この前、仲間内で話が出たのですけれど、
古い車で車両保険掛けている方って少ないですよね。
そう言う私も、今の前の保険代理店さんに任意保険を契約する時、車両保険も掛けようとしたら、
「済みません、この車では車両保険掛けられないですよ」
「と言いますか、まったく無理ではないですけれど、車両保険掛けても微々たる金額しか掛けられないでしょうね。」
「そうですねぇ、5~10万円くらいなら…。」
って言う様な感じでした。
5~10万円?????
ちょっといくらなんでもそれは酷いんじゃって、言ったのですが、まぁ、そんな感じでした。
そこで、他の保険会社も調べてみました。…が…、
○
通販系は全部瞬殺。全く相手にして貰えませんでした。
大体7~8年落ちより古い車は門前払いの様な感じです。
○ 国内の損保では…、
- 損保ジャパンのニーズ細分型保険、「
ONE-do」の協定保険価額(=時価額)と修理支払限度額の設定(全損・分損どちらでもOK)でも、万が一の修理に必要な金額にはちょっと心細い。
※「ONE-do」は募集終了で、現在は「ONE-Step」になっています。こちらに、車両全損修理時特約(読んで字の通り、全損になって、それを修理した時に支払い)を付けると、全損&修理をした場合、協定保険価額を超えた分の修理費用は50万円を限度として支払いがされますけれど、まずは全損扱いであることが必須(泣) 分損じゃ使えない…。
○ それじゃ、確か、クラシックカー保険って有ったよなって調べてみたら…。
-
エース損害保険株式会社 の
クラシックカー保険 には対象条件があって、乗っている車はその条件に合致するまでは古くない、年間走行距離だって条件の2,000kmは優に超えるので、自分の場合はこれも駄目。
う~ん、ってことで、結局、車両保険無し(微々たる金額しか掛けられないなら意味無いし…)で暫く乗っていました。
それから更に暫く経った或る時、高速道路に飛び出して来た小動物と接触して、修理費用が50万円を超えるような事態が発生します。勿論、全損ではありませんが、バンパー、ラジエター、インタークーラー、等々を純正新品と交換です。もちろん自腹です。
そんな折、私の乗っている車の様な、クラッシックカーと言うにはまだ若いけれど、でもちょこっと手を入れてあって、しかも同じ年式・グレードの中古車はもう殆ど手に入らず、仮に事故があっても同じような中古車に乗り換える事も出来ない、って言うような (保険会社にしたら面倒な?) 車でも車両保険を掛けられるよって聞きました。
古い車だって、事故に遭い、車の修理が必要になれば、修理費用が掛かる訳で、工賃は古い車だから新しい車より安いとかそんなこと全然ないですし、むしろ修理に必要な部品、特に純正部品は年々割高になって行くんですよね。ものによったら、もう純正部品が無いかも知れない。そうしたら、ワンオフでどこかに作ってもらうか、ありものをO/Hして直すか。一体幾ら掛かるやら…。
それに中古で買った車でも、ちゃんと整備費用掛けて整備して、チューニングもやって、現役バリバリ(古っ)で走れるようにするって事は、お金も掛かっている訳です。
最新装備? の搭載だって、してあったりする訳です。
それが、仮に過失割合 100:0 の事故で車が壊れても、僅かな車両保険の支払い金額を超えるような修理費用の見積もりが出た途端に、「残念ですが、これがお支払いできる上限です、○○万円です。」では、ちょっと納得出来無いじゃないですか。
古い車の車両保険、正直これは、どの保険会社でも、どの保険代理店さんでも、って言う訳にはいかないと思います。
代理店さんが古い車の事(相場やら希少の度合いとか、車両状態の見極めとかチューニングの事とか)を理解していないと厳しいですし、保険会社の審査・稟議だってあります。そこでは代理店さんの力量も影響するでしょう。車両保険締結前にユーザーが準備する書類だって割と多いです。
でも、一度この辺をきっちり準備して、保険の申し込みを行ない、目出度く、車両保険部分の審査・稟議も通過して、希望する金額の車両保険を掛ける事が出来たら、やはり安心感、全然違いますよ!
今は更新の都度、年に数万円ずつ、車両保険の支払限度額が減額(減価償却の様なものです)されますが、それでもまだ十分な補償金額です。
車両保険の締結後、
首都高を走っていて、フロントウィンドウに前車からの飛び石が当たり、フロントウィンドウを交換しなければならなかった時 も、車両保険が使えたので助かりました。(飛び石でのガラス破損は等級据え置き事故扱いなので、翌年度のノンフリート等級は据え置きとなりました)
改めて、現在の車両保険の支払限度額を見てみますと、国産乗用車で、初度登録から今年で20年経っていても、まだこの様に評価して貰えているんだ、という思いと、これからも労わって乗って、事故も起こさないように運転しようって思う次第です。
※実際に、古い車へ満足のいく金額の車両保険が掛けられるかどうかは、個別審査の結果次第です。
※サーキット、ラリー、ダートラ、ジムカーナ参加の時にも、車両保険で補償を受けられるようにする事も出来ない事はありません。保険会社さんにも依ると思うのですが、一時的に支払い保険料を増額して保障対象に含めてくれます。ただ、これをやっていると、(普段よりリスクの高い走行を行なう時だけに) 代理店さん、保険会社さんのリスクも増えてしまいます。その様な状況で実際に修理が必要になって、保険請求をした結果、翌年、(大元の)車両保険の引き受けを断られたら元も子もないので、私はやりません…。
※同様に古い車で車両保険掛けている方は、一応に安全運転の人が多い様子。しょっちゅう事故を起こしてて保険支払いが多い様な人は、結局、保険会社の見直しが入ってしまって、次の更新の時、保険引き受け拒絶になったりするから…。
以上、この前の雑談から、ちょっとブログに書いてみようかなと思って、書いてみました。
古い車を大切に乗っていらっしゃる方の参考となれば幸いです。
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Posted at
2012/03/18 18:13:09