自動車の修理に中古部品を使ってみよう
CO
2削減に有効なのは、ハイブリッドカーや省エネカーだけじゃない。
興味深い記事がありました。
いずれ新聞社のページは削除されてしまうと思いますので、ちょっと張り付けちゃいます。
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CO2削減量数値化 中古部品で車修理 『エコ度』一目
自動車の修理にリサイクル部品を使った場合の削減可能な二酸化炭素(CO2)排出量を数値で示す「グリーンポイントシステム」を、業界団体と早稲田大学の研究所が共同開発した。リサイクル部品を使えば、新品を使った場合より、CO2排出量も価格も低く抑えられる。業界では「地球温暖化の防止に一役買うことが、はっきり数字で見ることができれば、利用も増えるのでは」と期待を込めている。 (熊谷通信局・柏崎智子)
このシステムを始めたのは、自動車解体業者の連合組織「日本自動車リサイクル部品販売団体協議会」(JAPRA)で、早稲田環境研究所(社長・小野田弘士早稲田大学准教授)と共同で開発した。
車をばらばらに解体し、ねじ一本からエンジン、ドアなどあらゆる部品について重さや素材を調べた。その上で、新品の部品を製造する過程で発生するCO2量と、廃車から取り外して洗浄などを施し、リサイクルした場合に出るCO2量を算出した。
その結果、例えば乗用車のエンジン交換にリサイクル部品を選ぶと、一般家庭が一カ月に出す量に相当するCO2が削減できることが分かった。
結果を蓄積したデータベースが五月から稼働。解体業者が自動車修理工場から部品の注文を受けると、データベースと照らし合わせ、納品書などと一緒にCO2削減量を示せるようになった。協議会では、工場が一般の顧客にも情報提供することで、リサイクル部品の利用について理解を広めてほしいと期待している。
JAPRAによると、米国では修理などに中古部品を使う率が30%に上るが、日本ではわずか3%と推定されている。
環境への負荷の低い物品購入を促すグリーン購入法の対象になってはいるが、リサイクル部品の普及ははかばかしくない。
システムの開発にかかわった解体業者「ユーパーツ」(埼玉県熊谷市)の清水信夫社長は「世界一の自動車を生産する日本だから、リサイクル部品も世界一の水準。物を大事にする気持ちで、関心を持ってほしい」と話している。
解体業者がつくるリサイクル部品販売団体は全国で十五グループあり、そのうち十三グループ、約五百社がJAPRAに加盟している。
(
東京新聞)
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グリーン購入法トップページ
> 循環型社会の形成のためには、「再生品等の供給面の取組」に加え、「需要面からの取組が重要である」という観点から、平成12年5月に循環型社会形成推進基本法の個別法のひとつとして「国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律(グリーン購入法)」が制定されました。
Posted at 2009/06/16 00:04:39 | |
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