まず、これだけの事故にも関わらず、事故発生後30秒で規制が開始され、更なる大事故につながらなかったこと、全焼した自動車を運転されていた方々も軽傷で済んで、不幸中の幸いでした。
ただ、産廃トラックの運転手、32歳、は、糾弾されるべきです。わき見をしていたという事ですが、どのようなわき見だったのでしょうか。
今回のトラック運転手ではありませんが、トラックを運転中に、漫画本を読んでいる運転手を何度か目撃したことがあります。漫画を読んでいる間は、前方・側方・後方を見ていないです。これもわき見ですが、自動車の運転がどれほど危険か全くわかっていないか、別にそれで事故を起こしたっていいやと思っているのでしょう。未必の故意だとも思います。
※ナンバーが確認できた時には通報しています。
この事故の映像を何度も何度も見直して、「この先渋滞」というときに、早く渋滞のお尻について、停車したい、と思う人がいるのかもしれないと思いました。
渋滞車列になっているときの、各々の車の車間距離も短いです。
メールチェックしたい、とか、タバコに火をつけたい、とか、お弁当を食べたい? とか、いろいろな理由を持っている人もいるのかもしれないです。
直線で渋滞ですから、もっと早くから減速開始して、車間距離もかなり多めにとっていれば、いくらかでも被害は軽減できたのではないかと思います。
私自身が都市高速で移動する際にも、やけに前車にぴったりと付けて、ストップアンドゴーを繰り返している車を多く目にします。
その昔、保土ヶ谷バイパスを毎日利用していた時には、完全にぴたっと止まってしまう渋滞の中で、新聞を読んだり、お弁当を食べ始めたり、漫画本を読み始める人を多く見かけました。毎日、毎日の通勤の中で、です。
私が、都市高速、高速道路に乗るときには以下のようにしています。
※信号のある、一般道路の渋滞では、条件が大きく異なると思います。
- 出発前に、
JARTICのサイト で道路情報を見て、自分が走る経路上の渋滞状況、周辺の渋滞状況を頭に叩き込む。少なくとも出発25分前、5分前の2回はサイトを見て、渋滞が伸びているか、縮んでいるかのトレンド、その原因も簡単に分析しておく。
- 朝の移動の際はラジオをつけて移動。出来ればAM、でなければFM。MP3とかは聞かない。渋滞情報、渋滞情報や緊急ニュースを把握するため。夜間の移動ではMP3とか聞いてます。
- 高速の入り口では、情報板を必ず見る。渋滞の位置、長さを確認。落下物や警備等の規制情報も確認。
- 高速に入ったら、
VICS や
DSRC からも情報を得る。聞き流さないで、ちゃんと理解する。
- 出発前や、途中の情報板、VICSやDSRCで知り得た渋滞の末尾と予想される500mくらい前の地点になったら、まだ渋滞が見えなくても速度を落とし始める。
- 渋滞最後尾、または、速度を落として走行している車が見えたらすぐハザード点滅開始。
- 以降、極力、渋滞末尾の車には、ゆっくり、ゆっくりと距離を詰めてゆく。車間距離はこれでもかというくらいとるようにして、なるべく自車は完全停車しない。
- 後続車が来るまでハザードはつけっぱなし。後方を兎に角よく見る。ノンブレーキで突っ込んでくる車がいるかもしれないから。
- ノンブレーキで突っ込んでくる車を発見次第、ブレーキランプをパカパカやってアピール。それに後続車が気付いていないようなら、秘密兵器点灯。
- 秘密兵器は、首都高のトンネル内で非常に有効。先日死亡事故のあったばかりの、千代田トンネル内、あそこもしょっちゅう渋滞する訳ですが、何度もこの秘密兵器で追突を免れています。本当は壁にうつったハザードの点滅をちゃんと認識していれば、ノンブレーキで突っ込んでくる、なんて事ない筈ですが、見てない人、漫然運転の人は、壁にうつったハザードの点滅に気づかないようで、コーナ抜けたところの渋滞にノンブレーキで突っ込んできます。
- だから渋滞の最後尾で止まることほど、危険なことはないです。コーナー抜けたところに出来てる渋滞の列で、前車にぴったりと自車を付けて、ハザードも点滅させず、制動灯も点灯していない、停車中に後ろも見ていない、なんていうのは自殺志願者としか思えない。
- 車間距離をあけて、停車しないようにするというのは、突っ込んでくる車との相対速度差を小さくできますし、いざというときに回避する空間も多く作れます。
- 後続車が来て、その車がハザードの点滅を引き継がなかったら、自分はハザードを点滅させたままにする。あと、自分の出しているハザードが、まだ渋滞に到達していない後方の車両から見えるように、自車の軸と自車の1台後ろの車の軸をずらして走行。自社の前方の車間距離は極力長いまま保持。
これ、渋滞吸収理論の活用でもあります。
以上、毎日、毎日、都市高速の渋滞箇所を通行していて、自衛のために心がけていることですが、皆様のご参考となれば幸いです。
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Traffic Safety | クルマ
Posted at
2014/10/19 23:29:26