、アドレナリン的な良さで有ってエモーショナルとは違う気がしてる。

Golfはねー、ステアリング制御も乗り心地もハンドリングも、“人を心地よくさせる”のが凄く上手いと思う。今のモデルはパワステも電動で“タイヤの感触を伝えてる”ワケでは無く人工的な感触なんだけど、すごくしなやかで良い。味付けが上手い。そのしなやかさが気持ち良く感じたなぁ。

日本車は…まさに指摘の通りだと思う(笑)
ただ、特にトヨタは86&LFA然り章男さんになってから開発の現場の雰囲気が変わってきてる。会社が大きいから直ぐに製品には現れてこないとは思うけど、ちょいと期待できるよ!
2012年3月16日 23:35
まあ信号ダッシュはいいね。
渋滞しないから(笑)
コメントへの返答
2012年3月17日 13:50
結局次で捕まるからあんま変わらないって(笑)
それに、自然渋滞の原因って無駄な加減速が交通の流れの中で増幅されて起こるから、信号ダッシュもしない方が渋滞しにくいよ。たぶん。
2012年3月16日 23:41
最近の日本車は酷いですよね。
踏んでも何も起こらないから踏み出すと、「ドンッ」と進む。
だんだん慣れてくるのですが、自分の車に乗るとアクセルの微調整が全然出来なくなっている。
怖いものです。

最新の車はわからないのですが、ばしこ氏のコメントにショックを隠せません。
どんなもんなんでしょう?
コメントへの返答
2012年3月17日 20:47
いやー本当にその通り。その通りなんだよ。
職業柄色んな車に入れ替わり乗るんだが、ドイツ車は運転始めた瞬間から普通に運転できるんだけど、日本車は慣れるまで100%カックンカックンしちゃう。
車両の限界を初見でトレースし易いのもやっぱりドイツ車なんだよね…。

マークXは俺も同じように感じてるよ。というかあの前後のクラスのはどれもそう。同じ“トヨタ味”。

ただクラウンだけは凄くイイのよ。
“長年のお客様”っていうベンチマークが存在するからじゃないかなぁと密かに思っとります。
2012年3月17日 0:29
根本の原因はある領域において日本の自動車メーカーは極端に技術力ないからだと思います。
人によってはコストダウンが原因でお金をかければ同等性能で販売できると言っていますが、
逆にコストかかってても性能低い領域も・・・

車を製品として販売してよい要件の基準はお客さんに文句言われない程度
良い車を知らないドライバーがあふれる日本市場において要件の値は低く設定され

ブレーキは大型クルマから小型まで流用
EPSモーターはなるべく小さくコストダウン

そういった環境では良い技術は生まれません。

タイヤメーカーにもあるでしょう・・・要件という妥協

そんな環境で作られた車はまれちゃんみたいな良いものが分かる人が集まるマーケットでは歯が立ちません。つまり日本車はヨーロッパでは売れません。

とある技術研究所は技術がないから研究しているのです。
まれちゃんみたいなエンジニアを欲しているのは事実です。

いろいろやりたいのでまた飲みましょう~
コメントへの返答
2012年3月17日 21:04
おぉぉ、お師匠さまコメントありがとうございます!さすが、リアルな内容ですね…。

要件はウチにも明確に存在します。恥ずかしながら、上に書いた内容も正にあてはまります…。
おフランスの某ビバ○ダムさんと比べると、確かに数値的には勝っている点が多いのですが、味付けの旨さや製品から伺える一貫した思想という点では、、、、、。
正直に言って悔しいですし失望した点も多いです。が、指を咥えてるわけにも行きませんので、ジワジワと画策しておりますよ(笑)

ところで最初に言及されてる“ある領域”がとても気になります。
ドイツ勢との大きな差は、
①人間の官能性という人間工学?面
②静的な代表値だけでなく、過渡域の研究
③ボディやアームなどの剛性体と、ブッシュやシートなどの弾性体との間のバランスの悪さ
でないかなーと勝手に思ってます。ドイツ車は③が上手で、入力に対し車の各所がバランス良く動いてる気がします。

ぜひ飲みましょう!
前回も実はこんなカガチトークもしたかったのですが叶わずでした(笑)
2012年3月17日 2:33
最大手が「免許をとろう」って言う時代だよ。
もうクルマの良し悪しの話じゃなくなってるんだよね。

マジョリティに対して、こんなクルマなら乗ってもらえますか?

て媚売るクルマ創り。

商売もそうだけどさ、
クルマ屋自体にも根性がないんだよね。

ツマンネークルマ作っても売れればそれで良し。

結局ツマンネークルマだらけで、若いのが免許イラネw
コメントへの返答
2012年3月17日 21:26
冷静に考えれば「ナンじゃそりゃ?!」って話ですよね(笑)。あのCMを最初見た時は驚愕でした…。情けない。

でも逆を言えばトヨタとしてもそれだけ危機感が強いのでしょう。現章男社長も、「クルマをつまらなくしたのも、ユーザーからクルマへの興味を奪ったのも、メーカーの責任である」おっしゃっておりました。

そんな社長の体制の元、(地味だけど)世界に誇れるLFA、現代の制約の多い中でも“楽しいクルマ”を復活させようとしている86など、変化が出てきています。
開発の現場もやや動きが有るんですよ。

茨の道ですし、すぐに大きな変化が有るワケでは有りませんが、少し長い目で見守っていて下さい。“楽しいクルマが溢れるニッポン”を目指して自分も頑張りますので!
2012年3月17日 18:49
初コメ失礼します。

僕には日本の車造りは「偏差値教育」をそのまま具現化したもののように感じられます。お受験の点数がよければそれで良し。カタログスペック重視、トルクの薄いエンジンetcそれらをごまかす各種セッティング。買うほうはカタログを飾る性能、偏差値を見て乗りもせずに選ぶ。上っ面の印象がよければ良し。そういう状況かと。教育から根本的に変えないとダメだと思うんですが、それって社会全体の価値観自体にも手をつけないといけないということでしょうね。

話はそれますが、フランス車も良いですよ。ドイツ車は想定している速度域が高すぎるかなとも感じるので。フランス車の方が日本の速度域に合ってるかもしれません。
と言いつつ我が家にはE46のMTがあるわけですが^^
コメントへの返答
2012年3月17日 22:31
コメントありがとうございます。

自分もまったく同じように感じておりますよ!
偏差値教育とは社会の価値観であり、それは日本人の農耕民族のDNAでも有り更には特に戦後の歴史から来るものだったりもします。戦前は日本もエネルギッシュだったのですが、敗戦を機に良くも悪くも牙を抜かれてしまいました…。

しかしそれも良い面も有るんです。
それは、明確な目標が存在しかつそこまでの道のりがはっきりしていれば、一途に突き進む素晴らしい才能です。欧米人には決して無い才能。
あとは少数で良いから、広いビジョンと豊かな想像力、そして強い決断力を兼ね備えた人が、その目標と道筋を明示できるリーダーになれば、日本は素晴らしい力を発揮すると考えています。私もそうありたいです。

実は私、フランス車は乗ったことが無いのです。そんな感じなのですね。。。乗ってみたいです! 確かにBMWも、田舎のガタボコ道を走るのは少々辛いです(笑)
2012年3月17日 20:56
はじめまして。

自分はこのアクセルの感じがどうしても馴染めずに318をからスロットルワイヤー式のアコードに乗り換えました。E46も良かったですけど個人的にはE90になってもっと良くなったように感じました。微妙なアクセル開度でもギクシャクしなくなった気がしました。

ブレーキの初期がカックンは速度域が高くなればなるほど、自分はありがたいと思いました。すぐに減速度が立ち上がる方が安全性を考えると最近の車の高性能化にはやむなしなのかなぁなんて思いました。

国産のメーカーすべてにあてはまるとは思いませんが現在の状況を作ってしまったのはコストと営業の意見を優先しすぎた故の弊害だと自分も思います。さらに言えば本質を見抜けるユーザーは本当に極少数ですから商売的なことを考えるとやむなしには思えますね。
ドイツ車は走行環境とユーザーがここまで育てられる土壌がありましたが、日本には無いと言わざる負えないのが仕方ないところですね。
コストの問題でスタビ外してでもオートエアコン入れるようなことをメーカーにさせたり、ミニバンなのにスポーツカーのような走行性能を求めたり、我々ユーザーにも責任があることをもっと噛み締めて欲しいと思います。

とはいえ技術者なのにMTに乗れない人がいる昨今なかなか難しい世の中になって来ているのは已む無しですが・・・
コメントへの返答
2012年3月17日 23:10
はじめまして!コメントありがとうございます。

私が乗ってるのは318i(E46)のATなのですが、アクセルに対するエンジンのレスポンスは良いのですが、いかんせんATのトルコンの滑りが多いのが頂けません(笑)。そこだけは不満ですね。

ブレーキは正におっしゃるとおりで、安全を考えると初期から立ち上がるのはある意味重要なんです。欧州車は昔からその傾向が有ります。メタルパッドを使っているのもそういった理由からですし。
しかし「最初はカックン」でも良いので、その後はやはりリニアで有った方が制御しやすいですし、そう有って欲しいなぁと考えてしまいます。

国産の現状に対する、メーカとユーザの責任は正にその通りと思います。私も同じように考えています。
ある意味でメーカーの死に物狂いな企業努力の結果なので、その過程の多くの努力には敬意を表します…が。
本文の最後の方にチラッと書いてますが、ユーザーもメーカーも「本質はなんだっけ?」と立ち返って考えることなく、目先の便利さや快適さに流れてきたのが一番の原因と思います。

私自身、クルマ業界に携わる人間として常に肝に銘じておきたいです。

話は変わりますが、プロフィール画にされてらっしゃる写真。私もその場所からの景色が大好きです(笑)。実家が鎌倉なもので湘南には一際思い入れが有ります。

プロフィール

「修行してきます」
何シテル?   05/15 06:31
クルマは人生を変えます。 何にも変え難いほど楽しくて、プライベートな時間を提供してくれるパートナーであり、オーナーを映す鏡にもなります。人の生活を豊かに...
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